龍と俺と憎悪と愛
私は悪魔だが悪魔が嫌いだ。
もちろん理由はある。それは私が悪魔達に裏切られたからだ。
私は龍だ。長い時を生き、その魔力はとてつもないものになっていた。
だが争いは嫌いだった。
自分の力になんて対して興味はなかったし、対して興味もないやつらに構う時間なんて私にはない。
もちろん降りかかる火の粉は払う。私自身、気に食わないやつらはすぐ食ってやった。
そんな私にも趣味があった。それは綺麗なものを見ることだ。
はじめて綺麗だと思ったのは、私のことが見える人間が捧げてきた青い宝石だった。
一目見た瞬間から目を奪われてしまったのだ。そこからその青い宝石以外にも綺麗なものがあるのではないかと探し回ったがうまく見つけることができなかった。
だから弱い悪魔達を守る代わりに、綺麗なものを取ってこさせた。
悪魔でありながら、おかしな趣味だと他の悪魔に言われたこともあったが、そういうことを言ってきた奴は全て食った。
宝石を持ってきた奴や、綺麗な星空を見せてきた奴もいた。
弱い悪魔にとってもわたっしにとっても利のある約束だった。呪いで縛ってやろうとも思ったが、そうすると差し出せなくなった弱い悪魔に罰が下ることになる。
弱い悪魔達のことが大事なわけではなく、単純に人手が減るのは困ると考えたから。
「今日は綺麗な花を見つけました。お納めください」
「今日は綺麗な形をした果実を見つけたんですよ」
「今日は綺麗な景色を見つけた」
「今日は綺麗な石を見つけました」
「今日は綺麗な星が見える場所を見つけたのです。見に行きますか?」
100体を超える悪魔達が毎日私に様々な綺麗なモノを見せにくる。どれもこれも私の満足するようなモノではなかったが。
どれだけ探してもあの感動が見つからない。余りにも長くこの時間を過ごしていた。
もう一度味わいたい。どうしても。
この長い時間が苛立ちを生んでいた。
その苛立ちは周りへの注意を疎かにしていた。その苛立ちを見抜いていたんだろう。
正攻法などで私は倒せない。
だからやつらは私を倒すのではなく、力を奪い、封印することを目的としていた。
私ほどではないが、ある程度力を持ったやつがこいつらを誘惑し、方法を考えたのだろう。
なんて言われたのかは知らないが、もっと力が欲しくないかとかそういったことだと考えられた。
私は奴らの策に嵌った。多くの悪魔と力を持ったやつが作り上げた魔法。
いつもの私であれば気づいていただろうし、やつらは更に用心深く魔法を一気に発動させるのではなく、段階を踏んで発動させていた。
そして最終段階に入った時、私の力は奪われ、封印された。
「あなたに魔法を仕掛けるのはとても難しいと踏んでいましたが、意外とそうでもありませんでしたねぇ」
私に守られていた悪魔達を誘惑したやつはどうやら吸血鬼の一族のある程度名のあるやつだったようだ。
とうに名など忘れていたが。
「それにあの雑魚悪魔達も随分うまくやってくれた。褒美を上げなくてはねぇ。ああ、安心してください。あなたはこのまま眠っていただきます。まだまだ力を頂かなくてはいけませんから」
その気持ちが悪い笑みを今すぐにでもぐちゃぐちゃにしてやりたいと思ったが、もうそれが行える力は残っていなかった。
そうして私の意識は無くなった。
次に目を覚ましたのは、数百年たった後だった。
目の前には中性的な人間に見える存在だった。だがその力から見るにどうやら神のようだ。
私が封印される前から神は存在していたが、あまり表には出てこないものだったので、実際に見るのは数回程度だ。
それに神だからと言って、当時の私より強かったかと言われればそうではない。
ただ使う力が悪魔と違い、魔力ではないため対策はしづらかっただろうが。
だが目の前にいる神は相当の力を持っていそうだった。
今の力をほとんど失った私にとっては何百人いても勝てはしなさそうだ。
「私は最近この地に来た神なんだが、まさかこんなところに封印されている子がいるとはね。大丈夫かい?」
そういって差し出して来た手を振り払う。
「この地にいた悪魔はどうなっている。私はそいつらを殺したくて仕方がない」
神は顎に手をあてて、考えるように言った。
「君は君を封印したものたちを探しているのかな。だがそうだとすれば残念だね。私がこの地に来た時には君を封印するほど強い力を持っている悪魔は存在していなかったよ。もう既にどこか違う場所に移動しているだろうね」
「ならば見つけ出して殺すまでだ」
「まあまあ落ち着きなよ。君の力は前は相当なものだっただろう。わざわざ悪魔が食べずに封印なんてするんだからね。だけど今はそこらへんの悪魔と変わらないよ。だから今は君の力を戻す方法を考えるとしようじゃないか」
なんだこの胡散臭い神は。ずっと笑顔なのが更に胡散臭く見える。
だが今は一人では何もできないのも事実だ。
今の力で一人で活動すれば、適当な悪魔が敵意を向けてきた時点で食われてしまう。
だがこの胡散臭い神を信用できるのか?裏切られたばかりの私はこの出会ったばかりのやつを信用できるわけがない。
「信用できるわけないだろう。力を失った私を助けるメリットがどこにある?」
「メリットならあるさ!私はまだまだここに来て時間が浅いからね。この地で友を作っておくことは今後必ず役に立つだろうからね。それにね君を助けておいて、恩を売っておけば力が戻った時に私を助けてくれるだろうからね」
神はそういったが、本心かはどうか分からない。だから私はこいつを利用する。
助けてもらったなどとは思わない。力が戻ったとしてもこいつを助けはしない。
むしろこいつを食って、力を奪ったやつらを殺しに行く計画でも立ててみようか。
だが私はあの悪魔達のように騙し打ちなどしない。
「良いだろう。私はお前を利用する。いざとなればお前を食って力を奪ったやつらを殺しに行く」
「うんうん、それでいいよ。私の名前は___________だ。君の名前はあるのかな?」
「名乗る名前はない。好きに呼べばいい」
実際には呼ばれていた名があった。だがあの悪魔共に呼ばれていた名など今では不快極まりない。
「そうかい。名前については今後決めていこうか。さて今は私は生活する場所を決めよう思っているんだ。君も生活することにだろうからね、共に決めようじゃないか」
そうしてこの胡散臭い神と見つけたのがあの神社だった。
神社には人間もいなければ、手入れもなにもされていないようで雑草やらが沢山生えていた。
神は自分の居場所が見つかったことを喜んでいたが、同時に掃除するのは大変そうだ。
力を使えばすぐに終わるというのに、何故か手で掃除しているから全く終わる気配はなかった。
だからと言って手伝う気は全くなかったが。
そうして長い時がたち、この場所にもほかにも4体の悪魔が住み着いていた。
あの胡散臭い神が拾ってきたらしい。
私の力が戻る方法は見つかっていなかった。
力を奪った悪魔共の居場所は大方見当がついていたが、奪われた力を奪い返すだけの力を手に入れる方法がない。
私より力の低いやつらを食ったところで対して力にはならないし、そもそも神が暴食を許さなかった。
変に悪魔に優しい奴だ。
そんなときに現れた人間の子がいた。その人間の子はとてつもない魔力を備えていた。
これは好都合だと思った。この子を食えば大きな力が得られ、復讐が出来ると考えた。
だがその子から私たちは呪いをかけられた。彼と友になるという呪いを。
まさか悪魔の私たちが人間から呪いをかけられるとは思わなかった。
悪魔が呪いをかけるときは、必ず互いの了承が必要だ。だが人間の子にかけられた呪いに私達は了承した覚えはない。
私は長い時を生きているが人間が悪魔に呪いをかけるということ自体初めてだったため、前例がなく、呪いをかける条件が違うのだろうかと考えたが、未だに詳しいことはわかっていない。
まあもう考えること自体していないのだが。
この出会いが、霊耶と出会ったこの日が僕にとって一番大切な日になったのだから。
人間の子はあの日からずっと神社に来ている。
それからは私たちはこの子の力を使い、人間にとって悪性が強い悪魔を見つけては狩っている。
他の人間はどうでもいいが、この子にとって危険なのはダメだ。力を持ってはいるがその使い方を知らない。
力の使い方を教えようとしたが、神と影は反対した。力の使い方を覚えると悪魔達に近づきすぎて、人間との関係を築きずらくなるとのことだった。
今更そんなことを気にするのかと思ったが、何か言い返されても面倒だ。
とにかく今はこの子を利用して、力を大きくしなければ。
そうして数か月、力を集めた結果裏切り者どもを分散させれば殺せるほどの力が溜まってきた。
のうのうと生き続けている奴らを絶望させてやる。
やつらはどうやらこの人間たちが日本と呼んでいる地から外のルーマニアという地に移動しているようだ。
封印される前に聞いたことがあるが、どうやら吸血鬼の一族にとっては意味のある地らしい。
私は人間の子を背に乗せて、ルーマニアに向かった。
空を飛びたいというのと、もっと外の世界を見てみたいと言って聞かなかったから仕方なく連れて行くことにした。
家に手紙を置かせてほしいといったから一度棲み処に寄ってからすぐに飛んだ。
ルーマニアに入ってからはすぐに行動をはじめなければならない。
この子の力が近づいてきた時点でやつらは気づいているだろう。
だからこの子を囮にする。
私は力を抑えることで隠れ、この子に近づいてこようとする悪魔を狩り続ける。
封印される前では考えられないようなことだ。そもそも悪魔は自分の力を隠さない。
自分の力を誇示し続け、他の悪魔達を従えたりするやつが多い。
だからこそこの囮は成功した。あの時私を騙したクソ野郎どもを騙し返して食う時は最高だった。
「卑怯者があああああああああああああああああ」
どの口が言っているのか。私にやってくれたことを返してあげただけだ。
私を騙した悪魔たちは面白いように釣れ、食い放題になっていた。
流石に順番に来るわけではなく、少しずつ数が減らしていくと異変に気付いて一度に来る数は多くなってきたが、その時にはある程度力を取り返せた。
それにどうやらこいつらは私の力をそれほど多く持ってはいないようだった。すべてを集めても3割から4割といったところだろうか。あとの力はやはりあの吸血鬼だろう。
例えこいつらが群れとなって吸血鬼すらも裏切ろうとしたとしても、返り討ちにできるようにしていたのだろう。
裏切り者どもを全て食い終わった後、人間の子と私は夜空を見ていた。
「龍さん、ここまで連れてきてくれてありがとね」
この場に私は1週間ほどこの子を連れまわしている。この子はどこでも寝るし、ずっと呪われた森を一人で散策していた。
実際一人で呪われた森を散策してくれたことで、囮としては最高の役割を果たしていてくれたためとても助かった。
「礼を言われる覚えはない。私は友として、お前を楽しませる義務があるだけだ」
「友達に義務なんてないよ。それに龍さんが持ってきてくれたご飯も美味しかったし」
人間の子には食料が必要なため、私がそこらへんの食べられそうなものを店から取ってきた。
「私にはまだやることがある。ここらは大方は安全になっているだろうが遠くにいけば分からん。何かあればすぐに逃げろ、いいな」
私は最後に、吸血鬼を殺しに行く準備をしていた。
呪われた森の奥に人間たちには見えない城がある。
厳重に守られているようだが、そんなのは関係ない。むしろここにいますよと宣言してくれて助かるくらいだ。
さっさと終わらせよう。やつももう既に私がここに来ていることは分かっているだろうが、自身の拠点で準備を重ねて待ち構えているのだろう。
「分かったよ。何やるのかはよくわかんないけど、頑張ってね」
と言いながら、人間の子は私に近づいて私に触れた。
そうすると私にいつもよりも多くの魔力が分けられた。いつもは何もせずとも供給されている魔力が直接触れることで多く供給されたようだ。
「…………感謝しよう。すぐに戻る」
私はすぐに飛び立ち、吸血鬼の城へ向かう。
黒を基調に、赤色での装飾が散りばめられているその城は魔力での障壁などが張られていた。
だがそんなのは関係ない。
ぶち破る。
人間の子から力をもらっていなければ、障壁に力を使いすぎていただろう。
障壁を抜けると、やつがいた。城の中に籠っているかと思ったが、外に出てきていたようだ。
「引き籠りの吸血鬼がよく外に出てきたな。探す手間が省けて助かった」
「いえいえ、感謝をされるようなことではありませんよ。私はただ城を壊されたくなかっただけですからねえ」
黒く長い髪に、血のような赤い目をしていていかにも吸血鬼と分かるような外側が黒く内側が赤いマントをした若い男は私にとって、不快な声と表情をしていた。
よく見ると私の力を奪った影響か肌の一部が龍のように変化している。
「貴方から頂いた可愛い部下たちがここ最近いなくなっていたようですが、やはり貴方でしたか。かつて自分の部下たちに酷いことをしたとは思わないのですか?」
私を煽って、以前のように苛立たせようとしているのだろう。
だがそんなもの関係ない。
「あいつらに対しての思い入れなどない。私の欲すら満たせず、私を裏切ったクズどもだ。
むしろ食ったときの悲鳴や憎悪の心が気持ちがいいくらいだったよ。それにお前の話を聞くつもりなどない。すぐに終わらせてやろう」
私はすぐに攻撃を始めた。
最初は様子見などしない。初めからやつを壊すつもりで魔力で砲撃する。
やつも相殺目的で弾丸を放ってくる。私の砲撃はやつの弾丸を貫く。
驚いた顔をしながら障壁を張るが、衝撃を抑えられず、吹き飛ばされていく。
私の力がやつの想定よりも上だったというのもあるだろうが、私が考えていたよりも、やつの力が弱い。
力をセーブしている?使わない理由があるのか。または使えない理由があるのか。
「どうした。私の力を奪っておいてその程度か?」
「舐められたものですねえ。ならば私の力を見せてやりましょう」
吸血鬼と龍が歪に混ざったような翼を出し、私にとてつもないスピードで突進してくる。
咄嗟に障壁を張ることができ、受け止めることができた。
ただの突進ではなく、吸血鬼としての血の力で障壁を侵食しつつ、龍の力で障壁をこじ開けようとしていた。
このまま受けきることは不可能だと判断した私は、障壁をこちら側から解除するのと同時に、やつを後ろへそらす。
やつはそのまま受け流される。
そうしたやつの顔は龍の鱗からひび割れ、崩れていた。
そうか、やつの体は龍の力に適応できていないのか。
私はその様子を見た瞬間仕掛け、やつの四肢に翼から作り出した刃を繰り出し、やつの四肢をもいだ。
「無様だな、私の力を奪っておきながらその体耐えられないとは」
私はやつを見下ろしながら、とどめを刺しに行く。
そうするとやつは狂ったように笑い出した。
「フフ、ハハハハ!力を奪ったとはいえ、龍が人間ごときから力をもらうとは!他の龍とは違い、龍としての誇りも矜持もないようですねえ」
やはりこいつ気づいていたか。そしてこいつも人間の子を狙っていたようだ。人間の子を力を奪うことで、体の強化にでも当てようとしたのだろう。
「何が綺麗なものを集めているだ。お前のような醜い心を持った悪魔にそのようなものが見つかるわけがない!お前は龍などではない。汚らしい悪魔だ!」
そう笑い叫んだこいつを私はすぐに頭を潰した。
そして残った体を一心不乱に食い荒らした。胸がすく思いだ。
そうしてヤツが消え失せた後、私の力が完全に戻り、力を失った城は消えた。
全てを潰し終わった後、私は血に塗れている。
そうして人間の子のところに戻る前に水のあるところに行こうと振り返ると、人間の子がいた。
この姿を見られてしまった。彼と友でいるというのが契約の条件だ。
その契約を果たせなくなるのであれば、力も取り戻したならこいつを食い、力を奪ってやろうかと考えた時、彼の顔を見て冷静になった。
それは彼の顔が全く怯えた顔をしていなかったからだ。
私が殺した吸血鬼の言葉を思い出す。感情のコントロールができず、憎悪の心がこの長い時で成長しすぎたのかもしれない。
「何故私を恐れない」
「龍さんは悪い龍じゃないから」
あまりにもその目は真っすぐでその目から目を離せない。
「それに龍さんはいっつも綺麗だから、ちょっとくらい汚れてても関係ないよ」
その言葉とその笑顔に、私はあの時の感動を思い出した。
私が見たかったもの。私が欲しかったもの。綺麗なもの。
この子の心は私が求めていたものだ。
そうして私は彼をずっと見ていたいと思った。
そのためには彼がどこかへ行かないように、そしてその心が変わらないようにしなければならない。
ならば監禁や拉致はダメだ。
彼自身が私から離れないようにしなければ。
そう考えた私はまず人に変化し、あらゆる書物や資料を見て、彼が好むような姿など様々なことを勉強した。
まずは彼よりもほんの少しだけ年上の姿。人間でいう12~14歳程度の女の姿。身長は余りにも高いと男はよくないらしいので、身長は彼と同じくらいして、髪は蒼くや目は金にして、龍の姿のときと同じにした。
話し方も変えなければならないだろう。この僕っ子?とやらがどうやら流行っているのだと書物には書いてあった。
服やアクセサリーも勉強した。元々綺麗なものが好きだった私にとってはそちら側の勉強は退屈しなかった。
そうして彼にこの姿を見せたとき、彼は驚いていたが、とっても綺麗だと喜んでくれていた。
「龍さんって名前はないの?影や神様たちはないって言ってたけど」
「僕?僕はあったけど、あんまり好きじゃないんだよね」
そういうと霊耶は少し不満そうにした。悪魔にとって名前はそんなに重要なものじゃないから。
それにこの名を最後に呼んでいたのはあの裏切った悪魔共だ。あまりいい思い出じゃない。
「ああ、そんなに不満そうな顔しないでよ。別に教えないってことじゃないからさ」
その言葉を聞くと、すぐに不満そうな顔は一転して、早く教えてといった顔になった。
うん、とってもいい顔だ。
「僕の名前はテュフォンっていうんだ。あんまり好きじゃないけど、まあ霊耶が呼びたいっていうんなら別にいいよ」
そういうと今後は少し考えるような顔して、何かを閃いた。
「じゃああだ名で呼ぶのはどう?そうすれば少しは良くならないかな」
あだ名。確か人間たちが本名以外で呼ばれる通称だったか。
それはいい。霊耶に名をつけてもらえるということだろう。
私はすぐに了承し、霊耶の反応を待った。
「じゃあテュテュにしよう。名前も近いし、響きが可愛いし綺麗な感じがする」
「テュテュかあ。いいね、僕はこれからテュテュだ」
嬉しい。この子がくれた名。僕とこの子を繋げるものがまた一つ増えた。
あの時くれた感動と恩を、そして僕を満たしてくれた幸せを僕はこの子に返そう。
こういう時人間は何て言うのだったか……
ああ思い出した。
僕は霊耶の隣に立ち、彼を愛している
悪魔と俺と願いと呪い @Etostar
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