モモちゃんを修理するため、私たちは一生懸命頑張ります☆!

――翌日――


「う~ん、よし☆! 今日から魔法もまた無事に使えるし、モモちゃんを直すのに役立てなきゃね♪」


「おっ♪ アリシアかなり気合い入っているわね♪」


「もちろんです☆! だってミナちゃんを凄く喜ばせたいから♪」


「うんうん、だよね♪ 私も同じ気持ちだよ♪」


 そして翌日、ポーションを飲んで体もしっかり休ませた私はマリア先輩と共にモモちゃんを直すためとても気合いを入れていたの♪


「ふふっ♪ 弟子2人がこうして何かを一生懸命頑張ろうとしているところを見ていると何だか凄く嬉しいし、師匠としても鼻が高いってもんだね♪」


「「あっ、師匠♪」」


 私とマリア先輩が気合いを入れていると、師匠も遅れてやって来たの♪


 師匠どこかとても誇らしげな表情をしていたね♪ 何だかすっごく嬉しいな♪ 私とマリア先輩は師匠が誇りに思える自慢の弟子です♪


「何か私に手伝えることはあるかしら?」


「う〜ん……、それじゃぬいぐるみ用の新しい綿を買ってきてもらおうかな♪」


「うん、いいよ♪ ぬいぐるみ用の新しい綿ね、了解♪ あと……、私も少しぐらいは縫ってみてもいいかな……?」


「う〜ん……、少し考えてみようかな♪」


 マリア先輩がかなり悩んだ末の決断だということが見てて分かるわね……。


「ほっ、本当に!? ぜっ、絶対に約束だからね☆! 私もちょっとは縫ってみたいんだから♪」


「はいはい♪ 約束は必ず守るから安心してね♪」


「やった♪ それじゃ、楽しみにしてるからね♪」


「うん、行ってらっしゃい♪」


「あはは……」


 家事や裁縫関連になると、こうしてさっきみたいに師匠と弟子の立場が逆転しちゃうんだよね……。


 師匠はマリア先輩の頼みでぬいぐるみ用の新しい綿を買いに行くことになり、それと同時にモモちゃんをちょっとだけ縫ってもらうことも約束し、どこかルンルン気分な感じでそのままぬいぐるみ用の新しい綿を買いに行ったの♪


 今の師匠、何だかとっても可愛く見えるかも♪


「それじゃ、モモちゃんを直すのそろそろ始めよっか♪」


「うん、そうだね♪」


 師匠がぬいぐるみ用の新しい綿を買いに行ってる間、私とマリア先輩はモモちゃんを直すのをそろそろ始めることにしたの♪


「まず最初は綿を取らなくちゃね♪ これは私が魔法を使って取ろうと思うわ♪」


「はい、分かりました♪」


 まず最初にマリア先輩が魔法を使って綿を取ることになったの♪


「それじゃ、行くよ♪ 綿よ、モモちゃんから出ておいで♪」


 もふもふ……、もふもふ……、ポンッ☆!


「はい♪ これで綿の取り出し完了ね♪」


「凄い☆! 綿が自分たちから一瞬で出て来た♪ マリア先輩流石です♪」


「ふふっ、まあね♪ これぐらいお手の物よ♪」


 マリア先輩が魔法を使うと、モモちゃんの中に入っていた綿は自分たちから一瞬で出て来たの♪


 やっぱりマリア先輩はとっても凄いな♪ 流石私の憧れの先輩です♪

 

「次に汚れはどう取る?」


「それは私に任せてください♪ 魔法で汚れを取ろうと思います♪」


「おっ、いいね♪ それじゃお言葉に甘えてアリシアにお願いしちゃおうかな♪ アリシアの魔法とっても楽しみだよ♪」


「はい、ありがとうございます♪」


 そして次にモモちゃんの汚れた部分を私の魔法で取ることになったの♪


 汚れを取る魔法はちょっとばかり自信があるんだよね♪ だってこの魔法凄く特訓したんだもん♪


「行きます☆! ウォータークリーン☆!」


 プクプク……、ピチャッ♪ バシャ、バシャ♪ ギュイ〜ン、ピシャンッ☆!


「うん、これでよし♪ 多分これで汚れはバッチリ取れたと思います♪」


「凄いじゃないアリシア♪ 汚れも完璧に取れてモモちゃんがとてもピカピカになるぐらいキレイになっているね♪」


「はい、ありがとうございます♪」


「それに見たところ、洗剤のとても良い香りもしていて洗いもバッチリ完璧みたいだから、これなら洗濯の心配もなさそうだね♪」


「本当ですか!? やった〜♪ 無事に魔法が成功出来て良かった♪」


 私はキレイにしてくれる魔法であるウォータークリーンを使うと、汚れていたモモちゃんの体は見る見る内にキレイになっていき、更に洗濯もバッチリ完璧にこなしてくれていたの♪


 無事に魔法が成功出来たことにマリア先輩から褒められてすっごく嬉しいな♪ 猛特訓した甲斐があったね♪


 

「ただいま〜♪ ぬいぐるみ用の新しい綿を買ってきたよ♪」


「あっ♪ 師匠お帰りなさい♪」


「お帰り、師匠♪」


 それからしばらくして、ぬいぐるみ用の新しい綿を買い終えてきた師匠が帰ってきて、その後私たちはモモちゃんに新しい綿を入れたり、一部縫ったりして今日はひとまずここで終えることにしたの。


 とりあえず続きはまた明日だね♪ 約束通り、師匠にもちょっと縫ってもらったけど、中々思うようにいかずあわや大惨事になるハプニングもあったけど、それでもかなり進んだしとっても楽しかったかな♪ 待っててね、ミナちゃん♪ モモちゃんを直して必ず完成させるからね♪

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