応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • プラネタリウムは光らないへの応援コメント

    月並みで申し訳ないですが、とても、とても良いお話でした。

    作者からの返信

    お返事遅れまして申し訳ありません!

    すごく嬉しいです。いい話と言っていただけることって、作者にとってとても幸せですね。
    本当にありがとうございます🙇‍♀️


  • 編集済

    プラネタリウムは光らないへの応援コメント

    本庄さんを信用して、私の思ったことを全部ぶちまけます。

    う~ん……。
    馬鹿には難しいお話でした。3回読みました。
    残念ながら3回読んでもたぶんよくわかってないと思います。

    最初に読んだ感想は「う~ん? 本庄さんってこんなのも書くんだ?」でした。とにかく「静かな作品」という印象。本庄さんの書かれる作品はもっと登場人物たちが好き勝手暴れる(物理的にだけではなくあらゆる手段で)印象がありました。

    でも、小説というのはその時々で感想が変わることもよくあるもので、2回目に読んだ感想としては「本庄さんって時々こういうの書くよね。まあ書きたかったんだろうな」でした。静かな作品に見せかけて本当は、言いたいことや表現したいことを抜かりなく仕込んでるような気配を感じ取りました。

    そして3回目の感想は以下の通りです。
    「Oh Beautiful And Fine Girl Kiss Me !」というフレーズを高校の地学の授業で習いました。でもこれだけ覚えていても何の役に立たないのだということに気付きました。星が好きなわりにミンタカを初めて知りました。調べてみたらもう存在しない可能性があると知ってショックを受けました。

    なんだろう、茅原さんが低い声で話すのにこだわる理由とか、星を平等に光らせたい理由とか、ラストの一文とかに、いちいち涙腺を刺激されて、読み終えたあとに「……で、何の話だったっけ? (タイトルを見る)そうそうゲーミング・プラネタリウムの話だったか……ゲーミング・プラネタリウム!? なんだそれ!?」って毎回なるのをやめたい。この作品を1回読んだだけで「わかった!」ってなるのは相当頭のいい方ですよ。

    それというのもこの作品、(作者様自身はわかっているでしょうけれど)いろんな要素が絡み合ってるんですよね。表面だけ見ると主人公がクセのある後輩を指導してゆくお仕事物?だし、もう一歩踏み込めば大切な人を失った人同士のヒューマンドラマだし、さらに踏み込むと星座の話、天文学の話、はたまたプラネタリウムの技術的な話まで。調べたのか元からご存知だったのかわかりませんが、結構マニアックな話をしているのでは?という印象でした。
    そういうわけで、深く潜ろうとすれば何層にも深く潜れてしまう、だから1回読んだだけでは理解が難しいのだな、と自分に言い聞かせました。

    二人の会話も独特で、たとえばラノベによく出てくるような会話なら、登場人物たちが読者にもわかりやすく状況説明をしてくれたり、今起こっている出来事の意味合いを説明してくれたり、そんな感じだと思います。
    でも、『ゲーミング・プラネタリウム』はサラッと読んでスルッと理解できる感じではないんですよね。読者が主人公と茅原さんとの会話の中から意味を拾って繋げて理解しなくてはならない。二人の会話の中から意味を読み取らなくてはならない。気を抜くとおいてけぼりになってしまう。しかも「私と同じ思いをしたことないくせに」って突き放してくる。たしかにわからないなって思いました。そういう意味でも正しく理解するのは(少なくとも私にとっては)難しい作品だなと感じました。

    最後にもう一度作品全体を見回したときに、『ゲーミング・プラネタリウム』っていう気狂いな(この場合は誉め言葉です)要素がちゃんとあって、あっ、やっぱり本庄さんだなって思いました。
    登場人物たちが星に身近な故人を重ね合わせ、でも光の強弱があるのが嫌だから「プラネタリウムで平等に光らせたい」「ならゲーミング・プラネタリウムだ」っていう発想の流れにはやや不謹慎さがあるようなないような、という気がしないでもないですが、その部分を「だってこれは、本物の星じゃないので。」というキャッチコピーで補完してて、そこがめっちゃ心に深く刺さる。弔いの形は人それぞれってことなんだろうなと思いました。

    むしろこのタイトルでこんなしんみりした作品というのが意外というか。
    それにしてもエピタイの「プラネタリウムは光らない」だけが謎です。いやめっちゃ光ってるじゃないですか!?

    そういえば私は『無題』もたしか4回読んでもわからず、読んで一年くらい経ってからやっと「あれはそういう話だったのか」と唐突に理解した人間なのですが、『ゲーミング・プラネタリウム』も時間をあけていつかまた4回目、5回目を読んだときに、きっと違う感想が出てくるんだろうなと。そう思いました。
    (感想を書いてて気づいたのですが、茅原さんって多分お父さんと同じ科学館に就職してるんですよね。そういうのも後から気付いたりするから、やっぱり読みが3回では足りない……。)

    感想が長すぎるかなと思いましたが、カウントしたら2千字超えてないのでセーフです。
    素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございました。
    乱文失礼いたしました。

    ●追記

    突然の長文感想でびっくりさせてしまってすみません。
    作品が深く刺さると長文感想を書いてしまう癖があるので、もうそういう読者なのだと思っていただければ幸いです。
    特に本庄さんの作品は読後いろいろ考えることが多く、そういったものを全部きっちり言語化すると今回の感想のようになります。

    感想を短くまとめるとしたら、
    ①面白かった。良い作品でした
    ②自分には1回で理解するのは難しかった(理由は③)
    ③作品に何層もの仕掛けがあるから読むたびに新たなことに気付く
    といったところでしょうか。

    つまり「何度も繰り返し読める作品」ということでもあります。
    「1回読めばいいや」という作品よりは味わいがあって良いと私は思いますが、さらっとしか読まない方にとってはどう見えているんだろうなというのは気になるところです。

    そしてサブタイについても把握しました!
    説明ありがとうございます。
    このような長文の感想に丁寧にお返事をくださり、ありがとうございました!

    作者からの返信

    このようなコメント返信でいいのかも分からず、お求めの内容かも自信がないのですが、語らせてください。

    結論から申し上げますと、最初の読み方で十分こちらの意図通りだったのに、何度も読んでくださってありがたいし、その内容も正確だったので作者としてありがたいと思った、というのが返信の要約となります。

    書き出し祭りもそうですが、こむら川は人気企画なので、作品数が多く、ネタが弱いと埋もれるし、精読もしてもらえません。
    本来はネタを強く、本文をハイクォリティに書くべきなのですが、ほかの原稿も積み上がっていて、ハイクォリティに仕上げる時間はありませんでした。

    ですので自分が今回選んだ戦い方は「言いたいことは簡潔に。それ以外は層として書く」というものです。

    本作のテーマは「ゲーミング・プラネタリウムという賛否ありそうなネタを肯定的に描く」ということです。サラッと読んで、「ゲーミング・プラネタリウムって、本当にあったらなんか面白そう笑」それだけ伝わった状態で帰ってもらえばOK。

    その下に、他に伝えたいことを層として用意しています。
    ミンタカも、茅原が何を思っているのか、北浦との距離感、心情、二人の意見の相違、死者への弔い、茅原の父が元職員であること。そこら辺は全部二の次なので、分かる人にだけ分かればよいのです。
    いくつもの寝たの層を重ねて書いて、表層をさらってもらえば、ありがたい。そんな一作です。

    ですので、何度も読ませてしまったことは、自分の実力不足のため、サラッと読み流してもいい作品であると作品内で伝えられずに申し訳ない、の一言なのです。

    しかし何度も読み返してくださり、その内容がとても正確な読解だったので、本当にありがたかったのです。
    ああ、これのネタを分かってくれる人がどこかにいないだろうか、という、投稿時にうっすらと抱えていた夢が叶うとは。

    ここまで正確に読み切るのはかなりのお手間だったことだと思います。本当にありがとうございます。
    自分はミンタカを今回初めて知りました。その色の星で一番有名なのがミンタカだったんです……。

    サブタイは、「ゲーミング・プラネタリウムって何? てか普通はプラネタリウムって光るものですらないんだよ」という意味が込められています笑

    ここまで読解してくださって、本当にありがとうございました。
    素晴らしい読者の方に恵まれて本当に光栄です。素晴らしい企画だし、ありがたいことでした。

    本当にありがとうございました!!