今日のテーマは価値観について(主に下ネタ

 相手に理解をしてもらいた。一度どころか何度もそう思った人いないだろうか。その気持ちが分かると首がもげるほどに首肯してくれる人は多いと思う。けれど、現実的な話、そう思っている人でも相手の価値観が合わない納得できないといった理由で、他人の意見を跳ね退けてしまうことが多い。


 例えば、これを書いている自分ん価値観としては、『下ネタを言える男は人生を楽しんでいる』という価値観があるのだが、世間的には『下ネタ=下品で汚いもの』とみられやすく、大抵引かれてしまう。


 自分の意見を分かってくれる人がいる反面、後者の意見も分かると両方に肯定意見を述べたい気持ちもよく分かる。


 しかし、心理学においては自分の価値観は本質に近いことであるようで、しかも男女でその印象が違うという差別のつもりはないがひとつの傾向としてあるそうだ。


 男性の場合、自分が記した『下ネタがいえる男は人生を楽しんでいる』を起点に話すがそれは言い方を変えれば『下ネタがいえない男は人生を楽しんでいない』という事になる。その感覚は理解できるが、真逆だけが結論に繋がるものではない。


 直角的な要素として『下ネタがいえる男は自分に自信があり、敵なしの気分でいる』ことが傾向的にあるらしく、したがって人生が充実している境地だと言える。他にも『下ネタが言えるだけの余裕がある』とか、言えないものは『自信がないのだな』と相手を見る判断材料にもなる。


 男性向けの戦略としては『相手の気分を見るためには重要な要素』となる。


 とはいえ、それ解らないものからすれば引かれえるのは分かる。だが一人でもその話に乗ってくれると場がキラキラと明るくなってくれる。そりゃ、アウトラインを越えてくれたら、他の人もアイツよりマシだと思って、なんでも話してくれる環境ができる。そのための犠牲なら、と思うが自分だけだと犬死になるから個人的には哀しい。でも、分かっているライン越えは言った後じゃないと結果が出ない。そのギャンブルに勝てたら、まさに大儲け。自分はその気持ちでいる。


 しかし、女性もいる現場ではそれで楽しい空間になるか?ならないか?正直な話、乗って来られてしまうと「ああ、いま人生そうゆう状況なんだな」と判ってしまい、状況次第では拍手、仕掛けておいて引かねばならない気を使わないといけないといけないことだってある。


 女性の場合、結婚している人で下ネタを語れる人は『相方に強い信頼を措いていて、子育に慣れている』人が多く、日常会話でおっぱいとかチンチン、クソ、おっしこ等と言ってるから、客観的にも「そりゃな」なる。で、独身で下ネタを語らる人に成ると『結婚を諦めて、近所のおばちゃん精神』になっていて、別件としてそんな女性にアタックすると、ちょっと疑いを掛けられた後、本気と判ればすぐに転がり込んできて、責任取らされる傾向があるそう。


 それで、言わない娘はと訊かれたらそりゃ、『結婚する気があって、周りから可愛いと思われたい、まだ女性扱いして欲しい』と考えている傾向が高いと答える。ライン越えはダメだと是正し、乗って来ない。


 実際、自分がそれ敷いた後、女性陣はその反応で「仕方ない」と思ったが、その周りにいた男性陣(普通に下ネタいう)が「え?」なって、思ったね……こいつら前提知識を持ってないと、しくじった思ったね。うん。


 のように、かつて自分よりも賢いと思っていた人間が、数年で価値観が変わって、理解から遠ざかる場合もあるし、バカだと思っていた人間が、いつの間にか理解者に成っていることだってある。


 そこは最早、運だ。理解者は増やすことができても、外れに当たれば地獄だ。それに昨今は民主主義の影響で、価値観が多様化して命中率も下がっている。仮に当たっても全部が全部理解してもらえるわけじゃない。


 心理学的にも一割理解してもらえるなら、そいつは親友だと語られるほどだ。男女でも脳の構造が二割違い、人間的にも三割見立てが違うのだから仕方のないところ。


 小説を書くのにも使っている性格の区分があるのだが、ここでは割愛するとして、少なくとも男女の違いだけは把握しておいて、もし「男だ、女だと、分けるな個人をみろ」といってるならば「男女の傾向とは違う発言しろ」とは思う。


 だけど、その態度が悪いのも分かる。きっと、価値観というものは理解だけでは足りないんだと考えられる。


 個人的な結論としては、理解をしなくても良いから受け止めて欲しいところではある。けど、それをやり過ぎると化け物扱いされることもあるから、結局はお互い聞き合えて、すっきりできる関係の方が良いのであろう。

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