第6話 覚醒、村雨陽太?
「・・・・・異能"カニバリズム"「
久しぶりの異能発動で、とてつもない空腹感に襲われた。
なぜかボロボロになってる体を必死に動かして、周りを見渡す。
エサは見たところ2人。独りは死にかけとしてもう1人。いやもう1匹はどうしようかな?
明らかにレベルが違う。
体に穴は開いてるがまだこの程度なら動ける。
優先事項は死にかけのヤツの捕食。さてどうするか。
いや、久しぶりの異能に慣らすために異能を使用してみるか。
「異能"カニバリズム"『
えっと、確かこうだっけ。
「はぁ、はぁ、結構つらいな」
死にかけのヤツのところまではあと数歩。もう一匹は早々にこちらに興味をなくしかのように去っていこうとしている。
あいつに気づかれる前に早く。
「やっと、ついた。じゃあ・・・ん?」
死にかけのヤツがなんか言ってる。
「貴様、は、村雨陽太で、はない、な。」
「ん?まぁそうだが」
「では、貴様はだれだ?」
「俺か、俺は村雨
「そうか、」
それから死にかけのヤツは目を開けることなく、まるで自分の運命を悟ったかのように静かになった。
異能のことは知らないはずだ。それでも何か感じ取ったのだろう。
「では、改めて。いただきます」
何とも微妙な味だ。長い間口にしてなかったからあまりおいしいと思えなかった。
でも、すんなりと体には入っていく。
異能は、"
結構使えそうな異能だ。
「喰ったことで回復したし、早速だけど喧嘩売ろうかな。格上に。
じゃあ、─『
『
だからさっき喰った、神依という男の異能を使うことができる。
使い方はなんとなくわかる。任意の存在を自分が管理できる範囲で憑依・顕現できるというもの。
この異能は、自分の素の能力に比例して強くなる。
この場にほのかに漂っている神の気配は神依が憑依または顕現させたものだろう。
齢16で神を呼び出せるとはなかなか面白いやつだ。
もっとも異能を使いこなせず負けたようだが。
「まぁ、だが俺には及ばないな。あの格上相手ならばこれでいいだろう。」
俺はそういって、とある精霊を憑依した。
「来い!『
この精霊というか悪霊の能力は精神面に大きく作用する。
見たところあのモンスターは完全なパワー型だ。
それならたやすいだろう。
──────────────────────────────────────
どうも「ガウテン」です。
やっと主人公登場。次はあのモンスターとバトルします。
ここだけの話、今日は部活さぼっちゃった。
1週間後大会なのに、、、
では、また。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます