継ぐ者たちと、別れの儀式

 光の宮殿パール・ルミエの庭園に一角を形成する小さな林の中を三人は歩いた。

 昼前の、まだ熱気に支配される前の、まだ木々の吐息が消える前の、瑞々しい世界を。

 湿気た重い空気が息苦しくさせる室内と、それはある種の対称をなしていた。


 アキアヌ屋敷から戻った王太子は、翌日兄姉を散策に誘った。

 幼い頃は暇さえあれば3人で遊んだ間柄だが、それぞれが自身の世界と職責を持つこの頃では、取り決めなく集まるのは難しい。王家の長女メアリ・アンヌが軍に奉職してからはなおさら、一堂が顔を合わせる機会は貴重なものとなる。


 王太子グロワスはしかし、断固として兄姉を呼んだ。

 相手の予定などお構いなしに。

 実家に戻っていた姉だが、もしバロワの駐屯地にいたとしても早馬をやって呼び出したことだろう。

 それほどにグロワスは兄姉を欲した。


 くすんだ青の略軍装に身を包むメアリ・アンヌは、かつての母と同様、肩で切りそろえた金髪を靡かせながら、数歩先を並んで歩く弟たちの後ろ姿を眺めていた。


 末の弟は茶の髪を短く刈り上げている。身長は彼女よりも手のひら二枚ほど低い。しかし若々しい背中をしている。髪型と相まって、その短軀はかえって活発さを見る者に印象づける。

 同じ弟ながら、もう一人の少年は大柄である。

 だが、穏やかな物腰とゆったりした歩調は落ち着きを、あるいは老成すらも感じさせるだろう。


 王太子グロワスと、王子ロベル。

 もうすぐこの国を統べることになる兄弟である。


「それで、どうだった? アキアヌの姫様は」

「俺はその…特に何とも思ってないよ」

「本当に? 私にはそうは見えないなぁ。ほら、アニェス殿はどこか正妃様に似て…」


 含意を残し、笑みを浮かべながらロベルは弟を肘で小突いた。


 内輪の席になるとロベルは弟にぞんざいな口を利く。

 第三者の目があるところでは決して見せないその気さくな姿は、メアリ・アンヌに苦笑をもたらした。

 それが全く以てなものであるがゆえに。

 弟を安心させるための気安さであることがはっきりと分かるがゆえに。


 一年ほど前からロベルは公の場に出る際、ことさらに父親の振る舞いを真似るようになった。兄弟の中でも容姿が似ていることもあり、その様はまるで若かりし頃の王と二重写しになる。

 見た目も中身も父親とかけ離れた弟と並ぶと、その類似性は際立つ。


 旭日の輝かしさ——希望を体現する王太子と、暗愚と失政の象徴たる王を模した王子。

 それはつまり政治である。

 ロベルはそう在ることを望んだ。世評芳しくない王を真似る行為は自身の求心力を低下させる。それを分からぬ彼ではない。彼は自発的にそうしたのだ。

 しかし姉として、メアリ・アンヌは彼を哀れまなかった。

 恐らく弟は喜んで父を真似ている。王太子のための犠牲などではない。嬉々として父の在り方をなぞっている。

 世間においては悪評と侮蔑の的でありながら、近しい者達にとって王は尊重するに値する存在であった。ことにロベルとグロワスの兄弟は同性ということもあり、父王に強烈な影響を受けていた。

 だからロベルはのだろう。グロワス13世のように。


「やめてくれって。母上と似てなんかいない。アニェス殿は美しい黒髪をお持ちだ。それによく笑う。母上とは違うじゃないか」

「いやいや、雰囲気の問題だよ」


 両手を振って反論するグロワスを軽くいなして、ロベルは後ろを振り返る。


「姉上はどうお感じになられる? 王太子殿下に望みはありましょうか。アニェス殿が好いてくれると」


 その口ぶりはまさに父のもの。唇に薄く載った笑みもまた。

 ただ青い瞳だけが二人を別つ。


「それはどうでしょうね。アニェス殿は私と同い年。その年頃の女は頼りがいのある落ち着いた殿方を好む傾向がありますから」


 彼女は弟の戯れに乗ってそんな答えを返す。

 純然たる冗談である。

 アニェス・エン・アキアヌはグロワスを好むだろう。より正確に言えば、好まざるえないだろう。

 だが、弟が彼女を憎からず思っているのであれば、少なくとも片方の愛は保証される。これほど幸せなこともない。


「俺のことはいいよ! ロベル兄さんエネ・ロベルの方はどうなんだよ」

「お会いしたよ。ヴァランティナ殿と。とても明るい、太陽のような方だった」


 澄まし顔でロベルが言う。


「へぇ! それじゃ、暗い兄上とちょうどいいね。ほら、お似合いだ」

「そうかもしれないが先方に申し訳ないな。君が言うように、暗い性格の私では」


 メアリ・アンヌは縁戚ながら、ヴァランティナと面識がない。

 母から伝え聞いたところによると、お淑やかで物静かな性格とのことだったが、どうやらそうでもないらしい。


「あら、聞いたお話と違うのね。でもよかった。あなたには明るい方のほうが釣り合いがとれるでしょう」

「じゃあ、メリア姉さんエネ・メリアのお相手は弱々しい男にしなきゃね。逞しい姉さんと釣り合いが取れるように」


 揚げ足を取るグロワスに彼女は心にも無い言葉を返す。事もなげに。


「そうですね。グロワス様の仰るとおり、私の言うことを何でも聞いて下さる度量の広い方が理想です」


 実際のところ、メアリ・アンヌには今のところ浮いた話はない。あえて欲しいとも思わない。軍学校でもバロワの駐屯地でも多くの男を見てきたが、特に気になる相手は見つからなかった。

 弟たちと同様、彼女にも自由などないのだ。相手はいずれ

 昔母に告げられた言葉が思い返される。


 ”メアリ・アンヌ——あなたが私のように奇跡的な良縁に出会えることを祈ります。心からお慕いする方が、たまたま国王陛下でいらっしゃったような”


 当時は負け惜しみにしか思われなかった台詞だが、実は母の本音が詰まったものであったことを痛感する。

 それはまさに”奇跡的な良縁”だ。

 心から愛せる相手を見つけられたこと。そして、その相手と無事結ばれたこと。このどちらもが今の彼女には途方もない難事に思われた。

 母の不幸は、その相手がたまたま国王だったことくらいだろうか。


 互いの近況を交換しながら三人は歩いた。

 遊歩道も終わりに差し掛かったあたりで、グロワスが不意に立ち止まる。

 メアリ・アンヌとロベルも弟に合わせて足を止めた。今日この場で、少年がを話そうとしてることは分かっていた。そのはこの瞬間まで、暗黙の内に、慎重に避けられてきた。

 しかし、最後まで避けて通ることはできない。


「ねぇ、メリア姉さんエネ・メリアロベル兄さんエネ・ロベル。俺と一緒に来てくれないかな」

「それはもちろん。だが、どこへ?」

「あのね、一昨日ルー・サントルで、父上の腕時計を預かってきたんだ。…それを父上にお渡ししたくて」


 最年長のメアリ・アンヌとてまだ成人前の19歳。彼女達はであった。

 ゆえに不思議な感覚を三者は共有していた。

 頭は理解している。

 父はもうすぐいなくなる、と。

 しかし納得はできない。

 もうすぐいなくなる。だが、今ではない。

 そう思い込んできた。


 父は渇病にかかり、治療を拒否し、日々痩せ細っている。回復の見込みはない。父は死ぬ。

 ——だが、今ではない。

 いつか。


 彼らは父に会いに行くことを恐れた。

 自分たちが好んで巻き付けた目隠しが剥ぎ取られてしまうことを恐れた。

 それは直視しえないものだった。見れば目が潰れてしまう。

 死は。


 だが、グロワスが持ち帰った腕時計が彼らに迫った。強いたといってもよい。

 見よ、と。


「私たち皆で?」

「うん。ほら、メリア姉さんエネ・メリア。昔のこと、覚えている? 俺たちは三人で”紙幣”を作って父上のところへ持っていった。父上はとても喜んでくださった。…あんな感じだよ」

「でも、私たちはその腕時計にあまり関わりがない」


 ロベルは少し顔を上げ、木々の隙間から這い入る陽光を眺めながら呟く。

 グロワス王の時計趣味はロベルとメアリ・アンヌに受け継がれなかった。最ものめり込んだのは正妃アナリゼであり、その影響を受けた息子グロワスである。

 よって王が発注した時計を届けるのであれば、それは正妃と王太子が相応しい。


ロベル兄さんエネ・ロベル、昔兄さんは俺を助けてくれると言った。一緒に背負ってくれると言った。姉さんも巻き込んで、俺を助けるって。……だから今、俺を、助けてほしい」


 平素は明るい少年の瞳には明白な恐怖が浮かんでいる。

 握りしめられた両の拳はかすかに震え、その心内を分かりやすく物語っていた。


 メアリ・アンヌは弟の姿をじっと眺める。

 いち早く大人の落ち着きを身につけつつある自身とロベルに比して、グロワス少年は未だ幼さを残した”子ども”である。そう感じてきた。


 しかし、結局のところ、姉弟の中で”やるべきこと”をやろうと最初に言いだしたのはグロワスだった。


 誰もが分かりながらやりたくないこと。言いたくないこと。

 それを敢えてなさねばならぬ。その重荷を背負った者がいる。背負わされた者がいる。背負うことを受け入れた者がいる。


 それはつまり、王である。


「ええ、王太子殿下。私もジェント大公様も、グロワス殿下をお支えいたします」


 メアリ・アンヌの静かな同意に、ロベルも黙って頷いた。

 新しい王の命なのだ。






 ◆






「これは、3人お揃いか…」


 しゃがれた声ながら、張りのようなものがある。

 巨大な寝台に埋没した身体。枯れ枝の如き風体に似合わず。

 それは恐らく喜びが与える幾ばくかの活力だ。

 子ども達が来たのだ。


「父上! 俺、この間アキアヌ屋敷に行ったんです。その時ルー・サントルにも足を伸ばして、あのブラーグの店にも行きました!」


 極限まで押し込められたばねが抑えを失い跳ねるように、王太子は寝台に走り寄りまくし立てた。


「そうか。それは楽しい時間を過ごされたようだ」


 細かく息継ぎをしながら王は返す。


「アニェス殿と逢い引きがてらに、ですよ、父上」


 王子の対面に位置したロベルが囁く。


「逢い引きじゃないよ。案内してもらったんだ!」

「それを逢い引きって言うんだろ」


 息子達のくだらないじゃれ合いが男の耳の左右を占める。

 男は笑った。

 このサンテネリを治めた生涯において誠に稀な、心からの笑みだった。


「ああ、それは、それは素晴らしいな。……お二人とも、楽しまれよ。逢い引きを」

「違いますって、父上! もう、兄上が余計なことを言うからだ」


 王太子は少しむくれた風に抗議するも、ロベルはどこ吹く風だ。

 脱線を見かねたメアリ・アンヌが話を元に戻す。


「お二人とも。そのお話はまた今度。——お父様、お加減はいかがですか?」


 彼女は寝台の足下、王の対面に位置している。


「メアリ・アンヌ殿。そうだな、加減はね、悪くない。——とても、いい気分だ」


 的確に娘の居場所に顔を向け返事をする。

 彼が薄明の世界を生きるようになって、すでに一月が経つ。

 視界の喪失に対して男は特に感慨を持たなかった。頭の中に思い浮かべられる映像は山のようにあるのだ。


「それは幸運です。今日は王太子殿下が陛下に献上する物がおありのようなので」


 彼女が水を向けると王太子が再び口を開く。


「父上、例の時計が出来上がりましたよ。ついに! ブラーグ殿から預かって参りました」

「ああ、ああ、時計。そうか」


 男の首が小さく上下に揺れる。巨大な羽根枕の中で。


「凄いんですよ! 天府ごと回転する様が見事で! こんな微細なものを完璧に作りあげるなんて、まさに神業です」

「ブラーグ殿は成し遂げられたか。…それはいい」


 興奮気味に話す少年に比して男の言葉は簡素なものだ。

 かつて人々を鼓舞し、あるいは恐れさせた弁舌はない。男はもはや語彙を持たなかった。


 王太子は膝に置いた箱から時計を取り出す。

 一周、二周、三周と、丁寧に竜頭を巻く。

 そして父の右掌にゆっくりと置いた。


 男はそこに存在を感じた。重みと形状、そして極微細な振動を掌が受け取る。


「感じますか? 秒針とは違う。もっと大きな何かが回っています。どうです?」

「そうだね。何かが。…王太子殿、これを私の耳に」


 駆動音を聞きたいのだろう、男の要求に少年は素早く応えた。


「大きな音だ…」


 それだけ言うと放心の体で男はじっと耳を傾ける。軽い、しかし硬質の駆動音だけが彼の脳内を満たした。


「ああ、懐かしいな」


 渦型機械タルビロンはこの世に一つしか存在しない。最近誕生したばかりの機構である。それを男は懐かしいと表現した。

 彼が思い出しているものが何であるかを子ども達は感得しない。つまるところ男は男であり、姉弟は姉弟である。それは別個の存在として別たれている。

 決して通じ合わない。


「太子殿、これは、番号は?」


 番号。

 懐中時計、腕時計合わせ、王が所持するブラーグ製の時計は10本を超える。それら全ての名前——番号を彼は覚えていた。少なくとも過去においては。


「番号はないそうです。代わりに名前が」

「それは珍しい。何だろうね。——タルビロンかな?」


 少年が小さく笑う。

 自身と同じ過ちを犯す父の姿が面白かったからだろうか。


 笑いは収まらなかった。


 押し殺したそれは、いつしかうめき声に変わる。

 その姿を姉と兄だけが見ていた。

 背を丸め、父の腕に額を付けた弟の姿を。


「泣かれているのか?」

「いえ! いえ! 泣いてなど! 父上が俺と同じ早とちりをしたものだから…面白くって」


 辛うじて自由になる掌で、男は息子の頬を撫でた。


「そうか。——あなたは似ているね。私と」


 少年は顔を上げ袖口で自身の目元を拭う。そして天を仰ぎ、大きく息を吸う。


 欲しかったもの。

 それを父は息子に与えた。

 自身の存在に内心悩む息子に図らずも父は告げた。”あなたは私に似ている”と。

 それで十分だった。


「父上、この時計は……”大グロワスグロワス・グロー”、と」


 短く告げる。

 男は目を閉じた。もはや無用の物となった瞳を瞼で隠した。


「なるほど。——ブラーグ殿は名付けの才が無いようだ」


 自嘲とも皮肉とも付かぬ小さな笑みを浮かべて彼は言を継ぐ。


「では、あなたが着けられよ。殿。——いつか」






 ◆






 燭台の灯が橙の光をまだらに投げかける。

 夜も更けようとする頃合いに、男は女の訪れを受け入れた。

 戸口に控える侍従達の黙礼を受けて、女は静かに進み出る。そしてやがて、寝台の縁にたどり着いた。


 くるぶしまで覆う白い貫頭衣は腰帯で絞られ、子を為してなお崩れぬ優美な女の曲線を際立たせる。

 肩から緩やかに羽織った深紅の大判布カルール。そこにあしらわれた刺繍模様は20年連れ添ったなじみ深いものだった。槍に貫かれた大蛇を模したそれは。


 女は艶やかな茶の髪を結い上げている。

 娘時代とは違う。

 違うのはそこだけだ。


 彼女は静かに椅子に腰掛け、そこで初めて口を開いた。


「陛下。夜分に失礼いたします。お加減はいかかですか」

「アナリゼ殿か。悪くはない。加減はいつもいい。今日は多くの人が訪ねてくれるから」


 男は微かに頭を傾け、女の方を向いた。

 それは無意味な、しかし大切な儀礼である。


「王太子様から伺いました。今日陛下に拝謁されたと」

「皆が来てくれた。…とても良い物を

「ええ。私も先ほど見ました。ブラーグ殿の」


 王は小さく首肯する。


「とても見事な機械。思わず傷見虫眼鏡で時間を忘れて見入ってしまいました」

「それはよかった。時計は機械を眺めるのが楽しい。。私も」

「まぁ、そうなのですね。私もご一緒したかったです」


 アナリゼは動じることなく穏やかに答えた。

 王が現実とを混濁するようになってからすでに一月が経つ。当初は驚き問い返したものだが、今となってはその必要もない。


「ああ、残念だ。あなたのような美しい方をお連れできれば、私はどこの店でも鼻高々だったろうに」

「では、いずれ参りましょう。ルー・サントルに」


 再び男は頷く。

 息子から話しに聞いたルー・サントルの街並みを彼女は想像し、そこに自身と夫の姿を付け加えた。

 いずれ。


「御手を、握ってもよいでしょうか」


 耐えられなくなってアナリゼは夫に問いかける。


「どうぞ、アナリゼ殿」


 男は右の手を毛布から差し出す。

 ゆっくりと女の指が這い回り、男のそれに絡みついていく。肉をそぎ落としてなお残る骨の太さが、自身とは別種の生物に備わった器官であることを強く主張していた。

 小さな女の両の手が男の骨を包み込んだ。


「覚えていらっしゃいますか、陛下。サンテネリに来たばかりの夜に、陛下は私の手を握ってくださいました」

「ああ。ああ。そうだね。あなたはとても緊張されていた」

「その後、私は無礼なことを申しましたね」

「…そして私は適当なことを言ってあなたを騙した」


 女は男の手を撫で続けた。子を寝かしつける母のように。


「…王の証。グロワス様はそうおっしゃいました。私は簡単に騙されてしまいました」


 アナリゼは恨み言を口にする。くすりと笑いをこぼしながら。

 男もまた笑った。口元だけで、薄く。


「あの時は申し訳ないことをした。しかし今は、もうあなたを欺かない」


 左腕を毛布の中から引きずり出すだけのことに彼がつぎ込んだ労力は計り知れない。その体力に比して。

 だが、やがて試みは成功した。


 彼は左手首を誇らしげに見せつける。あるいは見せつけようとした。

 小刻みに腕を振って。

 そこにはは、もはや何も巻き付いていない。


「ほら。王の証は、もう外した。——あなたは今、を見ている」


 女はもはや何も答えなかった。


 ただ手を撫で続けた。男が眠りに落ちるまで。

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