継ぐ者たち 1

 他者と異なる行動をとる者は、無知ゆえであれば愚者である。知ってなお為す者は目立ちたがり屋だ。だが、知り、なお為し続ける者は、信念の人である。


 成人を翌年に控えたアニェスにとって、グロワス王太子は2つ歳下のであった。歳相応に活発で向こう見ずな、だがぎこちない優しさを持った少年であった。

 だからこの日、二人でルー・サントルを巡った数時間は、自身もまた少女と女の狭間にあるアニェスにとって、グロワス少年の印象を一変させるに十分なものとなった。






 ◆






 二人を乗せた黒塗りの馬車には家紋は描かれていない。

 上質ではあるが悪目立ちを避けたものである。尤も、警護に当たる騎兵達の青い軍装が乗客の出自を誰の目にも明らかなものとしていたのだが。

 それ以前に、ルー・サントルのしかるべき店舗には事前の連絡が届いていたのだから、隠すつもりなどなかったというべきであろうか。


 初夏の昼前、まだ気温の上がりきらぬ時間帯、妙に人影の少ない通りを二人は散策した。

 極薄手の羊毛地を鮮やかな薄紫で染色したアニェスの衣裳は、見事な漆黒の髪が持つ重さを和らげる。肩から緩やかに纏う純白の大判布カルールと相まって、それは彼女が生きる”狭間”の年頃を際立たせる。

 一方の少年はありふれた生地にありふれた仕立ての紺上着。胸元には申し訳程度に細い大判布カルールを巻き付けている。貴族男性定番の無造作な普段着である。

 しかし決して貧相ではない。彼は服に特徴を必要としない。肌の触れあう位置にまで近づかねば判別できない大判布カルールの盾紋。装飾はそれだけでよかった。


 二人は目に付いた店をいくつか冷やかした後、お目当ての一件目、宝飾品を扱う『ブシェオンの店メゾ・ブシェオン』に向けて歩を進める。

 何か装飾品を見たいというアニェスの要望に、それならば、とグロワスが提案した店である。

 足早に過ぎては彼女を置き去りにしたことに気づき、気づいては戻ってくる。そんな行動を繰り返すグロワス少年の姿を、アニェスは何とも形容しがたい感情とともに眺めていた。

 不慣れ。ぎこちなさ。高揚。

 失敗をもたらす全てがそこにある。にもかかわらず、少年の行動は彼女にとって無上の心地よさを提供した。


「殿下はこちらのお店をご存じなんですか?」

「うん。ゾフィ姉様エネ・ゾフィに教えていただいたんだ。あなたとルー・サントルに向かうと言ったら、是非ここへ、と」

「ゾフィ妃様に、ですか。それは一体…」


 サンテネリ随一の富貴を誇るガイユール大公の姫にして、現在は国母の一人たるゾフィがルー・サントルに縁があるとは思われない。いかに「高級」と銘打とうと、ここは富裕な平民と中流までの貴族を主要顧客とする場所である。清潔で賑やかな雰囲気から大貴族達が物見遊山に訪れることもあるが、それにしても特定の店を贔屓することはまずない。彼らが望むものは売っていないのだから。

 にもかかわらず、アキアヌ大公女たる自身と並んでサンテネリを代表する大貴族の娘であったゾフィがなぜ。それはあたりまえの疑問である。


「まだ娘時代に、この店で買い物をなさったらしい。それをきっかけに父上と仲を深められたんだって。だから、今回も”ここならば間違いない”ってね」

「まぁ。そのような。ではゾフィ妃様にとって幸運のお店ですわね」

「うん。あと、父上にとっても、かな」


 少年が、分かったような顔で取り澄まして相づちを打つ。

 その横顔に面白さを感じたアニェスは、少しつついてみることにした。


「では、わたくしもしっかりと探しますね。グロワスのように偉大な方にお声がけいただけますように」

「いや! 父上では基準が高すぎる! …その、どうだろう…もう少し手近なところで探されたほうがいいんじゃないかな、アニェス殿…」


 グロワスの遠慮がちな声色が彼女の内にある何かをくすぐる。


「まぁ! ではどこを探しましょうか」


 軽い笑いを含ませてそう返した。


「それは…分からないな。俺には分からないよ。とにかく、父上のような方はそうはいない。でもねアニェス殿、俺はその…父上のような男に、いつかなりたいと思っているんだ」

「では、探す場所が見当も付かないわたくしは、殿下がなられるのをお待ちしますね」

「うん。だけど…それはあくまでも俺の目標で、実際になれるかは…」


 歯切れの良い口調が息を潜め、口ごもるグロワス王大子の姿は、まさに彼が望む王の立ち居振る舞いの正反対である。

 つまり、裏表がない。表面と中身が乖離していない。

 それこそがアニェスの好むところだった。


 何度か拝謁し言葉を交わしたこともあるグロワス王だが、彼女にとって好んで近寄りたいとは到底思えない不気味な人物であった。優しげな素振りと丁寧な物腰は手の込んだ擬態に見える。まだ世知を持たぬ19の女ゆえに、その印象は根拠のないに過ぎなかったが。

 一方で、王太子の単純明快な姿は清らかだ。少年は彼女に安心をもたらす。その在り方をこそ彼女は好んだ。

 よって、実際のところ、少年が”陛下のように”なられては困るのだ。

 自分の他愛ない一言に一喜一憂してくれる、そんな男を彼女は好む。

 こそこそと本性を隠す姑息さを持たない堂々とした男。それこそがサンテネリの男であり、サンテネリの女が好む姿である。


 彼女はサンテネリの女だった。





 ◆





『ブシェオンの店』は石造三階建ての一階部分に展示と商談用の空間を設けている。

 店内に足を踏み入れると、これまで巡った店と同様、店主が直々にぎこちない素振りで待ち構えている。入口付近に。

 ルー・サントルの一等地に店を持つ以上、『ブシェオンの店メゾ・ブシェオン』は明確に大店おおだなに属する。本来であれば店主が売り場に出ることなどありえない。だが、なぜかこの日は偶然にも店舗に降りていて、重ねて偶然にも入口付近に屯している。

 客が何者であるかは知らないことになっている。ゆえに跪礼も行わない。

 一見の客にの接客をする。


「さる貴婦人のご紹介を頂いて参ったのですが、お品を拝見しても?」


 グロワスの言葉は丁寧なものだ。

 何よりも自然である。仮装につきものの仰々しさがない。

 それがどれほどに特異なことであるか。アニェスは感嘆を禁じ得ない。


 少年は正直ではあるが愚鈍ではない。恐らく今回の散策が全てお膳立てされたものであることを察している。よって身分を偽るのは戯れのお芝居に過ぎない。

 にも関わらず振る舞いが自然なのだ。

 芝居において”自然である”ことは熟練の域に達した演技力を意味するが、グロワス少年ほど演技と縁遠い存在はいない。つまり、この振る舞いこそが少年の恒常的な在り方である。


「ええ、もちろんでございます。若君。そしてお連れの姫様」

「ああ、それはよかった。では、こちらのご婦人に見合う装飾品など、いくつか見繕っていただけましょうか」


 少年の”お連れの姫君”として脇に控えたアニェスは、フレデールと名乗った店主に豪華な長椅子に案内され、目の前に幾つもの装飾品を並べられる。


「我らは意匠に動物を用いることを持ち前としております。例えば鳥や犬、猫。一風変わったところでは針鼠もございます。そしてとっておきは我らが王の証、蛇も」

「蛇ですか。それはどれでしょう」


 他の動物がその形姿を写実的に象られているのに対して、蛇はその姿が判然としない。

 アニェスのもっともな疑問にフレデールは大きく頷く。それこそが求めた問いだ、と。


「まさにそこでございます、姫様。蛇は我らがルロワの証、象るのは恐れ多いものです。よって、こちらをご覧下さい」


 店主が指で示した先には、親指の爪ほどもある涙滴状の紅玉石があった。


「こちらは一見水滴のようですが、実は蛇の頭部を象徴化した意匠でございまして。これに蛇の鱗を模した台座を付ければ指輪に、鎖を付ければ首飾りに、と、姫様のご要望にいかようにもお答えすることが可能です」

「まぁ! 言われてみれば、確かに蛇の…」

「姫様の白絹のような御手元に可愛らしく巻き付く幼い蛇と見えましょう」


 ”象徴化した”。

 店主フレデールの発したこの一言が胸に刺さる。


 宝玉そのものに目新しさはない。

 彼女はアキアヌ大公女である。中央大陸に二つとないほどに巨大な宝石が家にいくつも転がっている。

 だが象徴化となると話は別だ。

 この宝石は、今日この日の象徴になる。結晶に。

 大蛇紋をその証とするルロワの少年と、ルロワの分家たるアキアヌの姫である自分の象徴に、蛇の指輪ほど相応しいものはない。


「わたくしはこちらがとても素敵だと思います。はどう思われますか?」


 隣で針鼠に見入っている少年にアニェスは声を掛ける。


「ああ、うん。正直なところ、ご婦人の審美眼にはとても及ばないが、その私でもこの紅の深さは美しいと思うな。の指に合う…気がする」


 恐らくよく分かっていないのだろうが、少年なりに精一杯考えた答えに彼女は満足した。


「フレデール殿、とても素晴らしいものを見せていただいて感謝いたします。わたくしはこちらの蛇に興味を惹かれました」

「それは光栄です。しかし、例えばですが姫様、こちらの宝石が少々小ぶりとお感じでいらっしゃいましたら、より粒の良いものもございます。お許しあらば後日お屋敷に改めて伺いまして、ご要望をお聞きすることも」


 この若い二人の微行は買い物を目的としていない。それを予め知らされている店主は敢えて店頭の品を見せた。だが宝石商として、この程度を実力と思われるのは困る。アニェスが気に入ったとおぼしき蛇の指輪は、本来富裕市民の奥方を対象として拵えられた物。アキアヌ大公女が身につけるような代物ではない。格が違うのだ。


「ええ、もちろん分かっております。でも、今日この日、わたくしはこの蛇をこの上なく素敵に感じているのです」


 飽きもせずに針鼠の意匠を観察していた少年が不意に顔を上げる。


「その…フレデール殿、その蛇はやはり値が張る物なのでしょうか?」


 彼は戸惑いがちに尋ねた。


「上質な石を使用しておりますし、台座も純金に精密な細工を施しておりますので、安いとまでは申し上げられません」


 店主としてはそう答えるしかない。物の高い安いは客の懐事情に応じていかようにも変わるからだ。富裕市民の妻や娘にとってはかなり高価な品だが、”姫様”にとっては安すぎる。


「そうか…それは残念です」


 少年の翠眼に一瞬落胆の色が浮かぶ。

 店主の言葉に込められた意味は、残念なことに少年には上手く伝わらなかった。あるいは


「とはいえ、飛び抜けて高価というほどでもございませんよ。若君のようなしかるべき御家のお方であれば、決して」


 店主と少年の会話は一種の喜劇である。アニェスは思わず笑い出しそうになった。

 彼女は欲しい指輪を指定した。吊るしのものだから、指の寸法に近い一点を選び、それを持ち帰れば終わる話だ。後日王宮に請求書が届く。もしくは

 アキアヌ大公女と縁をつなげるとあれば、この指輪より二回り大きい宝石を献上してさえ釣りが来るほどなのだから。

 自身が世間の常識を知悉しているとは思わないが、少年の”純真”ぶりは彼女にそう錯覚させるほどのもの。

 これがまさに王太子なのだ。恐らく彼は貨幣を見たことすらなく、物の相場など欠片も分からないのだろう。


 アニェスは話を終わらせるべく口を挟んだ。


「まぁ。長居してしまいましたね。ご親切に色々と見せていただいて、楽しさに時を忘れてしまいました。さぁ、参りましょう」


 膝の上で揃えた手のひらを軽く合わせ、努めて明るくそう言うとアニェスは静かに立ち上がり、少年を急かすように戸口まで向かった。


 グロワスの意識が外の日差しに向かった瞬間を捉えて彼女は振り向き、店主に小声で告げた。


「後日、屋敷にお参りなさい」






 ◆






「申し訳ない、アニェス殿。あなたに恥をかかせてしまった」


 少年は肩を落とし俯きがちに歩く。


「まぁ! 殿下、恥だなんて。あのような場合、その場で支払いの必要はありません。後ほど店の者が集金にやってきますから、その時に支払ってやれば済みます。——そんなことよりも、殿下がわたくしに贈り物をくださろうとしたお気持ちがとてもうれしくって」


 少年の顔を覗き込むようにアニェスは笑いかける。だが、返答は意外なものだった。


「ああ、もちろん。支払いの段取りは分かってるよ。ただ俺は、俺のお金であなたにあれを贈ってやりたかったんだ。でも、少々値が張って…」

「ですから、後で宮殿に」

「違う。それは俺のお金じゃない。宮廷歳費だ。——歳費をむやみに絞ればいいわけじゃないことは分かっている。それで人々にお金を回しているんだから。王家はシュトロワ随一の”消費主体”だ。でも、王家の消費にあの指輪の代金を混ぜてしまえばそれは一種の国事になってしまう。——俺は俺として、あなたに贈りたかったんだ。でも、俺はまだ、大きな対価を得られるほどの仕事をしていないから、使えるお金があまりない…」


 驚きのあまり、アニェスは咄嗟に答えられない。

 つまり小遣いのようなものかと理解を試みるが、どうやらそうでもない。


「やはり現状の歳費は不透明に過ぎる。これは難問だ。ねぇアニェス殿、俺は最近ずっと考えてるんだ。国家の金をどうやって家から切り離すべきか、って。だって国の金は皆の金のはずなんだ。なのに、これまではそれが王家に集まっていた。だから何をするにも王がお金を出す形になってる。そして民に恩を売ってる。王は皆から集めた金を皆に恩着せがましく下げ渡してやってるだけなのに。——それは”不正”だと俺は思う」


 明朗快活だが思慮と世知がまだ足りぬ、17の少年。

 その筈だった。

 だが、アニェスがルー・サントルの道ばたで目撃したは、常識と明らかにかけ離れた奇矯な世界観を持っていた。

 彼女にはそう思われた。


「殿下、サンテネリ全土はルロワの所領ですわ。ですから、そこにあるものは全て、本来は国王陛下のものです」

「確かに昔はそうだった。でも今は違う。現実は違う。王はサンテネリの所有者じゃない。そして父上の後を継いだとして、俺も皆の所有者じゃない。人は人を所有できない。確かに土地は所有しているけど、そこで働く人々は所有物じゃないよ。もし人を所有してしまったら、この広大なサンテネリに人は俺一人ということになってしまう。そんな寂しい世界は嫌だ」


 普段人なつこく垂れた大きな瞳が、突如断固として引き締まる。

 初夏の風はうっすらと湿度を含みながら、彼の濃茶色の髪をはためかせる。あるいはそれはたてがみ。まだ年若い、獅子の。


「殿下?」

「アニェス殿、俺は常に皆に敬意を持ちたい。あなたにも、俺たちを警護してくれている兵士たちにも、先ほどの店主にも、宝石を細工した石工にも。そこにあるのは携わる仕事の違いだけだ。なのに俺だけが”不正”を働いて、皆の金で威張るとしたら、それはとても恥ずかしいことだと思うんだ」


 自然と二人の足が止まる。

 アニェスは混乱のさなかにあった。


 ”人民の友”や”第一のサンテネリ人”なる台詞を少年の口から聞く機会は多かったが、それは美しくも輪郭のぼやけた”理想の姿”を描いたもの。そう理解していた。

 だが、恐らく違う。

 グロワス少年は本気なのだ。


「俺はね、アニェス殿。——国家と王は別たれるべきだと思う。王も皆と一緒に国のために働いて、その報酬をもらうんだ。それが正当な報酬だよ。そのお金で、俺はあなたに何かを贈りたい」


 つまるところ侍女奉公のようなものを想定しているのだろうか。

 アニェスは少年の言葉を自身の身近な常識に照らし合わせて理解しようと試みた。


 報酬を得るために働く。

 その考えは彼女が属する”真の”貴族の世界においては、決して発生しえないものだからだ。


 貴族は他者からではなく自身の所有物から富を吸い上げる存在である。正当な権利として。

 誰かの、あるいは何かのために奉仕することは素晴らしい。理解できる。

 奉仕を受けた相手が感謝の意を示すべく金銭や土地を贈ることもある。

 実態は報酬目当ての仕事請負であっても、あくまで発想としては手助けと返礼。それこそが貴族のあるべき姿だった。

 アニェス自身、貴族家出身の侍女たちに傅かれる日々を送っているが、それはアニェスという人格に対して為される無償の奉仕であると認識している。当然のことながら、彼女は侍女達の無垢な奉仕に感謝の念を抱く。同様に、娘になされた奉仕をありがたく思う両親——つまりアキアヌ公家は、返礼として侍女達の生活や婚姻、あるいは実家のあれこれまで面倒を見る。そういう関係性だ。


 だが。

 少年の言に理解を示すべく穏やかな笑みを浮かべながらも、アニェスは心内不穏な何かを感じ取っていた。

 ——殿下は、まるで下男のような口ぶりでいらっしゃいますね。


 正当な報酬。この言葉が気にかかる。

 奉仕と返礼の世界に”正当・不当”は存在しない。

 給金を定められた下男下女の世界にのみ、それは存在する。給金と仕事量の釣り合いが取れていれば正当。崩れていれば不当。

 報酬目当てに生きるは、貴族の気高い世界を理解できない。


 サンテネリにおける最高貴存在たる王の後継者の心内に、かくも哀れな性根がなぜ根付いたのか。

 あるいは誰が、それを忍び込ませたのか。


「とても斬新なお考えですから、少し驚いてしまいました…。それは殿下がお考えになったんですか?」


 咎めの色を出さぬよう細心の注意を払いながらアニェスは問いかけた。


「まさか! 俺は頭がよくないからね。——教えていただいたんだ」

「…どなたに、でしょう?」

「俺が最も尊敬する方に」


 アニェスは少年の言葉を聞いて、危うく目眩を起こしかけた。

 彼は幾分胸を反らせ、誇らしげに言い放った。


「アニェス殿もよくご存じの方だよ。——グロワス13世陛下に」

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