グロワスが作った枢密院は良いアイディアだと思います。
しかし、グロワスは自分の存在感について、ひどく見落としすぎであるようですね。
そして、枢密院、あるいは内閣、政治主体が、王であるグロワスから出てきたのが一番の問題になるような気がします。
王権を制限するマグナ・カルタも、諸侯の要請から王に対して強要されたように、必要とするものから、すなわち民のための政治は民の中から出てこなければ、絵空事になってしまう。
この点がどのように解決されていくのか、というのも楽しみです。あるいはそうではないのかもしれない、それも良いと思います。
作者からの返信
そこなんですよね。まさに。
上からの改革と下から今後興ってくるもののバランスをどう取るかが2部の課題です。
日本人たる自分である前に、サンテネリの王であり、妃たちの男であり、父であるか……。
小学校の教科書なんてまさに些事だな。ただ、王国であって欲しかった。
作者からの返信
「ぼく」は1部丸まる使って描写しましたので、その変化は書いている自分も結構心にきています…。
今後どうなるかは2部をお楽しみください。
第一部の終わりに"ぼく"が腹を括った意思を垣間見れた気がします。
天災をも利用して適度に介入しつつ変革へ導く、しかし、今後の政府による国家運営に支障がでないように"ヘイト"を自ら引き受けるつもりか?
歴史から消された原因はこれなのか?
面白いです!
妄想が尽きませんw
作者からの返信
先の話になりますので詳しいことは書けませんが、妄想していただけるの、本当にうれしいです! 作者冥利に尽きます。