弾劾演説
頬を撫でる秋の風は色々なことを思い出させる。
二年前だろうか。宮殿の庭で刺されそうになった経験は今も手のひらに傷として残っている。そして、あの恐怖は今もぼくの胸に刺さっている。
今日、実は怖い。
路地の脇から誰がが走り出て、迷わずぼくに銃口を向ける。そんな幻視すら呼び起こす。
あれからもう2年。
ぼくは馬上から周囲を見渡す。
沿道の両脇に壁のようにそそり立つ高層住居のバルコニーから、人々が身を乗り出して手を振っている。時折王を賛美する叫び声が聞こえる。
周囲を取り囲む近衛の青い騎兵集団は細身の剣を抜き放ち、その存在を存分に知らしめた。
ぼくの目の前には栗色の髪がぴょこぴょこ揺れている。
お揃いの近衛衣裳を着て、ぼくのすぐ前に横乗りした少女。小柄な彼女を包み込むように、ぼくの手が手綱を持つ。
積載量が増えてしまって馬には本当に悪いことをした。でも、ゾフィさんは動物に好かれる術を知っているんだろうね。彼女の小さな手が優しく首筋を撫でると馬も満更でもない様子。
いいよ、乗せてあげる。
そう言いたげな瞳で馬はゾフィさんの存在を認めた。
最初の計画ではそれぞれ別れて騎乗する予定だったんだけど、決行の前日になって彼女が言い出した。同乗したい、と。
あれこれ理由はない。
ただ、
ぼくは許可した。
狙われたときの危険性は高まるが、その方が「絵になる」からだ。
小柄で可憐な妻を後ろから庇護するように抱き留める王の姿は高い視覚的効果が望めるだろう。もちろん挿絵に描かせて新聞に掲載する予定だ。
人々にイメージを植え付けなければならない。
ガイユールをその腕に抱きしめ守るサンテネリ王国の姿を。
ゾフィさんは近衛略礼装を上着だけ着用し、中は同色のワンピース。男性的な軍服に女性的なスカートの組み合わせ。そこに溌剌とした若さが加わる。
一見ちぐはぐな姿はある種挑発的でありながら、生来の優美と調和してなんとも言えない不思議な魅力を発していた。
脇を編んで垂らした長い髪。
くすんだ青の略礼装。
胸に付けたガイユールの盾紋とサンテネリ国軍、近衛軍の略綬。そして肩から首元に掛けて、ガイユールの魚紋が刺繍された濃茶の
庇護欲をそそるお姫様でありつつも、あくまで彼女は堂々としている。
サンテネリ王妃にしてガイユール大公女。
沿道の歓声に小さく手を振りながら満面の笑顔を見せるこの少女を誰が悪罵できようか。
民をして面罵を躊躇わせるのは、彼女が幼い子どもに見えるからではない。
その姿が凛とした王妃のものだからだ。
ぼくらの乗馬と併走するように、こちらは上から下まで一分の隙も無く近衛軍装を身に纏ったメアリさんがいる。明るい金の髪が風になびき、仕事に打ち込む大人の女の鋭さを際立たせる。
他の近衛騎兵と異なり、彼女は右手に古びた長槍を握りしめていた。穂先の根元にはルロワ紋とバロワ家の紋章が描かれた旗が巻かれている。
メアリさん曰く、初代バロワ女伯が愛用した長槍を引っ張り出してきたらしい。こちらも家宝だからしっかり手入れされていたようで穂先には錆ひとつ見えない。柄は木製だから何度か新しいものに変わっているかもしれないけどね。
そしてぼくは左の腰元にユニウスの剣を提げている。刀身は現代のものよりも太い諸刃。結構な重量がある。黒い鞘からは無骨な一文字の鍔が大きくせり出して、両手で握りしめて余りある長柄に続く。
柄の中央には一言、文字が彫られている。
”
このヴェールという単語は「注ぐ」を意味する一般動詞だから、直訳すれば”注ぐ”なんだけど、代々”貫き通す”と解釈されている。中期サンテネリ語にはそういう意味もあったんだろう。
全体的に素っ気ない実用本位の形姿。
そんな中で、柄の終端に埋め込まれた翆輝石だけが存在感を周囲に示す。
マルグリテ女王が即位する前、まだ王女の時に「自らの騎士」であるユニウスに贈った剣。この輝石は彼女自身の目の色を表しているのかもしれない。
ぼくたち一団は徒歩とほとんど変わらない速度で大路を行進した。
ガイユール館に近づくにつれ、沿道を埋める人々の群が密度を増していく。目的地は前もって新聞で告知されているからね。
元々館を遠巻きしていた民衆に加えて物見遊山の市民達も集まっている。凄い数だよ。
これが暴徒化したら、多分館を警備している兵を総動員しても無傷では抑えきれない。場合によっては発砲する必要がある。もっと深刻ならば館の中に引き込んだ大砲を持ち出す可能性するある。
そうなったら終わりだ。
サクラの皆さんの努力の甲斐あって今のところ民衆は至極友好的だね。
野太い歓声、甲高い嬌声。王への賛美、王妃への賛美。
ガイユール公や公領に対する批難の声は聞こえてこない。
いくらアングランがかき回そうとしても、シュトロワはサンテネリ王国の首都だ。動員できる人手が違う。ぼくたちは民間の新聞を大量に抱えているし、スパイ網も張り巡らされている。私服の警察もそこかしこに潜んでいる。
だから民衆が「心の底から」怒り狂っていない限り、小火で納められる。いくらアングランの工作員が火をつけたところで、それを上回る勢いで水を掛けられるから。
今のところ市民の心にはまだ余裕がある。多数の者が一応食えているからだ。食い物が途絶えない限り、彼らが振り切れることはない。もちろん不満の種は至る所にあるだろうけど、王の眼前でそれをぶちまけるほどの勇気はない。
彼らは行儀良くしてくれる。
王が来たのだから。彼らの王が。
◆
「我が半身、敬愛して止まぬシュトロワの市民諸君に、ルロワの王グロワス13世が挨拶を送る!」
ガイユール館の門前でぼくは馬上から声を張り上げた。耳元で極大の大声を聞かなければならないゾフィさんは災難だけど、ここは我慢してほしい。
ぼくの声が群衆の隅まで行き渡ることはない。マイクなんて存在しないからね。でも、皆ぼくの言葉を聞き逃すまいと息を殺して静かにしている。
思ったより響くね。
「この世界の中心に誇り高く生きる我がサンテネリ市民! 賢明なる諸君に私は会いに来た!」
地響きのような歓声が上がる。
王が平民達、ことに富裕ではない者達に直接語りかけるのはたぶん史上初だろう。彼らは今、自身の王の肉声を生まれて初めて聞いたのだ。
絶叫混じりの歓声がやむのを待って、話を再開する。
「私はある噂を聞いた! 我がサンテネリに破廉恥な者が巣くい、堂々たる堅城を土台から食い破る白蟻のごとく、こそこそ闇に隠れて活動しているのだと! 我らが祖国を敵に売り渡さんと!」
”陛下! 逆賊ガイユールに裁きを!”
少なからぬ音量で返答が届く。
もちろんこの数だ。どの辺りの一団が叫んだのかぼくには分からない。四方八方からポツポツ聞こえてくる感じだね。
「なるほど! 市民諸君! 裏切り者はガイユールか?」
ぼくはゾフィさんの身体を抱きしめながら叫び返す。少女のものか、あるいはぼくのものか。軽い震えが共振するのを感じながら。
「賢明な市民諸君の言だ。私はそれを信じよう!」
人々が興奮し始めている。
地を踏みならし、逆賊を屠れとわめき出す。国王陛下万歳の絶叫とともに。
近衛軍の守備隊はぼくの乗馬を中心にして完全な警戒態勢に入った。
ぼくは人々の叫びが収まるのをじっと待つ。
傲然と待つ。
しばらくすると、彼らはぼくの話がまだ終わっていないことに気づき、空間は徐々に静けさを取り戻していく。
「ところで諸君、私は先年、まさにそのガイユール公領に旅した。我が祖先が攻め入ったのと同じ道を辿って。近衛とデルロワズの黒針鼠を率いた旅だ」
声のトーンを少し落とし、語りかけるように。
「バロワのヴァノー、デルロワズのルエンを抜けて、古都ロワイヨブルに入った。我が父祖が激戦の末奪い取ったガイユールの堅城に」
”征服しろ”
”もう一度身の程を知らせてやれ!”と単発の叫び。
ただし群衆はまだ抑制的だ。
「私は覚悟した。何しろ因縁の地だ。いかにこのサンテネリの王といえど、罵声を受け、石以て追われるかも知らん。そんな覚悟を秘めて私は城門をくぐった」
”不忠だ!”
”思い知らせてやれ”
「城門を抜けた私が受けたのは ——地を揺るがさんばかりの歓声だった! 王を讃え、サンテネリの栄光を祈り、ロワイヨブルの民は我らの兵の頭上に花を蒔いた! 石ではない! 花を! 忠実なるシュトロワの諸君が私にしてくれるのと同じように」
ざわめきが発生する。
サンテネリにはテレビもラジオも存在しないからね。
生まれた街を一歩も出ることがないまま一生を過ごす人も珍しくない。そんな彼らにとってガイユール領やロワイヨブルは空想と噂の存在に過ぎない。
「そのときの私の歓喜を諸君は想像できるだろうか! かつて城市を血で染め上げたルロワの王を、彼らは歓待したのだ! なんと寛大で、なんと高貴な態度だろう!
——とはいえ、賢明なる諸君が言うのだ。ガイユールは裏切り者で、私は見事にだまされたのだろう。私はシュトロワ市民を信じる」
今度のざわめきには若干の戸惑いが混じる。
そう。戸惑ってほしいんだ。
「ロワイヨブルを出た私はガイユール公爵とともに領内を旅した。沿道の人々もまた同様に我らを讃えた。そして! 私はついにガイユールの首府リーユにたどり着いた。諸君も聞いたことがあるだろう。あの”リーユの大門”をくぐり、私はガイユールの民にこの身を預けた。今度こそ石つぶてかと覚悟しながら。
しかし、予想に反して私になされたのはガイユールの民の大いなる祝福だった。人々はサンテネリの永遠の繁栄を願い、私を歓呼のうちに迎え入れた。
——だが、私がこの目で見たものは幻だったのかもしれない。賢明なシュトロワ市民が言うのだ。ガイユールは卑劣な害虫であると。私はだまされたのだろう」
ぼくはここまで一気に言い切ってから長い沈黙をおく。イメージしてほしいんだ。自分たちの王が歓待される姿を。
「私は愚かな王だ! 卑劣なガイユールのものたちにすっかりだまされていたようだ! 親愛なるシュトロワの民が私に気づかせてくれた! ——だが」
もう一度言葉を止めて、ぼくは周囲を取り囲む人々の姿を睥睨する。できる限り多くの人々と目を合わせて。
彼らの瞳には戸惑いがあった。
王はガイユールに歓待を受け、ガイユールの人々はサンテネリの繁栄を喜んだという。翻って自分たちはガイユールを裏切り者と思う。どちらが正しいのか。
そう。考えてほしい。
腕の中のゾフィさんは身じろぎ一つしない。微かな呼吸の音が聞こえる。恐らく全身が強ばっている。でも、彼女は俯かない。恐らく人生初のきな臭い場で、現実味を帯びた生命の危機を感じながらも。
ゾフィ・エン・ルロワは
「諸君! 私は愚かな王だ! 父グロワス12世にも、祖父大帝にもとても及ばぬ若輩だ。しかし、愚かながらも、目の前にあるものを「在る」と認識することくらいはできる。そうだろう? 皆は同意するか? 例えば諸君が手に持つ酒の杯を「酒の杯」と認識することができるように。そんな能力くらいは私に備わっていると」
”グロワス13世陛下は名君だ!”
”地上に及ぶ者なきサンテネリの王”
”グロワス陛下万歳”
ここで一斉に野太い叫び声が返ってくる。まぁサクラの皆さんです。
つられて周りの人々も叫び出す。
そう。そうしてほしい。
頃合いを見計らって、ぼくは腰から剣を抜き放ち高く掲げる。秋の柔らかい陽光を刀身が吸い、再び柔和な光を返す。
この重たい剣を掲げながら、ぼくは英雄を演じなければならない。
「今私が抜いた剣。この手に掲げる剣が諸君には見えるか! これこそは、私の父祖、そして諸君の父祖がガイユールを征した剣だ。私は今、この剣の存在を確実なものとして認識している! 疑念ある者はいるか?! この剣が幻だと思う者はあろうか!」
色々な意味を込めた。剣という物体の存在を確認すると同時に、
”ルロワの宝剣!”
”女王の剣!”
”陛下! 私には見えます!”
そろそろ本格的に喉が痛い。
ただね。ここからが本番なので、もう一踏ん張りするしかない。剣を鞘に戻し、ぼくは目前の少女を優しく抱きこむ。髪をそっと撫でるとゾフィさんはぼくを見上げて、そして優しく微笑んだ。
小さな手がぼくの腕を撫でる。
ぼくはこの少女を護らなければならない。
「さて、賢明なるシュトロワ市民諸君。実は諸君に伝えたいことがある。
——私はガイユールの地で、あるものを受け取った。それはガイユール秘蔵の宝玉! この大陸の隅から隅まで探しても同様の輝きは手に入らぬ、まさに門外不出の宝をガイユールは私に委ねた。その宝を護るためならばガイユールの人々は最後の一人になるまで戦うという、最上の宝物を彼らはこの私に贈ったのだ!」
好奇心を刺激するだろう。だって富貴で知られたガイユール領の中でも最上の宝だ。一体どんなものなんだろうって。
もちろん話の筋に気づいている人もたくさんいるはず。それでいい。だって、予定調和の劇を見るのだって十分楽しいからね。
「だが、諸君が私の目を覚ましてくれた今、私は受け取ったその宝の存在を疑ってしまう。何せ私が”唯一信ずる”シュトロワの諸君が言うのだから。
——どうだろう、共に確かめてくれまいか! 私が受け取ったガイユールの宝が本当に存在するのか!」
我ながら芝居がかりすぎているとは思うよ。現代日本でこんな場面を演じたら、くどすぎて観客は飽きてしまうだろう。でもここはサンテネリなのでね。
修辞を好み、派手であることを好み、大仰を美徳とする世界だ。
「私が今、両手でかき抱くこの貴婦人の姿が諸君には見えるか? ガイユール大公の長女にしてその美と聡明さを謳われた淑女、ゾフィ・エン・ガイユールの姿が! 彼らはこの唯一無二の宝を私に贈ってくれた。そして皆、見えるだろうか! 今この貴婦人は、私の妻だ!
サンテネリの王にしてルロワ家の当主グロワスの妻、王妃ゾフィ・エン・ルロワだ! 我らの王妃ゾフィは、シュトロワの誇りたる近衛の服を身に纏い、諸君にこうして会いに来た! これは幻だろうか!
賢明なシュトロワ市民諸君。教えてくれ! サンテネリ王を心から歓迎し、祝福し、秘中の秘たるこの”もの”を贈ってくれたガイユールは、果たして卑劣な裏切り者だろうか!」
”そんなはずがない!”
”王妃万歳!!”
”サンテネリに永久の栄光あれ!”
サクラの皆さんもここが腕の見せ所だからね。一番の盛り上がりどころに全霊を込めて叫ぶ。その気迫は周囲に伝わっていく。
場の熱を感じる。
ガイユールの至宝と名指しされたゾフィさん。彼女も熱に当てられて、ほんのり赤みを差した頬をさらしている。そしてぼくもだ。
「卑劣な売国奴ガイユール。その大公女が、サンテネリを想い、シュトロワを愛し、ルロワの王と結び、そして我らの誇り高き軍衣を纏うなど、そんなことがあろうか!
——これは幻か?! 市民諸君! ガイユールは我らの敵かっ?! 賢明な諸君の判断を仰ぎたい!」
群衆の前列はぼく達の姿がよく見えているはずだ。
敵意を秘めた無数の人々に取り囲まれながら微塵も気圧されることなく、誇り高く胸を張る少女の姿を。そして、彼女を両の手で抱き留めて守らんとする王の姿を。
ときに視覚は言葉よりも強い。
ゆっくりと、人々が膝を地に落としていく。
放射線状に、波のように。
”グロワス王に忠誠を! ゾフィ妃に忠誠を!”
それは符丁のように伝播していく。始めは偶発的に、やがて息を揃えて。
十か二十か。何度も何度も、半ばうわごとのように延々と続く。
巨大な人声の膜が、ぼくを中心に広がっていく。
”グロワス王に忠誠を! ゾフィ妃に忠誠を!”
「親愛なるシュトロワ市民諸君。賢明なる市民諸君! 私は自信が持てた。ガイユールは敵ではないな! むしろ我らシュトロワの民の友。家族だ。シュトロワの民の長とガイユールの長の娘が婚姻を交わしたのだ。我々は家族だ!」
そう、ぼくたちは家族になったんだ。少なくともゾフィさんとぼくは。
だからシュトロワに住む人々にもそれを認めてほしかった。
そして、最後に付け加える言葉が一つだけあるね。
底意地が悪い言葉。恐らくこの言葉がサンテネリに新しい火種をもたらす。理解している。それは小火で終わるか、それとも大火となって、ぼくとこの国と大陸全土を焼き尽くすか。先のことは何も分からない。
「私は考えた。かくも賢明なシュトロワ市民は、なぜ家族たるガイユールを敵と、卑怯者と、売国奴と考えたのだろうかと。——諸君の賢明と忠誠はこの王が知っている。であれば、諸君を陥れた何者かが潜んでいるのではないか?
私はそれが怖い。そのような悪意の者が我が国に潜んでいるのかもしらん」
言い終えると辺りを静寂が包む。
やがてぽつりぽつり、人々が囁き始める。隣にいる見知らぬ人と、ぼくが今投げかけた”悪者”の正体について。
後はタイミングだけだ。囁きがざわめきに転化する前のその一瞬。揺らぎが確固とした波に変わる直前のその瞬間を上手く射止めなければならない。
”アングラン!!”
活気に満ちた男声が瞬間を捉えた。
サクラなのか、あるいは民衆の中の聡い誰かなのか。判別することは不可能だけど、流れからみて恐らく前者だろう。芸術的なタイミングだった。素晴らしい。
アングランだよ。みんな覚えておいてほしい。アングランだよ。敵はガイユールじゃない。
「私は愚かな王だ。その卑劣漢の正体を見極めることができない。だから賢明なるシュトロワ市民諸君。この王に教えてくれ! 私はサンテネリの王として我が国と我が民を苦しめるものを容赦しない!」
この長い演説を締めよう。
ぼくはもう一度ユニウスの剣を抜き、高く掲げた。
「この剣を振り下ろす相手は何者だ! その卑劣漢の名を王に教えてくれ! 賢明なるシュトロワ市民諸君!」
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