暗君とメアリ

 第9期半ば、ルロワ王権によるサンテネリ統一の礎を築いた女王マルグリテ。

 女王に従い戦場を駆けたマリーという女がいた。恐らく平民だった彼女は女王の非公式な親衛隊を指揮する女官となり、後にバロワの地に封じられて約800年。バロワ伯爵家は王家の剣として常に王の傍らにあった。名もない親衛隊は時代を下るにつれてその有用性から拡張を繰り返し、最終的に近衛軍と名を変えて今に至る。


 サンテネリ王国軍とは切り離された、王だけの軍だ。

 近衛軍の任務は多岐にわたる。国王とその家族の警護を中心として、即位式などの儀式においては儀仗兵の役割も果たす。王に従わぬ貴族を捕縛することもあれば、領地で兵を挙げた貴族を鎮圧することもある。王の警護隊であり王の警察であり王の軍である。

 貴族達がルロワの宮廷に取り込まれ官僚として生きるようになると反乱鎮圧の任務はほぼなくなった。代わりに割り振られたのが対外戦争である。特に王が親征する場合、近衛軍の一部は最前線で戦った。最も困難な戦場で最も強大な敵と戦うことが常であった。

 その役割にふさわしく、兵の待遇と装備は国軍を圧倒している。彼らは庶民の憧れであり、サンテネリ陸軍の精強さの象徴であったといってもよい。


 そんな近衛軍を代々率いるバロワ家において、男性は当然のこととして女もまた軍務に就くのが常であった。戦場で功を立て家を興したのが女性なのだから、バロワの女が軍に入るのは当然のこと。バロワ家はそう外にも内にも説明してきたし、世間も特に違和感を持たずに受け入れた。


 だが、それは建前である。

 実際のところバロワ家の女が実際の戦場に赴くことはない。彼女たちは王に近侍し警護に当たるのが常。バロワ家の当主でもある近衛軍の総監を補佐し、王の身辺を警護する。それが本来の役割だ。

 そして、この説明すらも本質ではない。

 将来の警護役たるべき彼女らだが、幼時から武芸を仕込まれることはついぞなかった。よって警護も出来ない。実務は選び抜かれた近衛兵の役割である。


 では、彼女たちに求められた役割とはなんなのか。

 それはつまり、王の”最も近くに存在する女性”という役割である。


 伯爵家の出自ゆえ正妃はないが、バロワが多くの側妃を出しているのがその証左だろう。歴史をひもとけばバロワの女が産んだ男児が王として即位したこともある。


 この構造は王家とバロワ家の双方に利益をもたらした。王家は近衛軍の背信を危惧する必要がなく、近衛軍もまた王家を害する意図を持たない。

 血縁で結ばれた強い絆が近衛軍の存在の後ろ盾であった。


 メアリ・エン・バロワは、そんな家の長女として生を受けた。上には兄、下には弟と妹。家督と近衛軍の総監位は兄が継ぐ。弟は近衛軍の将軍となる。妹は他家に嫁ぐ。

 では彼女は?


 マリーを現代サンテネリ語で読み替えるとメアリとなる。

 始祖の名を受け継いだ女として彼女は戦場を駆けることを望んだ。誰に強いられるわけでもなく軍事教練に参加し軍学を学んだ。結果は非常に優秀なもので、父は彼女が女であることを惜しんだ。

 しかし、幸か不幸か、18歳で軍に入ってから24歳になった今に至るまで六年間、そもそも近衛軍が参加する規模の戦争自体が発生しなかったのだ。新大陸植民地の紛争は依然続くものの、中央大陸の戦乱は起こっていない。

 メアリは父の元で副官として奉職した。

 怜悧な頭脳を持つ彼女は自分に求められているものが何かを明確に理解していたが、理解と納得は異なる。

 彼女には相応の自負もあった。ひとたび王家の旗の下に軍を率いれば必ずや軍功を立てられよう。明らかに自分より出来の悪い兄や弟、そしてサンテネリ国軍の士官達を目の当たりにして、それは確信となった。


 そして王太子と出会った。

 彼女が20歳、王太子16歳のときである。

 太子はその頃から既に好戦的な傾向を示していた。先祖の偉大な王に傾倒し、自身も中央大陸を席巻するのだと息巻く少年。ちょうど少年のお手本となるような同時代の王も存在した。プロザン王フライシュ3世である。理想の王である先祖グロワス7世、そして現実の王フライシュ3世。

 彼らのようになりたい。そう願う太子に彼女は好感を持った。

 太子の元で近衛軍を率いて戦う自分の姿を想像したこともあった。


 出会いから2年が過ぎたある日、近衛軍の宿舎にお忍びでやってきた太子は父や兄と酒を酌み交わし上機嫌に酔っていた。近づいてくる彼女に気づいたグロワスは言い放つ。


「おお、ちょうど良いところに来た、メアリ! 余が立つとき来たらば、近衛の皆とともに帝国と決戦ぞ。フライシュ殿と轡を並べてエストビルグを打ち倒すのだ」


 芝居がかった仕草で葡萄酒の杯を高く掲げながら、そう彼は叫んだ。

 グロワス王子——その時はもう王だろう——の元で、私も…。


「その際は是非、このメアリ・エン・バロワに先鋒をお任せくださいませ!」


 帰ってきた王子の一言を彼女は忘れていない。

 王子が心底不思議そうな顔で彼女を見る。父と兄はバツが悪そうに彼女から視線をそらした。


「何を言うメアリ。おまえは宮殿におれ。いくさは男の仕事ぞ。余が守ってやる」


 この言葉を忘れようと二年間彼女はもがいてきた。




 ◆




 無理なことを無理と認めるのは負け犬の仕草だ。やってみなければ分からない。

 自分は王子の側妃要員ではない。自分は近衛の一軍を率いて戦う将になる。ふさわしい能力が自分にはある。

 彼女はそう言い聞かせてきた。

 一方で、それが不可能であることを自覚している自分もいる。

 鋭敏であるがゆえに分かる。

 自分の指揮では兵は動かない。


 メアリはこれまで何度か演習で陣頭に立ったことがある。兵も士官もみな、彼女を指揮官として扱って

 ある日の演習中、突撃の音頭を取って銃を手に進むメアリは、足下の小石に躓き倒れた。戦場ではよくあること。膝を擦りむいただけ。


 ——演習は即座に中止された。


 医師が呼ばれ、担架で後送されていく。膝に薄ら擦り傷を作っただけの彼女はベッドに半ば力尽くで寝かされ診察と手当を受けた。

 姫様がお怪我をなさったのだから当然だ。

 彼女は栄えある近衛軍の将ではなく、由緒正しい名家バロワ伯爵家の令嬢なのだから。


 それでも彼女は現実から目を背けた。

 人は自身がすねに傷を持つがゆえに、他人の傷が目に行きやすい生き物だ。


 相変わらず威勢よく将来のエストビルグ攻略戦を語るグロワスを、彼女は冷ややかな目で見るようになっていく。

 王子の構想が不可能事であることは誰の目にも明らかだ。

 泥沼の新大陸紛争に巻き込まれて出血を続けるサンテネリに大規模な軍事行動を起こす余力はない。国庫が破綻寸前であることも分かる。無理なことはわかりきっているのに、なぜ太子この方は夢のようなことばかり言うのだろう。

 加速度を付けて気持ちが離れていく。


 王が崩御し、太子が新王として立った。グロワス13世である。

 彼は最初の一年をエストビルグ攻略の準備に費やした。より正確に言えば、エストビルグ攻略が可能になるようにせよと臣下に命じただけだ。

 近衛軍はその規模をさらに拡大するという。父の副官として軍の経理も見る彼女からしてみれば冗談ではない。

 予算は以前と変わらず、だが兵を倍増しろという。


 父が苦しげな表情を深めるのを横目に見ながら、当初彼女はある種の快感に浸った。自分を”仲間外れ”にするこの組織、近衛軍の苦しみを見て溜飲が下がる思いだった。

 しかし、じきににその感情は霧散した。

 父が財務監や家宰、陸軍卿と折衝を重ねる様を見ながら彼女は悟った。父もまた、無理なことを為そうとして苦しんでいる。その姿はメアリ自身の写し絵だと。




 ◆




 王が倒れ、回復した。

 そこから風向きが変わった。


 王の変化は分かりやすかった。一人称は「余」から「私」になり、物腰は丁寧に。そして、少年の頃から口癖のように唱えていた大陸制覇の野望を口にすることが一切なくなった。

 一言でまとめるならば「大人しくなった」。


 体調不良の影響で気が沈んでいるだけだろうと思っていたが、どうにも解消できない違和感がある。喉に刺さる魚の小骨のように、常にそこに在る。

 その正体に気づくことができたのは、彼女がグロワスと比較的長く接してきたゆえだろう。


 回復してからの王は人を

 召使いから家宰まで、皆”同じもの”として扱っている。自分もまた同様に、側妃候補の女ではなく一人の部下として扱われた。

 給仕に接するのと同じく、あるいは家宰に接するのと同じく、グロワス王は彼女に接する。つまり、余計な配慮がない。


 これに気づいたときの衝撃は大きかった。

 王は彼女を近衛軍の副官として扱っているのだ!

 誰が側妃候補の女に軍政についての意見を求めるだろうか。魚のさばき方を肉屋に尋ねることなどありえないのと同じだ。だからメアリが軍政において助言を請われるということはつまり、彼女が軍の高官と見做されているに等しい。


 認められている。

 そう実感してみれば肩肘を張る必要もない。

 これまで頑なに袖を通さなかったドレスを着ることにも抵抗がなくなった。王が自身を認めてくれているのだから、服装などなんでもよい。

 身体が軽くなった気分を存分に味わう。


 彼女はグロワス13世に近侍するのが好きになった。

 近衛監副官として扱われると同時に、女性として配慮されるのも悪くない。そこには事実があるだけだ。男と女は身体構造が異なる。だから対応を変える。しかし、身体の中にあるもの——彼女の能力であり矜持である——は他者と同様に扱う。たったそれだけのことが彼女を有頂天にさせた。

 得たいと願い、ついぞ得ることが出来なかったもの。




 ◆




 近衛軍の縮小と将来的な国軍への統合。

 この案を父から聞いたとき、メアリは裏切られたと思った。

 王は我々に価値を置いておられないのだ。そう言って語気荒く父に詰め寄った。

 父は黙って娘の言い分を聞いた後、ぽつりと呟いた。


「近衛軍は誰のためにある?」

「陛下をお守りするために決まっています。それなのに…」

「ではなぜ、ご自身の剣となり盾となるものを陛下は手放そうとなさるのだ。メアリ、なぜだ?」

「それは…陛下は我々を信じてくださらないのです。国軍を頼りにされているのでしょう!」

「いや、それは違う。国軍も我々と同様削減される」


 そして彼は、現在詰めの作業を行っている諸計画、エストビルグとの和約と軍事費の圧縮の全貌を訥々と語り出す。

 彼女には俄に信じがたいことだった。エストビルグは積年の敵であり、王が太子時代から「獲物」と公言してはばからない存在。そして、エストビルグと手を組んで封じ込めるプロザンは、王が憧れて止まないフライシュ3世が治める国なのだから。

 全てが真逆に進んでいる。


「メアリ、兵にとって理想の上官とはどのようなものだろう」


 唐突な問いかけに彼女は答えられない。

 そんな娘を見る父の表情は優しかった。ここ数年見たことがない、穏やかな目をしている。


「わしは先王様の旗頭の元、様々ないくさに赴いた。若き日は銃を手に取り兵の先頭に立ったこともある。兵はそう簡単には動かんぞ。修羅場ではバロワの若君などという肩書きは何の役にもたたん。後ろから叱咤しても動かん。彼らを動かすにはただ一つの行動しかない。——勝利のために戦列の先頭に立ち、自ら駆けることだ。わしは恐怖で一杯だった。幾多の銃口が、全て自分に向けられている。そう感じたものだよ」


 父にして上官たる近衛軍監が自身の戦歴を語ったことはほとんどない。メアリも初めて聞く話だ。本当の、戦場の話。


「わしは運良く生き延びた。何をしたかほとんど覚えていない。剣を掲げ号令を掛け、銃を握りしめて我武者羅に走っただけだ。——その後、兵達は私を受け入れてくれた」


 メアリの肩を父の手が掴む。大きく節くれ立った、自分のものとは似ても似つかぬ手。


「いいか、メアリ。兵に死ねと命ずるからには自身も死ぬ覚悟を見せねばならん。夢想するのではない。死が目前にあるという自覚の上で、その上でだ」


 ぼんやりとだが、父の言わんとすることが分かる。

 自覚して、その上で何かを為そうとする姿。


 脳裏にグロワスの姿が浮かぶ。

 グロワス王が自覚したものはなんだろう。恐らくそれはサンテネリの窮状だ。何か一つを変えれば好転するようなものではない。国家の構造自体が限界を迎えつつある。そして、限界を迎えつつある構造の一つが国軍と近衛軍の存在なのだろう。


 彼は幼児から抱いた夢を明確に捨てた。

 なぜか。

 国を生かしていくためだ。

 しかし、彼が何を言おうと人々はついてこない。人々を駆り立てるためには犠牲を払う必要がある。


「陛下はおっしゃった。”聖域を作るな”と。常識的に考えれば、削減は国軍に対して行うのみでよい。近衛よりもはるかに大きい組織だ。削減できる費用も人も大きい。だが、我々聖域に手を付けず、国軍のみを縮小しようとしてもそれは上手くいかない。我々近衛軍を手放すという一事をもって、国軍は陛下に従う」

「グロワス陛下は…何を為さりたいのですか? そこまでして」


 グロワスの夢は大陸に覇を唱えることだった。

 それを捨てた後、彼には何が残るのだろう。


「御心は分からん。分からんが、おそらく”偉大”なことだ。サンテネリを維持するという、当たり前のようでいて最も難しいことを陛下はなされようとされている。わしは陛下とお会いしてそう感じたよ。…メアリ、人は変わる。陛下はもう殿ではない。——サンテネリ国王グロワス13世陛下なのだ」


 ——偉大なこと。

 しかしそれは誰にも気づかれぬ地味な行いだ。誰にも評価されない。後の歴史書にも書かれることはない「何もなかった時代」。


「メアリ、近衛が明日なくなるわけではない。数年掛けて国軍と合同する。そして国軍の一部隊としてその名は残るだろう。我が家も国軍の傘の下に入る」

「では、デルロワズ公爵家の元に?」

「ああ。海軍卿が横すべりするという噂もあるが、そうなったところで繋ぎだ。若君が無事公爵家の家督を継がれた。よい若者だ。数年後にはこれまで通り、陸軍卿の座も彼が継ぐだろう」


 ガイユール公爵家は外様諸侯の頂点であり、デルロワズ公爵家は王家親族諸侯の首位である。もはや歴史の一頁になって久しいサンテネリ統一戦争の時代から王軍の中心はデルロワズの兵であり、現在のサンテネリ王国陸軍はデルロワズ軍と王軍の一部が連合したものをその端緒とする。

 デルロワズ家の当主は代々サンテネリ王国元帥の号を保ってきた。実体をともなうときもあれば名ばかりのときもあったが、その歴史の中で多くの名将を生み出している。


「だからメアリ、聡いおまえにはもう理解できよう。おまえを縛る枷はもうない。どうだ。軍に残るならわしがねじ込んでやる。それとも…嫁に行くか?」


 近衛軍が解体され従来の意味を喪失するとなれば彼女の存在は必要なくなる。”王をつなぎ止める女”はもういらないのだ。

 サンテネリ国軍には女性はいない。だが、彼女がそれを望めば父は国軍の部隊としての近衛に居場所を作ってくれるという。

 嫁に行く。それも悪くない。昔の彼女であれば、表面を取り繕いながらも心内穏やかではなかっただろう。しかし、ある種の自然体を経験したメアリにとって、妻となり子をなす選択もそう嫌悪したものではなかった。

 ただ、出来ることならば、女でありつつ、「自分」でありたかった。


「父上。近衛軍はすぐに解体されることはありませんね?」

「ああ、ここ1〜2年はこれまで通り」

「でしたら、その選択は先送りいたします」


 女として自分を見てくれる人。そして、有能な人材として自分を見てくれる人。嫁ぐならそんな人の元に嫁ぎたい。彼女はそう思った。




 ◆




 理解。

 理解されること。「ただの女」であることを期待されながら「ただの女」でいたくなくて努力を重ねた自分を”察して”もらうこと。

 彼女はそれを望んでいた。


 和約決定が為された御前会議の後、グロワスは彼女を茶会に誘った。

 彼女の脳裏に去来するのは父の言葉だ。

『陛下はもう殿ではない。——サンテネリ国王グロワス13世陛下なのだ』


 それを確かめるべく臨んだお茶会で、彼女は「サンテネリ国王グロワス13世」がどのような存在なのか、一端を垣間見た。


 彼は自分がやろうとしていることを理解している。自分が手放そうとしているものの貴重さも、手放される者たちの苦悩や恐怖も。

 そして、それを彼は”彼女に”告げた。

 彼は自分を「告げるに値する」存在と見做している。


『おまえは宮殿におれ。いくさは男の仕事ぞ。余が守ってやる』

 目の前の男は、二年前にそう自分に告げた少年だ。

 この呪いのような台詞を、同じ男が解いて行く。


 ——殿ってときに驚くような成長を遂げられるものね。それとも陛下が例外なの?


 趣味でたしなむ手芸の話を興味深げに聞くグロワス王の姿は新鮮だった。

 過去にそんな話題は皆無だ。

 思い返せば、にとって彼女は「女」という記号に過ぎなかったのだろう。記号は記号である。記号にどのような趣味があろうがどうでもよい。「バロワの女」が存在すればそれでよい。メアリでなくとも代わりはいくらでも居る。


 にとって彼女は「メアリ」という現実の女性だ。

 作りかけのぬいぐるみを見せるのを婉曲に断った行動を、自身のことながら意外に感じた。昔であれば無感動に、半ば自動的に見せたことだろう。

 だが、今、王にぬいぐるみを見られるのが恥ずかしかった。巧拙の問題ではない。

 彼女にとってもまた、王が記号ではなく「グロワス・エネ・エン・ルロワ」という現実の男性になったからだ。


 メアリは自覚した。

 嫁に行く。


 その選択肢も悪くない。

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