第8話加護も寵愛もギャンブル感ハンパねぇなぁ(遠い目)
「ミーは色々と出来るから加護には息子のプレイヤーばれ対策用の能力をチョイスしといたのん!
ステータスと言うか念じると見れるのん!」
イイ仕事したぞ!と言わんばかりなドヤ顔で早く見ろとせっついてくる。
これ絶対、他人に見せられない犯罪能力だろうな。分かってる、俺の立場上必須になる能力が犯罪系ばっかりになるのは予想出来てる。
まあ避けられない以上は開き直るしかない訳だが。
「ステータスっと。うぉ!? 犯罪プレイヤー御用達の能力がぞろぞろとあんぞ!?」
「あは! 能力だけ見たらそうねん!でもホークには必要だよん?
外見やステータスの偽装とか、住人専用ステータス偽造とか、どんな鑑定だろうと弾くか誤魔化せる能力メインなのん!
もちろん加護持ちを人に話しても大丈夫な能力も付けてるから、教えても問題ないよん!」
お? 俺の懸念してた所もカバーしてるのか。
大体は予想つくがステータス偽造だけはいまいち分からんから聞いておくか。
「なぁ、住人専用ステータス偽造ってどう言う感じなんだ?」
「あーそれはね? 二重帳簿のように二重ステータスに出来る奴なのん。
鑑定を全て弾くのも悪目立ちするからねん。はたから見たら住人っぽくて、見られてもいいステータスを本来のステータスに被せとくのん。
看破使っても貫通しないから安心なのん。そう言う取り決めしといて良かったのねん!」
「なるほど、住人プレイする訳だしモブ住人が鑑定や看破を弾くのは異常だわなぁ。
偽造ステータスは自分でイジれるのか?」
「隠したい称号やスキルや加護や寵愛、役職や種族かな?加護の能力ももちろん隠せるよん!」
「そいつぁー良かった。能力は流石に犯罪を疑われるから助かる。後は寵愛だけか?」
「そうだねん。寵愛は寵愛で効果があるんだけど、この効果は人前で使えないか言えない効果もあるから気を付けるのん」
「ここで地雷の気配するとはな!俺の男としての尊厳がゲロる効果でもあるのか?」
コイツだからな、コイツの性格や性質から考えてロクな効果じゃないだろ絶対!
「ホークならそう思うかもしれないねん?
ミーもこれが付くとは思わなかったけど、配信には面白いかもしれないよん?
……覚悟は必要だろうけどねん?」
ここまで焦らされるって事は相当アレな効果が付きやがったな?
俺の男としての覚悟が求められるが、配信映えする効果…腐臭を感じる気がするぞ?
「それは発酵してるお姉様方の悦ぶ効果だとみていいのかねぇ? なあ? この世界での母にあたるマミーよ?」
「ぶはっ! そ、その通りだよん! 【総受け体質】って言う同性にモテやすくなる効果だよん!
とは言ってもBLになるような程の効果にはならない程度に調整しといたから安心するといいのねん!
同性に嫌われるよりは生きやすいと思うよん?」
た、確かに!? 何をするにしても同性に嫌われてはやりにくい。
字面だけ見たら男の尊厳の心配をしたくなるが、調整したと言ってるしブラコン程度で済むと思いたい。
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