令歴645年4月9日 LINEグループ『蹴鞠会in法興寺』
◀
【4/9(火)】
生ゴミ「というわけで調整の結果、次回の蹴鞠会開催日は4月20日(土)となりました。どうぞよろしくお願いいたします。」
犬「ありがとうございます……」
きのこ「よろしくお願いします。めっちゃ楽しみにしてます……」
王子「おう」
生ゴミ「@王子 ちなみにお時間のほうは、前回通り午前10時からで宜しかったでしょうか?」
王子「ええで」
生ゴミ「承知しました。」
王子「つかさあ」
生ゴミ「はい。」
王子「お前誰やっけ?」
生ゴミ「誰、とは?」
王子「ややこしいねん、名前。きのことかイヌとか生ゴミとか。あだ名やと誰が誰かわからへんがな」
犬「え、けど皇子がこないだ……」
王子「あ?」
犬「や、何もないです」
【王子が、名前を『中大兄皇子』に変更しました。】
中大兄皇子「おう、お前らも早う戻さんかい」
生ゴミ「承知しました。」
中大兄皇子「あ、やっぱちょい待て」
【中大兄皇子が、名前を『中大』に変更しました。】
中大「これでどうや。本名やけど、最初の2文字だけにすればええんや。そしたら長くもないし、誰が誰かもすぐわかるやろ。やっぱ俺天才やわ」
生ゴミ「流石は皇子。まさに思金神のごとく聡明であらせられる。」
中大「せやろ」
【生ゴミが、名前を『中臣』に変更しました。】
中臣「鎌足です。どうぞよろしくお願いいたします。」
【犬が、名前を『葛城』に変更しました。】
葛城「葛城稚犬養網田改め葛城です! よろしくお願いいたします!」
【きのこが、名前を『佐伯』に変更しました。】
佐伯「佐伯子麻呂です、よろしくお願いします」
中大「きのこってお前か(笑)何やねんその名前だっさ(笑)」
佐伯「ええ……」
中臣「それでは次回の蹴鞠会のほう、4月20日(土)の10時に法興寺集合ということで、どうぞよろしくお願いいたします。」
中大「ちょっと待てや」
中臣「皇子、いかがされましたか?」
中大「なんか……『中大』と『中臣』って並ぶと、『中』が被っててややこしいねん」
中臣「申し訳ございません。」
中大「お前、やっぱLINEの登録名変えろや。もう今回は適当に『藤原』とかでええわ」
中臣「仰せの通りに。」
【中臣が、名前を『藤原』に変更しました。】
藤原「拝命いたしました。LINE上のみではございますが、中臣鎌足改め藤原鎌足、どうぞよろしくお願いいたします。」
中大「おう」
葛城「あの、ちなみに、なぜ藤原なんですか?」
藤原「おそらく私の出身が、大和国高市郡藤原だからだ。」
葛城「なるほど。さすが皇子。素晴らしいセンスですね」
中大「まあな」
佐伯「生ゴミよりも断然ええですね」
藤原「もうその名は出すな。」
佐伯「すんません……」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます