第50話

ラーメンはなんだったんだ?あれは嘘?


「あげるけど、お願いを聞いてくれたらあげる」


「なに?」


「こっちきて」


「?」


?マークを浮かべたまりこが対面して座ってたので、俺の方にやってきた。


「きゃ、なに!」


まりこにぎゅーっと抱きつく。そんで勝手に膝に寝転がる。


「疲れた」


「大丈夫?」


「癒されたいなぁ」


まりこの長い髪を触る。犬の毛みたく柔らかい。


「え?どうすればいいの?」


「は?自分で考え…」


まりこからキスされた。珍しいこともあるもんだな。


「癒され…た?」


照れながら言ってるとこがまたかわいいんだよなぁ。


「全然だめだな。俺のために喜ぶこともっと考えろよなぁ〜」


「えーどゆこと?」


まりこの言葉を聞いてすぐ眠ってしまった。疲れすぎだな。遊んでる暇もないとか。ありえねー


朝起きると、隣にまりこも寝ていた。くそっ!お前も寝たのかよ!布団くらい持ってこいよなぁ。あ…チャーハンそんままじゃねーか!


朝から忙しくすごし、出勤。

まりこには買い物リストを残しておいた。

家に帰ればリセットできていいな。

泊りさえなきゃ、俺はいけるはずだ!

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