柊亮伍の友達

第13話

「はぁ?ふざけんなよばーか」


私、吉越まりこは柊亮伍と付き合ってから、1ヶ月も経たない頃には柊アパートで一緒に暮らし始めた。もちろん職場には内緒で。


亮伍と住んでみてわかったことは…夜中でも早朝でもお構いなしに電話がくること!そして対応はいつもこんな感じで荒っぽい。


誰から?と聞くと、足助守だったり友達だったりする。そもそも友達って?イメージだと、友達なんていないはずなんだけど。私だって職場にしか友達いないし。


「だから、嫌だって!…は?」


本日の電話も夜中です。うるさいんですけどー

出なきゃいいのにー


「しょーがねぇなぁ、わかったよ」


わかった?なにが?亮伍は電話を切った。


「ねぇねぇー何がわかったわけ?」


「あぁ、俺の友達明日ここに泊めるから」


え…?ちょっ


「勝手に決めないでよ!」


「悪いな。ま、うるさくはしない?かもしんないから」


どんなやつだよ…。明日は休みなんだけどー?

あ、こいつも休みか。


「しょーがないわね!どんな奴か見てやるわよ!」


「偉そうだな…」

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