第2話

突然の異動命令が発令された。うわぁ、ひいらぎと離れてしまうのかぁ。


「柊、俺寂しい…」


「くそっ、俺も東京に行きたいのに。ずるいぞ足助!」


「柊ってば俺とそんなに一緒にいたいの?嬉しい!」


「は?違うし。こんな田舎嫌だ」


「それは、柊のわがままじゃん。俺はここにいたいのになぁ~柊と離れたくないのに~」


「あっそう。じゃあ俺が東京行く」


「無理だよ。だって研究に俺が必要なんだってさ~」


「自慢か?うざいな」


「柊は…寂しくないの?」


「は?どうでもいい」


がーん。


柊ってひどー。だからモテないんだよ!

東京では俺はモテモテになって大変なことになるんだからな!

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