第3話流体性の原理

 肉体に流れる構造分子を、微細に解体して、作業する劣勢因子を打倒するために、まずやることは、記憶メモリーの除去だ。

 生体にあるデータを解析して、その方法は、非常に細分化されている。

 日常と非現実をビジョンでそごうして、引きはがす理論を追及していくと、肉体の問題は、解離性にある。

 例えば、草原にある草にある種子のデータを、顕微鏡でとらえるためには、洞察力がいる。

 この力は、日々の研究における集積と解体、すなわち、どこの視点に目をやって、経験を積むことで、端緒を見抜く。

 そのために、多角的な解剖技術がいる。

 巨大なシステムを作っても、結局、経験に勝るものは無い。

 経験とは、研究者のデータ、すなわち、機能的な脳データを微分して、細分化していく過程で、引きはがされていくイマージュを、当てる、すなわち、添えるように、生物対象に向けることで、新しい構造を、古い構造と識別し、なおかつ、解体することによって、再構築する。

 その時に起こるエネルギーの流動性こそが、原理を決定していく。

 美しいものは神秘的である。

 同時に、生物は、神秘性を内包している。

 それは、人間的なもののイマージュにあって、実際の生物は、主観と客観により差異が生じる。

 そのイマージュを修正していく作業が、研究であり、日々の努力だ。

 データをアップデートするにあたり、手、要は、触覚を重視し、五感を駆使して、探る。さながら、女性の官能性を肉体から探るように。または、どこのスポットを決めれば、エロティシズムの声データが得られるかというのは、重要な視点効果率に関わる。

 官能性を生物に感じることは、限界措定値を超えるうえで、最も意味あることだ。

 好奇心を抱き、対象を深く共感することによって、研究者は、新しい生体科学を見つける。否、方法を発見するのだ。

 そして、流動性の科学を援用したシステムを作ることができるかは、イマージュと全体性の世界が、可能な限り一致しているのを、データと触感でとらえることによる。

 ここでの哲学の主張によりまとめると、生物に女性を見つける。それが最も重要な理解というものだ。

 細分化していく情報の要は、性欲求。

 世界を形成する創造哲学における始まりは、いつも原始的かつアニミズム、なおかつ動物崇拝アニマリズムである。

 動物を躍動的に表現するという言語芸術こそ、言葉、イマージュさらに、データに、関与する創造的発展である。

 言葉こそすべての創造科学の原理とは、解体言語において、もっともな主張だと考える。

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