第8話【鉄は熱いうちに打て】

 小説を書く上で気をつけていること、書くにあたって考えていることを気持ちが冷めないうちに綴ってみます。


 ここ最近、気をつけなきゃなのが、「死語」です。

例を出すと、特に現在の十代半ば~二十代前半の子たちは「ジーパン」というワードはもう使わないらしいのです。私なんかがうっかり使うと世代がばれてしまう・・・(苦笑)

 もはや完全にデニムと呼ぶのが一般的。デニムは生地を意味するので、ショップのスタッフさんなんかはデニムパンツと呼んでいるそうです。


 私D.I.Oも小説を書き進めるうえで言葉のチョイスは結構気をつかっています。なるべくどんな世代にも伝わるようにと、拙いながらも心掛けている次第です。


 一方、未来を意識して、「スマホ」や「LINE」という言葉はなるべく避け、「携帯」とか「メッセージ」という言葉を選んだりもしています。

 近い将来、スマホという呼称は近いうちに変わるかも知れないのですが、「携帯」や「メッセージ」という呼び方は、しばらくは一般的な表現として残りそうなので(`・∀・´)!!

 ただ、時代を表現したい場合は「メール」なんて言葉も使ったりしますが。



 明治頃から現在に至るまで、時代や世代を超えて話題にあがる小説(エッセイ的なのも含む)ってホントすごいですよね。パッと思いつくのは、

 ・「こゝろ」

 ・「人間失格」

 ・「アンネの日記」

だったり。

 その当時を表す表現や言葉を使っているのに、今もなお、読まれ続けている。

 共感だったり気持ちを動かされたりと、どんな読み手の心にも刺さるのでしょうね。きっと。



 そう考えると、現在も昔も人の心ってそんなに変わってないのかも!と思う次第であります。言葉の表現や使い方、感性なんかは時代とともに変化していきはするものの、根本的な部分はあまり変化していない。


 ここ最近、というかネットが普及してからは自分の意見を気軽に世の中に発信できるようになった反面、匿名性を良いことに好き勝手に暴言や誹謗中傷を振りまく場面をよく見聞きします。それこそSNSなんかで。

 事実、その人の何を知っててそんなこと言ってんの?と突っ込んでしまいたくなることもあります。



 生きづらい世の中になったとか、謙虚さやマナーを順守していた古き良き日本人は居なくなってしまった。悲しき今の現実。。。といった記事も見かけたりします。

 けれど、人間(ここでは日本人とします)てそんなに変わってしまったんですかね・・。


 変わったのは、ネットという気軽に意見できる手段が確立されたというだけで、不満とか、妬みとか、攻撃性とか(すみません、ネガティブな表現となってしまいましたが(汗))、こういった気持ちを抱く心情というものは、現在も昔もそんなに変化していないのでは?そんな風に思えてきます。



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