第6話【今書いているお話】

 僭越ながら、現在執筆中の「落ちた事のある空」について。


 先ず、本作のジャンルですが、何に当てはまるか自分でも分からず・・・。

恋愛でもなければSFでもない(一部SFぽいとこもあるのですけど)。

 結局、現代ファンタジーの部類に落ち着かせました。その分類で正しかったのか、今もあまり自信は持てていません(苦笑)


 前作は私なりの恋愛観を表現した恋愛ものを書いてみたのですが、本作は結構チャレンジングな内容となっております。

 過激というか急な展開というか。


 本当は、キャッチコピーである「人はいつしか、第二世界の存在を知る。」をタイトルにしようかと考えていたのですが、思い切ってこちらも敬愛するバンドのナンバーよりタイトルをそもままお借りする事と致しました。(恐れ多くも・・・)

 規則性なく急展開を迎えるような曲、という印象なのですが(個人的に)、それが本作のイメージと合致していました。



 ・幸福って何だろう?

 ・人間の価値って何だろう?

 ・好きって何だろう?(ここでは人を好きになる感情とします)

 ・どうして人と人は出会うんだろう?


 など、あれこれ考えてみた際、どれか一つでも私なりに納得できる答を模索してみたくなって・・・。

 それを本作を通して、自分なりに表現したいと思っています。勿論、万人が納得するような答というか真理みたいなものには到達できませんが><


 仕事に揉まれ、学生の時みたいにあれこれ考える時間も十分では無くなったため(ゼロではありませんが)、お話を書く時くらいは、当時の感性を少しでも思い出したい今日この頃であります。



 本作の女性主人公2人ですが、どうしても辛く悲しい経験、思いをさせてしまう事になります。

 幸福というものは、不幸を知ってるからこそ掴み取ることができると考えています。常に幸福の中に居る人は、それが当たり前となっているので、幸福も不幸も知り得ません。それが一体どういう状況なのか想像は難しいのですけれど・・・(苦笑)


 二人には悲劇のヒロインを演じさせるような事もしたくありません。逆境や苦境を乗り越え、姿・かたちが変わっても生きていって欲しい。

 生きてさえいれば、いつの日か手を差し伸べてくれる人間との邂逅や、幸福を感じれる境地に至れるチャンスが巡ってくると。


 そんな希望を持って欲しいと願っています。

 ・・・私が書いているのに、願っているというのも少しヘンですね(笑)

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