三頁ー愛Ⅱー 【閲覧注意】
「エデンの全ては、俺のものだ……」
エデンが小さく喘ぐ、ぶちんと音がして、ハーロックの指がエデンの右目を抉り取る。エデンが荒く呼吸を繰り返していると、彼はうっとりと手にした眼球を見つめていた。するとハーロックは、あろう事かその眼球を口に放り込んだのだ。生々しい音を立てて咀嚼され、飲み込む。信じられないとばかりにエデンが見つめていると、満足そうにハーロックは微笑んだ。
「エデンの瞳、美味しいね」
もうひとつも取られる。そう戦慄したエデンに、ハーロックは顔を近付けた。びくつくエデンの頬に触れ、彼は首を横に振った。
「もうひとつの瞳は取らないよ。俺を見て欲しいから」
ほっとしたのも束の間、ぐちゃ、と下半身から汚い音がした。エデンの秘部には、ハーロックの自身が挿入されている。上下運動を繰り返すと、エデンはびくと身体を跳ねさせ、甘い喘ぎ声を上げる。それが幸せで堪らないとばかりに、ハーロックは愛おしげに微笑んだ。
「愛してるよ、エデン」
エデンに深く口付けてから、ハーロックは言う。目を細めて、再び注射器で薬を打ち込む。エデンは弱々しく首を横に振った。涙が零れる。それに構わず、ハーロックは腰を動かした。
「あ……っ、はぁっ」
「可愛いね……エデン」
ハーロックは狂ったようにエデンに愛を伝える。痛みと強い快楽で頭が可笑しくなる。狂う。死んでしまう。エデンは涙を流しながら喘いだ。もういっその事、そう考えて、考えを掻き消す。心を殺してはいけない。負けてはいけない。そう脳内で叫び続ける。
「これからずっと、こうやって愛し合おうね」
頭が痺れる。嬌声が止まらない。反応がつまらなくなったのか、ハーロックは残った右腕にナイフを突き立てた。エデンの絶叫が上がる。何度もナイフを突き立てて、切り付けて、その度エデンは悲痛な嬌声を上げた。満足げなハーロックは、エデンの右肩にナイフを突き立て、ぐりぐりと抉り出した。
「あぁっ!!」
「エデン、エデン……エデン、エデン……」
ハーロックはナイフで右肩を切り落とし、腰を動かし続ける。エデンは痛みと快楽でどうにかなりそうで、自我を保つ為に絶叫した。苦しい。なのに気持ちいい。何度達したか判らない。再び熱した鉄が傷口に当てられる。それすらもう気持ち良くて、エデンはひっきりなしに喘いだ。
「これは? 気持ちいい?」
ハーロックはそう言って、エデンの首を絞めた。抵抗する事も出来ず、窒息しそうな苦痛と、やはり快楽が襲い、エデンは目を見開き涙を流す。そうすると首から手を離され、呼吸を整えているとまた首を絞められる。その間もハーロックの腰は止まらず、エデンは何度も達していた。
「気持ちいいねえ、エデン」
ハーロックは頬を蒸気させて目を細める。拷問は辞められない。エデンの脳は、絶望で埋め尽くされていた。反して身体は薬の作用で快楽を得ながら、エデンはただただ快楽と苦痛の暴力を受けるしかなかった。
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