第6話 これから

水無月の知っている、シャーシの改造方法は、某スマホのミニ四駆アプリ(現在廃止)での、行われた手法をリアルに反映した方法で、そのやり方を、YouTuberで視聴した、やり方で現在主流になりつつ有るやり方だ、


それに対して、三葉のやり方は、マイナーなやり方だった。


「三葉お姉ちゃんのやり方だと、誰も知らないよ、効果が有るのかも判らないよ」


水無月の指摘は、軽量化に貢献が、出来ていないと思われたので、

水無月は、三葉お姉ちゃんに、軽量化には、このやり方では、効果が薄いと思い、

オブラートに包み指摘した。


「このやり方はね~ 確かにYouTuberに上がっているミニ四駆チャンネル程の軽量化の効果は、見込めないのは、事実だけど、あたしの目的は、そこじゃ無いのよ、

シャーシの剛性強度をなるべく落とさないで、電池落としをしたいのよ、

後、無闇に軽量化をすれば良い訳じゃ無いのよ」


三葉の説明に疑問を浮かべる水無月に三葉は、説明を続ける


「確かに、ミニ四駆は、アクセルペダル、ブレーキペダル、ハンドル等が一切無い上に人も乗り込めない、玩具だから、

1gでも、軽く軽量化を狙うのは当然のセオリーだし、当然の流れ、間違ってはいないよ、その考え方は、でもね、それだと、CO《コースアウト》率が高くなって、

完走率が、低くなるし、パーツの破損率も上がるのよ」


三葉の説明に水無月は。


「じゃあ、三葉お姉ちゃんは、完走率を上げる為に、必要最小減のカットしか、やらないって事なの?」


「まあ、簡単に言うと、そう言う事よ、何しろ、予算が限られているから、

無駄にパーツの破損率を上げたくないのも有るのよ、

まだ、メイン収入が、少ないから、潤沢に予算を掛けれないのよ」


三葉の説明に水無月は。


「じゃあ、YouTuberのミニ四駆チャンネルの改造方法って破損率が、

高く成るの?」


三葉は、この質問に


「CO率も上がると破損率も当然上がるのよ、

草レースや公式戦で完走出来ないと、負けだからね、

それに、ミニ四駆にダウンフォースは、効かないと言うか、ないに等しいのよ、

ミニ四駆のスケールスピードが、そこまで到達しないから、ダウンフォースの事は、

余り気にしなくても良いよ、それよりも、空気の流れを綺麗に流れるようにするのが、一番だよ」


三葉の説明に水無月は。


「じゃあ、マシンに当たる空気の流れが、綺麗だと、速く走れるの?」


水無月の指摘に


「理論上はね、それに、軽量化し過ぎると、軽くてタイヤに掛かるトラクションが、小さくなって、結果、COしまくる、上に、タイムも思っていた程出ないわよ」


三葉お姉ちゃんからの説明で、事実を知った水無月は。


「えっ? 軽すぎても、ダメなの?」


「うん、軽すぎず、重すぎずが、リアルでも、ミニ四駆での、多分共通していると思うよ」


三葉お姉ちゃんからの説明で、ミニ四駆は、益々ミニ四駆沼にはまっていく、水無月だぅった。

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