第4話 始まり(スタート)

「三葉、今まで、本当にすみませんでした。」


彼女の勝子との通話中に水無月と三葉の会話が、

通話中の勝子の耳に入り、正義感の強い勝子は、

勝利に問いただすと、最初は、白を切る、勝利だったが、

其れがいけなかった、勝子は、とぼける、白を切る、言い訳をする、虚偽をつくを、

簡単に見破れるので、勝子の逆鱗に触れる事になる。


それを知らない勝利は、何とか、ごまかそうとして、勝子の逆鱗に触れる言動を言ってしまったのだった。


「勝利兄ちゃん、三葉お姉ちゃんから聞いた、意外にも何かやらかしていたの?」


水無月の発言に、当の本人は。


「えっと、連行と取り調べが行われましたので、内容は、黙秘させて下さい。」


勝利の発言に引く、三葉と水無月だった。


「えっ? 三葉お姉ちゃん、このくそ野郎の言っている事って?」


水無月は、まさかの予想的中に、勝利を見る目が、ゴミを見る目で視ていた。


「うん、本当だよ、このくそ野郎は、当時、未成年って事で、保護観察だけど、その期間が、昨日で終了して、今日からは、経過観察に移行したのよ」


「そうなんだ、三葉お姉ちゃんも大変だったね」


水無月が、三葉に同情すると。


「その節は、大変、ご迷惑をおかけいたしました。」


勝利が、三葉の方を向くと、すぐさま土下座した。


「作業は、終わったの?勝利」


三葉は、既に慣れている為、スルーをして、作業の進捗状況の確認を聞いた。


「コースのメンテナンス、及び清掃は、既に終えております、只今は、

清掃で使用した、薬液の乾燥待ちで、これから、換気の為に、

これから、窓を開けます」


勝利からの報告を聞いた、三葉は。


「さっさと、行動して頂戴」


「イエス、マム」


三葉への、報告が終わると、三葉へ敬礼して、すぐに換気するため、

専用プライベートコースの全窓を開けに行った。


「ところでさぁ~三葉お姉ちゃん、さっきは、何を悩んでいたの?」


水無月の疑問に、三葉は。


「別に大した事じゃあ、無いよ、この貴重なS1シャーシをバンパーカットして、

バンパープレートを取り付けるのを迷っていたけど、決めた、

今流行の、バンパーカットをして、好みの、バンパープレートを付ける」


「三葉お姉ちゃん、そんなので、深刻に悩んでいたの?」


水無月が、思っていた、三葉お姉ちゃんの悩みが、思いっ切り、

どうでも良く、しょうも無く、真剣に悩む必要性の無い悩み事に拍子抜けしたのだった。


「みなちゃん、一応、言っとくけど、この悩みは、S1シャーシだけだからね、

今は、入手方法が、メーカーの再販のみしか、希望が無い、貴重なS1シャーシに

クラフトノコと言う、メスを入れて、バンパーカットをするのは、

ミスが、許されないのよ」


「あ~確かにそれなら、深刻に考えるね」


三葉お姉ちゃんからの説明を聞いて、納得のいく水無月。

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