3つの短編小説の裏
1つ目の裏
全ては事故だったのだ。
さも、私が殺人犯であるような扱いを受けているが決してそんなことはない。
当然、私以外の犯人がいるわけでもない。
全ては事故。
犯人などいない。
いてはならないのだ。
2つ目の裏
渦巻く激情は何年経っても風化することなく私の中で燃え盛っている。
忘れたくとも脳裏に焼き付いて離れない。
この激情を吐き出せば全てを焼き尽くしてしまうだろう。
そうしないためにも私は沈黙するしかなかった。
3つ目の裏
許してくれ。
あの瞳が私を責め立てる。
お前は未だ私を恨んでいるのだろう。
許してくれ。
日に日に強くなるお前の怨念に私は耐えられそうにない。
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