第6話 カグラバチとチャンバラの復権

ジャンプの人気漫画カグラバチは現代版のチャンバラである。

斬り合う前の構えや、斬ったあとの残心のかっこよさにチャンバラの伝統を感じる。

革新的なところもある。

侍社会は右利きの世界で、刀は全員左腰に差すのが習わしだ。

左利きの人間もそうしなければならない。

しかしおそらく左利きであろうカグラバチの主人公チヒロは、刀を平然と右腰に差している。

歴史を尊重しつつ、過去の迷妄と縁を切っている。

こういう清新さもいい。


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