第4話 小説の邦題と百年の孤独

昔の小説はあゝ無情(レ・ミゼラブル=悲惨な人々)とか十五少年漂流記(二年間の休暇)とか、原題から離れたいい邦題があった。

今そういうのないと思ったら、文庫化で話題の『百年の孤独』の原題“Cien Años de Soledad”を直訳すると「孤独の百年」になるらしい。

邦題は主語と述語が逆になっていて大胆だがすばらしい。

「孤独の百年」ではベストセラーにならなかった。


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