第10話 無意識で揉んでた

ティータイムを終えた僕達は2階の部屋へと向かった。

前回と同じ様に香澄の後ろに僕が腰を下ろしスタンバイをする。


「それじゃお願いね」


「はいはい」


背中から胸の方へ手を滑らすとブラジャーの感触が無いのに気が付いた。

今日は最初から付けて来なかったのか。


「真はクラスに気になる女子はいないの?」


「うーん」


駆流の言葉から違う意味で詩音の事は気に成ってるけど、香澄の望んでる答えは違う物だろう。

香澄の望む答えは出なそうだな


「真、真! 手が止まってるよ」


「ごめんごめん」


我に返った僕は勢い余り香澄の胸中心部まで手を伸ばしていた。


「ちょっと何処まで触ってるのよ」


「わわわ、ごめんよ」


香澄が身を屈め両手で覆った為に自然と彼女の胸を揉む自体と成ってしまった。


「いやーーー、真のエッチ」


「本当にごめん、クラスの女子を考えてたら集中力が切れてしまって」


「まぁ許すけどさ、真が欲望でそんな事するとは思わないからね」


「ありがとう、香澄の胸も中々柔らかったぞ」


バチン!


強烈な平手打ちが飛んで来たのは言うまでも無い。


僕が欲望で動かないか、それは違うんだ知識が無いだけなのだ。

今は出来るだけ穏やかで平凡に暮らせれば構わないんだ、初江さんもそれを願っているだろうしな。


「ねぇ、悪いと思ってるなら真のも触らせてよ」


「構わないけど偽乳だよ?」


「それでも気になるのよ」


香澄は優しく下乳から上へと手を運んで行く。


「全く感じないの?」


「触られてる感はるから、以外と慣れてる人なら感じたりして?」


僕は複雑な表情で答えた。


「それにしても柔らかいわね」


一通り満足した彼女は最後に自分の胸を触り涙を浮かべながら俯いた。


「香澄は成長期が遅いだけさ、これから一気に大きく成るって、それまでは僕も出来る限り協力するからさ・・・・ね?」


正直な事を言うと誰か変わってくれないかと、密かに願っているのが事実ではある。


「そう言えばさっきの答えを聞いて無かったわね」


「クラスで気になる女子の事?」


「そうそう」


「うーん、友達と恋愛の違いが分からない状態だし、今はいないと言う事で良いかな」


「そうなんだ」


「香澄は知ってるでしょ、同年代の知り合いは君だけって」


周りの大人も女性ばかりだったしな、しかし今日の放課後に駆流が言った事は本気だったのだろうか、僕は別に悪い事とは思わないが順番が逆だと思う。

詩音との仲を先にっはっきりさせるべきだろう、それをして僕の所へ来るべきだ。

あくまでも他人としたらの話ではあるのだがな


「真、何か難しい顔をしてるよ」


「恋愛ってどんな物か想像してたんだ」


「今日は帰るけど、今度教えて上げるね」


「うん、頼むよ」


僕は彼女を玄関まで送ると居間へと向かった。


「今日もお疲れの様ですね」


「この先続けて行けるのか不安で一杯だよ」


食卓には豪華な夕食が並べて行かれるのであった。




































































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