第6話think abaut you

僕には何もなくなっていた。あるのは、ギターと、キーボードと、mtr、それだけだ。でもとてもじゃないけどやる気がしない。そんな気にはなれなかった。それと同時に薬物の方もやめる様になっていた。1999 世は世紀末、この世が終わってしまうと皆んな思っていた終わっちまえばいいのに もう、生きてたくないよ 自殺?そんな 後追い自殺 そんな事は、する気もなかった じぁあ彼女の事はどうでもいいって事? そんな事はない 確かに寂しいけど、死んだ所で彼女に会える訳でもなく、ただ天国にいます様にと、心の中で思っていた。彼女はきっと夜空に輝く星になったんだろう こんないっぱいある星の中の一つ きっとそうだよ そう、その頃から、よく夜空を見上げる様になった。僕の誕生日は9月6日、そして彼女の誕生日は、9月7日乙女座だった。運命ってやつはなんでこんなに残酷なんだろう。と、夜空を見上げながら思っていた。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る