第2話the look
目を開けると、天井が違ってた。おかしい、ここはどこだ?そうすると あんた、事故したのよ と、10年ぶりに見る母親だった。お母さん何故? そうすると 連絡があったのよ と、言いながら、林檎の皮を剥いていたそうしてるうちに、父親が来た。黙ってジーッと僕を見つめていた。死んでりゃよかったのに、 そう言うと、母親の隣りに座った。お前、包茎だったのか そう言うと、少し嬉しそうに笑った。父親は、 それも治ったぞよかったなあ と、また笑い出した。そうこうしてるうちに、看護師とも仲良くなり、は女の友達も、出来た。その中で、可愛い女の子がいた。その子も事故で、左足をケガしたらしい。そのケガを見せてもらうと、酷い物だった。もう私、海行けなくなっちゃった と俯いて、何も喋らなくなった。それはそうだろう、そんなケガの跡が残ってたら、海どころか、誰にも抱かれる気にはならないだろうな と、僕は思った。僕は、数ヶ月すると病院を退院した。週に一度、彼女、そう足に酷いケガの跡があるその子を見舞いに、行ってた。 あと3ヶ月ぐらいで退院出来るって先生が、言ってた そうかよかったね そう言って、彼女の肩を優しく叩いた。そうして、3ヶ月がたち、彼女は、退院した。彼女は、偶然、同じ街に住んでいた。そして、週に、2.3回、会う様になり、もうそろそろ彼女になってもおかしくないんじゃないかってくらいの仲になっていた。ねぇ、僕の彼女になってくれないかなぁ うん、いいけど、私みたいな女でもいいの? 全然いいよ、だって君みたいな可愛い子、そんないないぜ そう言うと、もう と言いながら笑ってた。
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