2016年の12月29日より無期限活動停止へと入ったヒップホップユニット“HOME MADE 家族”。そのメンバーであるKUROことサミュエル・サトシは、結婚式の司会を引き受けたことをきっかけに名古屋のプロバスケットボールチーム『名古屋ダイヤモンドドルフィンズ』のホームコートMCへ就任した。ラッパーとバスケ、真の異文化交流劇がここから始まる!
プロのラッパーがバスケのMCに! それだけでもうおもしろいのですが、正直な話、唸らされました。だって、基本の流れがしっかり追われていることはもちろん、心情――バスケという未知への怖さや疑問が一気に覆されてときめきや昂ぶりを咲き誇らせる、そんな華やかさが表されているのですから。
そのワードセンスの輝きこそが、さまざまなエピソードをより深めますし、盛り上げます。少年マンガさながらな味わいでリアルを綴る、これはまさにパンチラインですね。
ラップもBリーグも知らなくて大丈夫! ひとりの男の奮闘記をぜひ見届けてください。
(新作紹介「カクヨム金のたまご」/文=高橋剛)
昨シーズンからドルフィンズのバスケに魅了され今では生活の一部になっております。
初めてドルアリに行った時、試合前の会場でKUROさんを見かけ、まさかバスケのMCをやっていることにビックリしました。
アーティストがMCやるとどんな感じなのかなぁーと思って何気なくみていましたが、選手紹介のラップでのパフォーマンスに驚き、めちゃくちゃ合うじゃん!!と興奮したことを覚えています。
KUROさんの中でもこの取り組みは簡単ではなかったんだと知り、試行錯誤しながら今に至るんだなと改めてKUROさんの凄さを実感しております。
私は20才の時に初めてHOME MADE 家族に出会いました。まだデビュー前でよくCLUBで歌っているのを観に行っていました。
私が勤めていた音楽情報誌のイベントに出演して頂いた事もあり、まさに私の青春時代の中にいたアーティストです。
月日は流れましたがまたこのような形
で再会出来ましたこと嬉しく思います。
引き続きKUROさんのご活躍を陰ながら応援しております。