86話 フルダイブ型VRMMORPG野中で幼女レンタルで大金持ちになるそうです。あの、その幼女私のですよ


  「ひぃぃ」

 「実椿ちゃん」

 「私の小脇に来なさいな」


 「そうなの」

 「それがいいの」

 「小羽玖の小脇に避難するの」


 「!ひぃぃ!」

 「レズの変態のペド野郎が」

 「実椿ちゃんを小脇にがっちり抱えたまま離さないわ」

 「ひぃぃ」

 「実椿ちゃんを小脇から離してはなるものかという」

 「強い意思を感じるわ」

 「ひぃぃ」

 「怖い怖いペドフィリア野郎怖い怖い」


 「ぷるぷる」

 「小羽玖、頑張って引き離すの」

 「実椿も今頑張ってるの」


 「実椿ちゃん、本当に頑張ってる?」

 「ぷるぷる震えてるだけにしか見えないんだけど」

 「少しは暴れたり抵抗しようよ」


 「実椿、疲れる事するのは嫌なの」


 「ひぃぃ」

 「このクソペド」

 「じたばたするぐらいの事もしないわ」

 「威風堂々と、ぷるぷる震えてるわ」

 「おなか回りのエクササイズ効果がありそうだわ」

 「このクソペド、一歩も動かずに、おなかまわりのエクササイズ効果はばっちり対策済みだというの」

 「ひぃぃ」

 「恐ろしいわ恐ろしい策士だわ」

 「!そうよ」

 「この実椿ちゃんの震えを利用して」

 「実椿ちゃんを、このエタファンの中で、レンタルするの」

 「実椿ちゃんをおなかに当てる事で、現実世界にあるような」

 「ぶるぶる震える腹筋ベルトマシーンのようにするのよ」

 「もしこのエタファンの世界に腹筋ベルトマシーンがなければ」

 「皆、こぞって実椿ちゃんをレンタルしようとするわ」

 「オークション形式よね」

 「10分20万カッパー」

 「こちら10分30万カッパー」

 「これ以上いませんか」

 「!そちら、10分50万カッパーですか」

 「こんな感じで、私達エタファンの中で大金持ちよ」


 「ぷるぷる」 

 「実椿、レンタルされそうになってるの」

 「実椿は腹筋レンタルマシーンの代用じゃないの」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る