第83話 【弓でどんどん射っている男性はLV3になりました】

  

  「もちろん、実椿ちゃんもよ」

 「私のレズハーレムはもう3人になったわ」

 「このまま、レズハーレムをどんどん増やしていくわよ」

 「私が何者であろうと」

 「例え、私が上林月恵だったとしても」

 「そうでなかったとしても」

 「私は、エタファンの中で、レズハーレムを増やしていきます」

 

 「ひぃぃ」

 「上林月恵は、このエタファンの世界でレズハーレムを築くつもりよ」


 「つもりじゃないわ」

 「築くのよ」

 「私の、大ハーレムを」

 「私の、楽園を」


 「ちっ」

 「やっぱてめぇは」


 私は、実椿ちゃんを再び、小脇に抱えました。

 幼女を小脇に抱えると、幼女の感触が、匂いが、味わえます。

 とても良いですね。


 「ぷるぷる」

 「また、実椿抱えられたの」

 「自分の足で立ってるより楽なの」


 「ひぃぃ」

 「そんなの足腰が弱っていくわ」

 「自分の足で立ったり歩いたりしないと」

 「足腰は弱っていくのよ」

 「幼女から立派なロリにクラスアップできないわ」


 「あら、そう言われるとそうね」


 「!ぷるっ!」

 「余計な事言わなくていいのっ!」


 【弓でどんどん射っている男性はLV3になりました】


 アナウンスが、規生君のレベルアップを告げる。


 私より、規生君の方が先にLV3になるなんて。


 「規生のやつ、プレイヤーを狙ってるんだろうな」

 「ったくよう」

 「どうすんだよあれ」


 「ひぃぃ」

 「これじゃ、私がプレイヤーキラー集団の一員みたいじゃないの」


 「まぁ、そうだよな」


 「少女を傷つけられたら困るわね」

 

 このエタファンの少女は、全て私のものです。


 「少女じゃなくても困るんだよ」

 「これはただのMMORPGじゃねぇんだぞ」

 「デスゲームなんだよデスゲーム」

 「プレイヤー同士で殺し合いなんて、あっちゃいけないんだ」

 「人殺しなんて、もううんざりだ」

 「人を殺すのも」

 「人が殺されるのも」

 「気分がわりぃんだよ」

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