第56話
触覚聴覚視覚対応を公に宣言するゲームも、聞いた事があるようなゲーム業界の人間が、代表のフルダイブ型VRゲームも増えていきました。
聞いた事があるといっても、一度だけの小ヒットや、流行り、時代、ゲーム機の性能の変化についていけなくなり脱落していった者達です。
そんな人達が、フルダイブ型VRゲームの制作者の代表になるというのはおかしくないか?と誰もが思うことでしょう。
安い契約金で名前を貸しているだけというような事が大抵ですから。
『僕、フルダイブ型VRゲームなんてやったことないし、生涯やらないよ』
『作る気もないね』
『あーしはね、フルダイブ型VRゲームなんて危険なものを作るきはございませんのよ』
『フルダイブ型VRゲームを拒絶しよう』
『フルダイブ型VRゲームは殺人ゲーム』
『フルダイブだのVRだのわかんねーし』
フルダイブ型VRゲーム制作の代表を務めた、名前を貸しただけの人が、こんな事を言ってるなんて事はありふれたことだったわ。
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