第4話「大戦勃発」
スカー達の組織は各次元の世界に向けて同時に総攻撃を仕掛け始めた。
大量の戦闘員達が放たれ人々を襲い始める。
星影の世界ーー
「くっ……何奴でござる!?これ程の敵が……」
巽小十郎は『星影-変化』
侍ヒーロー星影となって戦闘員達と戦い始める。
グレイザーとドライガーの世界ーー
「クソッ……なんて数だ……敵が多過ぎる……」
ドライガーは必死に戦闘員達と戦っていた。
GTN-1も到着。
「勇一さん!」
「火村さん!気を付けて!敵の数が半端じゃない!」
「ええ……見ればわかりますよ!」
ビートの世界ーー
「あ〜クソッ……多い!!多過ぎるって!?ライブでもこんなに人集まった事ないのに!!」
ビートも戦っていた。
「ぼやいてる暇があったら戦え!」
ボイスが文句を言う。
「分かってるよ!」
フォルテが駆け付ける。
「2人共大丈夫?」
「大丈夫に見えますか?」
「い……いや〜……」
「とにかく敵が多過ぎます!気を付けて!」
クロスセイバーの世界ーー
「この世界にも我々の戦闘員達の侵攻が始まるぞ……守り切れるか?ヒーロー」
「この……ふざけやがって!!」
クロスセイバーがティラノサウルス怪人に斬り掛かる。
「あっ、待て!」
グレイザーが止めるが……。
ティラノサウルス怪人は悪魔の力を解放し闇のエネルギーでクロスセイバーを攻撃。
「はっー!!」
「うわあぁぁぁっ!?」
クロスセイバーは大ダメージ。
「オビト君!?」
「グレイザー……テメェもだ!!」
ティラノサウルス怪人はグレイザーにも闇のエネルギーで攻撃。
「う……うわぁぁぁぁっ!?」
「グレイザー……」
グレイザーは大ダメージを受け変身が解除。
守が倒れ込む。
「フンッ……ついでにグレイザーも拘束しとけ」
「ヘイ」
「くっ……させるかー!!」
クロスセイバーは『ドラゴンフォーム』にチェンジ。
赤い竜を模した姿に変わり強化。
クロスセイバーの必殺技『ドラゴンインフェルノ』が発動。
ティラノサウルス怪人に攻撃。
「ぐわぁぁぁっ……くっ……」
「兄貴!?」
「チッ……ズラかるぞ」
「ヘ、ヘイ……」
ティラノサウルス怪人とトリケラトプス怪人は姿を消した。
「ハァ……ハァ……クソッ……まずいな……」
グランスタ王国にも戦闘員達が攻撃を始めていた。
クロガネがパラディンオブナイトとして王国の兵士達と共に戦う。
「オビト……行って!」
セイラが出てくる。
「え?」
「今、他の世界もピンチなんでしょ?なら、オビトの力が必要なはず!他のヒーロー達と協力して世界の危機を救って!」
「ああ……」
クロスセイバーは変身を解除。
オビトが守を担ぐ。
「守さん、しっかり!俺達にはリーダーのあなたの力が必要なんだ!」
「あ……ああ……大丈夫……まだ……戦えるよ……」
守は大谷に連絡し迎えに来て貰う。
「オビト君、僕達はスカー達を追う。君は他のヒーロー達を集めて来て欲しい」
「わかりました。任せて下さい」
「ああ……だけど無理はするなよ?今回は今までと攻撃の規模が違い過ぎる」
「ええ……じゃあ俺は他のヒーロー達の元に行きます。後で合流しましょう」
「頼んだよ……」
オビトは1人、他のヒーロー達を訪ね、別次元へ出発。
「オビト……大丈夫かな……」
セイラが心配する。
「大丈夫。彼も世界を救ったヒーローだ」
「いや……そうじゃなくて……オビト……すっごい方向音痴だから……」
「あっ……」
その頃、ジェットホークの世界ではアロサウルス怪人の攻撃を受け、ジェットホークは大ピンチに陥っていた。
「フンッ……ここまでの様だな……」
「クソッ……コイツ……なんて強さだ……」
そして次元移動艇に直樹を連れたアイボリーも戻って来た。
「ヘヘッ……エクスカイザーも捕まえたぜ!」
アイボリーが直樹をアルスや大我と同じ部屋に閉じ込める。
「うわっ!?」
「また1人誰かが!?」
「クソッ……」
「もうすぐ死ぬ奴ら同士仲良くしてな……」
アイボリーがそう言い残し部屋をロックする。
「チクショー……」
「あの……あなたもヒーローですよね?」
「え?何だ?お前達は!?」
「僕達も奴らに捕まったんです。あっ、僕はアルスって言います」
「俺は夜月大我……」
「工藤直樹だ……もしかしてお前達も、別の世界のヒーローか?」
「ええ……不覚を取りました……何とか脱出しようと考えてるんですけど……」
「へへっ、そういう事なら心配すんな。ちゃーんと手は打ってあるぜ」
「え?」
直樹は自分で腕の拘束具を外した。
「えっ??何で!?」
「しーっ、探偵ってのは2手も3手も先を読んで行動するもんなんだよ」
「じゃああなたはワザと捕まって……」
「ああ、奴らの動きを探る為にな……ほら、お前達の拘束具も外してやるよ」
そう言って直樹はアルスと大我の拘束具も順番に外す。
「いや〜……凄いな探偵って……」
「だろ?さて……拘束具さえ外れれば変身出来るだろ?」
「はい!」
「なら悪いがその前に手伝ってくれ」
「え?」
その頃、オビトは星影の世界にやって来た。
「うわぁ……この世界も大変な事になってるなぁ……」
星影が必死に戦闘員達との戦いを続けている。
「手伝ってやるか……」
オビトは『変身』
クロスセイバーが戦いに加わる。
「お主は!?クロスセイバー殿!?」
「よっ!久しぶりだな!手伝うぜ!」
「感謝するでござる!」
2人で協力し戦闘員達を次々に倒して行く。
クロスセイバーの必殺技『クロスラッシュ』と星影の必殺技『奥義·星影閃光斬』を同時に発動。
多くの戦闘員を一気に倒す。
「よし!……星影、手を貸してくれ。今様々な次元で同じ事が起きてる。奴らの侵攻を止めないと」
「再びジャスティーフォースの出番と言う訳でござるな!心得た!」
だが、戦闘員達は次の一団が迫って来ていた。
「くっ……まだ来るでござるか……」
「星影!ここは俺達に任せろ!」
そこに居たのは月丸と光姫だった。
「橘兄妹!?」
「アイツらは私達が引き受けるから星影さんはクロスセイバーと一緒に行って」
「2人共……すまぬ、ここは任せるでござる!クロスセイバー殿、行くでござる!」
「おう!早速次の次元に移動だ!」
クロスセイバーは星影を連れて他の次元に行った。
「よし、美桜、気を抜くなよ?」
「勿論!私達の世界は私達が守る!」
月丸と光姫は戦闘員達に戦いを挑む。
その頃、スカー達の次元移動艇はある世界に到着。
「兄貴……この世界は一体?」
ブラウが尋ねる。
「この世界は今までどのヒーローも現れた事の無い世界だ。残りの奴らを迎え撃つには丁度いい」
「え?」
スカー達の追ってBLADEの次元移動艇も到着。
「チッ……アイツら……」
「フンッ……しつこい奴らだ……ここで消して追ってこれねぇ様にしてやる」
だがその頃、同時に直樹達も行動を開始。
「よし、どこかの世界に着いたみたいだ……俺達も動くぞ」
「ああ……」
「よし、じゃあ作戦通り行くぞ!」
直樹は『変身』
エクスカイザーとなって部屋の扉を破壊する。
必殺技『ストライクフィスト』を発動。
扉を破壊し脱出。
見張りをしていた戦闘員2人が突入してくる。
大我も『変身』
ダークウルフが戦闘員2人を倒す。
「大変です!ヒーロー共が脱走しました!!」
戦闘員の1人がスカー達に報告。
「何っ!?どうなってんだ!?」
アイボリーが驚く。
「アイボリー!テメェがしっかり拘束してねぇから……」
ブラウは文句を言う。
「はぁ?俺のミスじゃねぇよ!!」
「狼狽えるな……奴らも俺達と決着を着ける気満々の様だ……行くぞ……」
だが、操縦室にエクスカイザー達が突入。
「ここが操縦室か……ここを破壊すれば……」
「テメェ!!」
アイボリーがブラキオサウルス怪人に変身しエクスカイザー達に襲い掛かる。
「チッ……アイボリー、ソイツらを外へ追い出せ!ここで戦闘はシャレになんねぇ……」
「おう!!表出な!!」
ブラキオサウルス怪人はエクスカイザーとダークウルフを外へ追い出す。
「ん?2人しか居ねぇ……もう1人居たはずだぞ!?」
「その通り……」
「なっ!?」
アルスは意表を突き天井から攻撃。
操縦室のコンピューターを破壊。
「何っ!?」
「テメェ!!」
ブラウがトリケラトプス怪人に変身しアルスに襲い掛かる。
アルスも『変身』
パラディオンとなって迎え撃つ。
「チッ……どいつもコイツも……おい!修復作業を進めておけ」
スカーは戦闘員達に指示を出し自らも外へ出る。
先に外に出たエクスカイザーとダークウルフはブラキオサウルス怪人と戦っていた。
ブラキオサウルス怪人はエクスカイザーとダークウルフを突き飛ばす。
「うわっ!?」
「ぐわっ!?」
そこへ……。
「2人共大丈夫ー?」
守が駆け寄って来た。
「守さん!」
パラディオンも合流。
「2人共……ん?あなたは?」
「俺達のリーダーの守さんだ」
エクスカイザーがダークウルフとパラディオンに説明。
「今、クロスセイバーが他の仲間達を集めてる。それまで踏ん張るよ!」
「ええ……」
守も『変身』
グレイザーとなり、エクスカイザー、ダークウルフ、パラディオンと4人のヒーローが並び立つ。
スカーもティラノサウルス怪人に変身し、トリケラトプス怪人、ブラキオサウルス怪人と並び立つ。
そしてその後ろには多くの戦闘員達……。
「グレイザー……」
「スカー……」
いよいよ最大の決戦が始まる!!
続く……。
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