第2話「ヒーロー狩り」

ダークウルフの世界の空に穴が空き、中から巨大な戦艦の様な物が現れた。

「こ……これは一体!?」


そして巨大戦艦の中から大量の戦闘員達が現れた。

そして人々に襲い掛かる。

逃げ惑う人々……。

「何だ……コイツらは……だが……俺は戦う!」

大我は『変身』

ダークウルフが登場し謎の戦闘員達と戦いを始める。


その頃、次元を移動中のスカーとブラウは……。

「アニキ、あの方からの指令です。例の計画を始めるから合流しろと」

「そうか……ならアイボリーも呼んでおけ」

「ヘイ」


そして戦闘員達と戦うダークウルフは……。

その敵の多さに苦戦していた。

「アレがこの世界のヒーロー、ダークウルフか……」

組織の構成員、アクアグレイがダークウルフの戦う様子を見ている。

「フンッ……少し遊んでやるか……」

アクアグレイはアロサウルス怪人に変身しダークウルフに襲い掛かる。

「うわっ!?」

突進攻撃を喰らい突き飛ばされるダークウルフ。

「少しは楽しめそうだな……」

「何だコイツ……恐竜の怪人?」


大量の戦闘員が再びダークウルフに襲い掛かる。

「くっ……」

だがそこに戦闘員達を攻撃する者が!

「ん?」

「助けに来たぞ大我!」

ブリザードタイガ、ライトニングレオ、ファイアイーグルが揃って登場。

「皆!」

「手を貸すぜ!!」

3人のヒーロー達も加勢し戦いは更に激しくなる。


「ほお……この世界のヒーローが揃ったか……」

ブリザードタイガ達は次々に戦闘員を倒して行く。


「フンッ……だが俺の獲物はお前だー!!」

アロサウルス怪人がダークウルフに襲い掛かる。

「くっ……お前達は何者なんだ!?」

「フフフッ……そうだな……大いなる目的の為、ヒーローを狩る者……とでもしておくか」

「何っ!?ヒーローを狩る!?だと……」

「そうさ!だからお前達は俺の獲物なんだよ!!」

「くっ……ふざけるな!!」

ダークウルフの反撃。

アロサウルス怪人を『ウルフクロー』で斬り裂く。

「ぐっ……へへっ、中々やるじゃねぇか……」


その頃、スカー達より先に別の次元に来ていたアイボリーはブラキオサウルス怪人となって探偵ヒーロー エクスカイザーに襲い掛かっていた。

「おりゃあ!!」

「ぐあっ……チッ……コイツ……なんてパワーだ……」

「探偵ヒーロー エクスカイザーか……その首貰うぜ!!」

「悪いがこっちもそう簡単に負ける訳には行かないんだよ……」

エクスカイザーが攻撃を仕掛けようとしたその時!

グレイザーが現れブラキオサウルス怪人を攻撃。

「ぐあっ!?テメェ……グレイザー!!」

「グレイザー?何で?って……大体想像は付くが……」

「久しぶり!話は後だ。とにかくコイツを倒さないと」

「チッ……なら2人纏めてぶっ殺してやるよ!!」

「待てアイボリー」

そこにスカーとブラウも現れた。

「あん?また邪魔すんのかよ」

「スカーにブラウ……やっぱりコイツら絡みか……」

「そうじゃない。あの方からの指令だ。例の計画を始めるから合流しろとさ」

「なんだ出来たのか。なら仕方ねぇな……」

「例の計画?何を始める気だ!?」

「いずれ分かる。その時はお前達の最後だ……」

スカーとブラウはブラキオサウルス怪人を連れて姿を消した。


「ったく、何なんだアイツら……今度は何をする気だ?」

「それは探偵の君の得意分野だろ?」

「調べろって事か……よし、詳しく話してくれ」

「ここじゃなんだ……場所を変えよう」

大谷が声を賭けて来た。

「大谷さん……まっ、当然あんたも居るよな……」


その頃、ダークウルフはアロサウルス怪人の猛攻を受け苦戦していた。

「ぐっ……コイツ……なんて強さだ……」

「トドメだ……」

アロサウルス怪人がダークウルフに攻撃。

「ぐわぁぁぁっ……」

「大我!?」

ダークウルフは大ダメージを受け変身が解除されてしまう。

「フンッ……奴を捕らえろ」

アロサウルス怪人の命令で戦闘員達が大我を拘束。

「大我!クソッ!大我を離せ!」

ライトニングレオが大我を助けようとアロサウルス怪人に飛び掛かる。

「フンッ!!」

アロサウルス怪人のカウンターの一撃でライトニングレオはダメージを受ける。

「ぐあっ!?」

「いずれお前達も俺達の獲物となる……だが、まずはコイツだ……あばよ」

アロサウルス怪人は大我を連れて戦艦へ戻る。

「大我……大我ー!!」

ブリザードタイガ達と戦っていた戦闘員達も戦艦へ引き上げて行く。


直ぐに戦艦は次元を移動。

「クソッ!待ちやがれ!!」

ファイアイーグルが追うが姿を消してしまい、次元の穴も閉じる。

「クソッ……クソッー!!」


天界ーー


「う〜ん……」

アルカエルが何やら考え事をしていた。

そこにアルスとシャルルがやって来る。

「父上、お呼びですか?」

「おお、アルス、シャルル、良く来てくれた。少し厄介な事になりそうでな」

「厄介な事?」

すると今度はミシェルが口を開く。

「どうやら様々な次元で何者かが暗躍している様です。いずれこの次元にも……」

「ってことば別の次元で?それは確かに厄介ですね……」

「うむ……流石に別の次元となると莫大なエネルギーを消費してやっと1人送り込める位だ」

「つまり別の次元に行けるのは誰か1人……」

「なら僕が行きます」

「うむ、やはりアルスが適任だろう」


「その必要はねぇぜ……」

「ん?何者だ!?」

アクアグレイが現れた。

「貴様、どうやって天界に!?」

「我々の次元移動技術を使えばどこにだって行ける」

「じゃあお前が様々な次元で暗躍を!?」

「ん?ああ……今ヒーロー狩りの真っ最中でな」

「ヒーロー狩り?」

「アルス·クイーザーだな……貴様の首も狩らせて貰う!」

「どうやら敵……と言う事みたいだな……」

アルスとシャルルは『変身』

天界騎士パラディオンとエンジェルパラディオンが登場。

「悪いが今はお嬢ちゃんには用はねぇ」

アクアグレイはアロサウルス怪人に変身しエンジェルパラディオンを攻撃。

「きゃっ!?」

「シャルル!?貴様ー!!」

パラディオンがアロサウルス怪人に斬り掛かる。

「おっと……そうむきになんなよ……俺の本命はお前なんだからさ……」

「何をふざけた事を!!」

天界騎士レグザムとバルサムも駆け付ける。

「はっー!!」

「おっと……他の天界騎士も来たか……」

「貴様……何者だ!」

レグザムがエンジェルパラディオンの拘束を外す。

「大丈夫ですか?シャルル様……」

「ええ、ありがとう」

「やれやれ……他の雑魚共に用はねぇ……どいてろ!!」

戦艦から大量の戦闘員が現れ、エンジェルパラディオン、レグザム、バルサムに襲い掛かる。


一瞬にして神殿は戦場と化してしまった。

「くっ……どうやらお前を倒さないとこの場は収まりそうにないな……」

パラディオンは『アメイジングフォーム』にチェンジ……が……。

「させるか!!」

「ぐっ……」

アロサウルス怪人は闇の力でパラディオンのフォームチェンジを妨害し拘束した。

「な……何っ!?」

「お前にその力を使われたら厄介だからな……しっかり対策させて貰ったぜ」

「くっ……離せ……」

「お兄様!!」

「パラディオン……一緒に来て貰うぜ……」

「アルス!!」

アルカエルがアルスを助けようと動き出す。

「邪魔だ!!」

アロサウルスはアルカエルに攻撃。

「ぐわぁぁぁっ!?」

「あなた!?」

「お父様!!」

「父上ー!!ぐっ……離せ!!離せ!!」

アロサウルス怪人はパラディオンを捕らえ戦艦に戻る。

「クソッ……狙いは最初からパラディオンか!!」

「逃がすか!!」

レグザムが必殺技『ダークレクイエム』を戦艦に向かって放つ。

しかし、戦艦には通用せずまた次元の穴へと消えた。


「クソッ……逃がしたか……」


アクアグレイがアルスを連行しある部屋に行く。

アルスは既に拘束され身動きが取れなくされていた。

「しばらくこの部屋で大人しくしてろ!」

アクアグレイがアルスを蹴り飛ばし無理矢理部屋に入れる。

「ぐあっ……くっ……待て!」

しかし、部屋のロックをしアクアグレイは去っていく。

「クソッ……」

「うっ……誰だ……?」

「!……誰か居るのか?」

アルスが暗い部屋の中を目を凝らして見てみると……。

段々と暗闇に目が慣れ見える様になって来た。

そこに居たのは先に捕まり拘束されていた夜月大我だった……。


「君は……?」


続く……。

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