第22話 反乱鎮圧、新たな戦

清の起こした反乱によって大きな犠牲が出てしまった。衛西は弟の清に対しても容赦なく、独房の無期限謹慎を命じ、厳重な見張りも配置した。真は家と金、土地を貰い、フィグはエゴ族と罫国の同盟を結ぶことを決定した。そして反乱から1ヶ月後、再び呉国が罫国へと出陣した。呉国軍の大将は前大戦の大皇で進行場所は罫国と呉国の国境にある罫国の午城であった。午城は難攻不落で元々は呉国が支配していた城だったが21年前に罫国大将軍の南雪が10万の兵を率いて2日で陥落させた。午城陥落で時の呉国王は服従を誓い、数年間は罫国に協力していた。そして現呉国の万瀬王は大皇に最後の挽回の機会を与える次いでに午城を奪還させる作戦を立てさせた。大皇は大将を承り、各地の城から出兵させ、8万の呉国軍を率いた。対して罫国軍は特に動きを見せずにいた。そして呉国軍が烈火の如く城攻めを行うと直ぐに午城は援軍を求める狼煙をあげた。この狼煙は雨が降って消えたが既に前線の罫国軍に伝わっており、直ぐに罫国将軍の陥単が15万の大軍で午城へ出陣した。

王蒙(罫国大将軍)「私が軍を率いれるのはいつでしょうか…あの午城とは南雪さんの時を思い出させますね~私も一応参戦してたのですが…」

そう言いながら15万の罫国軍を僅かな配下達と見守りながら見ていた。そして一度引き返し、何処かへ消えていった。

陥単(罫国将軍 罫国軍大将)「はっはっは!この俺が遂に10万を越える軍を率いるようになったか!さぁてと呉を追い返して午城の人気を得て沢山の美女を抱いてやるわ!」

そう言いながら罫国軍は午城へ到着し、午城を攻めている呉国軍へ攻撃を開始した。だが大皇が自ら大矛を振るい、罫国軍の前線を荒らした。そして罫国軍は各地で指揮官を討ち取られ、混乱した隙に陥単や参謀達のいる本陣に別動隊が攻め、陥単や参謀達を討ち取った。生き残った8万強の罫国軍は追撃されながらも散らばりながら敗走した。午城ではその様子が知らされ、午城の民達は大きく落胆した。午城守備隊も大幅に士気が下がり、遂に東壁では拠点を作られてしまった。そしてそれが波を呼び、一気に各地で負けてしまい、午城は正門が開けられたことで陥落した。大皇は難攻不落の午城を攻城開始から4日で攻め落とした。呉国では大きく祝杯をして喜んだ。午城では僅かではあるが虐殺が行われてしまったが大皇はそれを禁止とし、直ぐに城主を送るよう使者を送った。

王蒙「大王から私の配下と兵、敗走兵を率いて奪還してこいとのことですか…では久しぶりすぎですが熱い戦いになりそうですね~」



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る