第5話

私は一人、この数日のことを考えた

あの掲示板のことを、知らない人間が、私達よりも早く起きていたらしく

牧場跡なのだろうか、この高原の端には、山沿いや、下に降りる場所には、柵があり

そこから、外に行こうとするものは、爆発すると言う事が、分かった

初めのどんちゃん騒ぎの肩のたたき合いに、飽きた物が、昨日の爆発は何だろうと、私と言う

ハブられものと一緒に、あの場所に、向かった時の話だ

もちろん、私は、距離を置かれ

一人、離れて行動していたが

その間中

まるで、ばい菌でも見るような目で、私は、ねめつけられながら

歩くことになる

確か、目の前の男は、十 トウと、言った気がする 能力は、触ったものの数を、二倍にするとかだったきがした

周りの人間は、とにかく、大変な、数であり

ココノという女は、バンガローの一番いい場所で、数を、従え

ノートに、触った人間の名前と、回数を、記させていた

掲示板は、大変な数であり

私には、到底、仲間内になれない数字が、踊っていた

そう言う意味において、この目の前のやせぎすチェッカーの眼鏡は、趣味により、この爆発を見ようと言うのだから、物好きである

「なあ、あんたは、この数字、何だと思う」

不意に、声をかけられたが、私には、分からない

「さあ、金なんじゃないか」

しかし、相手は、それを馬鹿にしたように

「誰もそんなことは言っていない

ただ、数が、増えたりしているだけのそれだけのゲームを、誰かが見て、嘲り笑っているように思える」

私は、なんとなく、そう言う事もあるのではないかとも思う

「でも、そんな無意味な行為に、あなたは、十億も、増やしているじゃないですか」

私が、手を書けようとすると、猫が水にでも恐れたように、おののく

「やっやめたまえ、何がどうかもわからないんだ、あとで、もっと何て言うのは、いやだからな」

私は、何を言っているんだという気持ちになりながら

灰色の道が、ところどころ、赤くなっていることに気が付く

何とも嫌な臭い

「下がって居ろ」

前のトウは、そう言うと、柵に近づく

木の柵には、看板があり、乗り越えた物は、爆発すると言うような、絵が

書かれていた

「…帰ろう、食料も、一月以上はありそうだ、肩を叩きあうのも、健康に良さそうだしな」

不健康そうな顔の男が、そう言いながら、去って行く

金に、目のくらんだ人間たちが、何を、健康と言っているのであろうか

私は、一人、バンガローの中で、隔離されたように、小分けされた一番小さな場所に帰る

中では

4しいさんが、壁によっかかり、うなだれるように、漫画を読んでいる

私が手を上げると、片手をあげた

彼女は、叩いたもの叩かれたものを、マイナスに、してしまうらしい

「どうでしたか」

彼女は漫画を読みながらも、器用に私に聞いてくる

「ああ、爆発していた」

彼女が漫画から顔をのぞかせた

その上半分の視線に、私は、逃亡が阻止されていることを言う

「それ、外部的爆発何ですか」

私は首をかしげたどういう事であろうか

「いえいえ、だから、もし、地雷のように、柵を乗り越えた場所が、爆発していたとか

その、体内から、爆発していたとか」

私はそこまで聞いて、意味を、納得した

あまり見たくないので、見ていないのだ

異臭もひどく

「何しに行っていたんですか

まあ、どちらにしても、桑原桑原いかない方が、よさそうです」

私は、漫画を読みだす人間を、無視して、喉元を触ってみたが、なにも異物感は、得られなかった

このバンガローに集められたものは、最低限の食糧と、他者との接触の禁止を言い渡され

ただ、孤独な生活を、謳歌していた

彼女と私は、追いつめられるように、ここに、監禁されたが、めんどくさくなったのか、今はある意味自由であった

彼女にタッチすることで、私たちは、それぞれ、マイナスでもプラスでもない零のままであり

彼女に、何かここに集められるような、理由はあるかと聞いたが

私と全く同じで、なにも、思い浮かばないのであった


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