1日目
創作とは一体何なのだろうか。
そしてなぜ私は創作をしているのだろう。
私が小説を書き始めたのは現実逃避のためだった。
元々妄想が好きだった私は、頭の中に学校の友人や先生を登場させて物語をつくるのが好きだった。
そう、学生のよくやる「もし犯罪者がここにやってきたら...」と考えるのと同じことだ。
ただ、私が他人と違ったのは"それだけでは満足しなかった"ということだ。
私の妄想はしばしばその範疇を超えていた。
頭の中でおさめるには気持ち悪いと感じてしまうのだ。
中学生になってようやくスマホを手に入れた。
早速使ったのはメモアプリだ。
誰にも見られない良いメモ帳が手に入ったと思った。
とにかく私は頭の中に思い浮かぶ妄想を全て書出してみた。それは理想、憧れ、性癖...と私の全てが備わったものだった。
今読み返せば恥ずかしくて目を逸らしてしまうような内容。
でもそれで良かったのだ。
言葉にならないアイデア、その濁った状況が画面上で視覚化されることでアウトプットされモヤモヤがなくなった。これがたまらなく気持ちよかった。
そして私はこれが癖になった。
いつの間にか妄想は全て文字へと変換されていたのだ。
ただこの頃はまだ小説、というものには興味がなかった。単純に創作というものに快感を覚えていただけだ。
中学2年生で私は人生を変えるきっかけをくれた人と出会った。
そこからは妄想を文字に、そして文字を小説になっていった。
投稿もはじめて今、私はふと思ったのだ。
私が創作に求めるものはなんだろうか。
私が小説を書く理由とは?
何を目指すべきなのだろう。
私が創作をするのは生きていくためだ。私自身のため。
私が私らしく生きていくために私は表現をする。それは文字以外でも。音楽やイラストだってそうだ。私らしくいるための手段。
私を理解してもらう方法。
2つ目。小説を書く理由は?
これは私の考えをより多くの人に知ってもらいたいという気持ちがあるからだ。
妄想がそのまま終わってしまえばわたしはただの変人である。だがそれを文字にすれば私は小説家となる。世の中とはよく分からないものだ。
これといって将来なりたいものもないし、小説家を目指している訳でもないけれど、私が小説で見ず知らずの誰かの感情にすこしでも影響を与えられたならば、それはすごい事だと思うのだ。そんな気持ちでいつも小説を書いている。
では何を目指しているのか。
別に特段なにも目指してなどいない。
読者に媚びたりしたくない。
自由気ままに私の世界を綴りたい。
そしてそれを評価して欲しい。
私にとって小説とは何かを揺るがすものであってほしいのだ。
それが私の思惑通りでなくてもいいのだ。とにかく読者の想像力をかきたてるような、そんな物語が書きたい。
そのために私はもっとこの世界の言葉を知って表現したい。これがわたしの目標だ。
ーーーなんて熱く語ってしまったが、これも私の独り言なのである。はぁ、スッキリした。
ではもう深夜なので。(2024/08/23 03:10)おやすみなさい。
蚕 月白 雪加_TsukisiroSekka @tsukisiro0217
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。蚕の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ひとりごとの声が大きいタイプ/谷口みのり
★24 エッセイ・ノンフィクション 連載中 209話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます