第7話 【耳舐め】冷えた身体を素肌どうしであっためながら「すき……♡」


 SE:ドアを開ける音

 SE:風が吹き込む音

 SE:ドアを閉める音


「おかえりなさい」

「わ、雪まみれ」

「おいで♡ はやく暖炉であったまろ?」


 SE:足音

 SE:床板がきしむ音

 SE:暖炉で薪が燃える音


 (ヒロイン、主人公の右隣に座る) 

 (ヒロイン声、右から、至近距離)

「キミが来てから、もう半年かぁ……」

「なんだか、ほんとに一瞬だったなあ……」

「覚えてる? キミ、わたしが初めて耳と尻尾見せたとき……」

「飛びついて「触らせてください!」って」

「……ふふ。そうだね」

「あのころはまだ、尻尾触っちゃダメってしらなかったもんね」

「でも……」


 (ヒロイン声、右から、密着、ささやき)

「いまは、毎日触らせちゃってるけど……♡ ふふ♡」


 (ヒロイン声、右から、至近距離)

「身体、ずいぶん冷えちゃったんだね」

「ありがとね、わたしの代わりに外のお仕事やってくれて」

「ふふ、ほんとキミは優しいね……」

「それじゃ、わたしがキミのこと、あっためてあげる♡」


 SE:布ずれの音


「ん〜? ふふ? 「どうして服脱いでるの?」って?」

「だって、キミ、好きでしょ……?」


 (ヒロイン、半裸で主人公を包みこむように毛布を被る)

 SE:布ずれの音


 (ヒロイン声、後ろから、密着)

「こうやって〜……」

「毛布の中でくっつき合うの」

「素肌同士のほうが、あったかいでしょ?」

「だからほら、キミも脱いで……?」


 SE:布ずれの音

 (心配している感じで)

「ほら、やっぱり冷えてる……」

「ほっぺたも、こんなに冷たくなって……」

「キミ、体ちっちゃいから、冷えやすいの」

「だから、冬は特に気をつけてね……? お願い、だよ?」

「うん。やくそく、だからね?」

「体、さすってあげる……♡」


 SE:素肌を撫でる音


 (ヒロイン声、右から、密着、ささやき)

「まずは腕から……さわさわ……♡ さわさわ……♡」

「……ここに来た頃より、筋肉ついてきたね……? ふふ、かっこいいよ♡」


 (ヒロイン声、左から、密着、ささやき)

「ひじの先から〜お手々の方まで〜……すりすり……♡ すーりすり……♡」

「ふふ♡ 指の先も……♡ にぎにぎ……♡ ぎゅっ、ぎゅっ……♡」

「こうやって、指と指をからめてると、なんだか安心する……」

「キミも? ふふ♡ うれし……♡」


「もうちょっとこうしてたいけど……」

「次は、背中、さすってあげるね……♡」

「肌着着てるとさすりにくいから……、ね?」


 SE:布ずれの音


「それじゃあ背中を……え?」 

「「いつもの」……言って欲しい?」

「ふふ……♡ いいよ?」

「いっぱい、「すき」って、言いながら体すりすりしてあげる♡」


 SE:素肌を撫でる音

 (ヒロイン声、左から、密着、ささやき)

「すきだよ……♡ うん♡ すき……♡」


「なんだか、背中も、前に比べて広くなってきたみたい……」

「すこしずつ、でも確実に、大きくなってるんだね……♡」

「ふふ……♡ 頼もしいなぁ……♡ こういうところも、すきだよ♡」

「それじゃ、背中もすりすりして温めてあげるね……♡」

「すりすり……♡ すりすり……♡ すりすり……♡」


 (ヒロイン声、右から、密着、ささやき)

「はぁ♡ すき、すき……♡ だいすき……♡ はぁ♡」


「ちょっと、腕上げられる? うん、ありがと」

「ふふ♡ ちょっとくすぐったいかもしれないけど……」

「がまんしてね?」

「腋の下から〜……」

「体の前の方も……」

「さわさわ……♡ ふふ、くすぐったいね〜? さわさわ……♡」

「きもちぃーぃ? さわさわ……♡ さわさわ〜……♡ すり、すり……♡」


 (ヒロイン声、左から、密着、ささやき)

「ふふ♡ だぁ〜いすき♡ きもちいいね〜♡ うん、わたしもすき、すき……♡」


「……わ、お腹もすごくひんやりしてる……」

「よし、それじゃあ……ぴとっ」


 (ヒロイン、主人公の体に手の平を押し当てる)

 

「わたしの手、あったかいでしょ? ふふ♡ でしょ?」

「ぴと、って手、当てて、あっためてあげる……♡」

「じゃあ、まずは……お腹から……」

「ぴと……♡ ふふ♡ じんわり、あったかくなってくるでしょ?」

「もうすこし、上の方も……♡」

「ぴと、ぴと……♡ ね〜? あったかいね〜♡」

「落ち着いてきた……? うん、よかった……♡」


 (ヒロイン声、右から、密着、ささやき)

「ふふ……す〜きっ♡ すき、すき……♡」


 (ヒロイン声、右から、密着)

「胸のあたりも、しっかりあったまろうね……♡」

「ぺた……♡ ぺた……♡」

「ふふ……♡ キミ、ドキドキしてる……♡」

「胸さわられて、ドキドキしちゃった?」

「……うん、わたしも、ちょっとドキドキしてる……♡」


 (ヒロイン声、左から、密着、ささやき)

「はぁ……♡ ふぅ……♡ ふふ……♡ すきだよ♡」


 (ヒロイン声、左から、密着)

「足も、冷たいよね……? こっちも……♡」

「もっとくっ付こ? ぎゅってしやすいように……♡」


 (ヒロイン声、左から、密着、ささやき)

「これすき? わたしも……♡ すき♡ すき♡ すきぃ……♡」

「足、あったかい? うん、よかった……♡」

「え? むしろ暑いくらい? ふふ、わたしも……♡」

「なんだか……、すこし汗かいてきちゃったね……♡」


 (ヒロイン声、正面から、密着、ささやき)

「毛布、取っちゃおっか……♡」


 SE:布ずれの音


 (ヒロイン声、正面から、至近距離)

「ふふ……体、見えちゃうね……♡ うん、どきどき、する……♡」


 (ヒロイン声、右から、密着)

「このまま、くっ付いちゃお?」

「おいで……♡」


 (寝そべって、主人公を抱きしめるヒロイン)

 (ヒロイン声、右から、密着、ささやき)

「ふふ♡ ぎゅ〜っ♡」

「これすき♡ こうやってキミを抱きしめてると……」

「とっても安心するんだ……」


 SE:素肌を撫でる音

「すりすり……♡ 背中、撫でてあげる……♡」

「すき……♡ すきだよ……♡」

「あのね……? わたしも、ひとつお願い、いいかな……?」

「……その、耳と……しっぽ……」

「いつもみたいに、なでなで、さわさわ……してほしい、な……♡」



 SE:ヒロインのケモ耳を撫でる音

 (ヒロイン声、正面、密着)

「ふわっ……! ふわぁ……♡ きもちぃ……」

「んっ、それ……耳の付け根、かりかりってされるの……すきぃ……♡」


 (ヒロイン声、右から、密着、ささやき)

「ふぅ♡ ふぅ〜……んっ♡ すき、すきぃ……♡」


(ヒロイン声、右から、密着、ささやき)

「ね、ね……? 耳ばっかりじゃなくて、こっちもぉ……♡」

「はやく、はやくぅ……♡」


 SE:ヒロインのケモ尻尾をなでる音

 (ヒロイン声、右から、密着)

「ひゃぅ……♡ 尻尾きもちぃ♡ うぅ……♡ んん、やめないで……♡」

「すき、すきすきすき……♡ すきぃ……♡」

「キミのなで方、すっかりクセになっちゃったよぉ〜……♡」

「はぁ♡ はぁ♡ はぁ♡」


 (ヒロイン声、右から、密着、ささやき)

「それじゃ、お返し♡ 耳、毛づくろいしてあげる……♡」

「あ〜っむ♡ はむ、はむ……♡」

「……ちゅ♡ ふふ、耳たぶ気持ちい? ぺろっ♡」

「ぺろぺろ……ふふ、すきだよ♡ れろっ♡」


 (耳に息吹きかけ)

「ふ〜〜〜♡」


 (ヒロイン声、右から、密着、ささやき)

「ふふ♡ ビクってしたよ? そんなに気持ち良かった……?」

「こんどは反対側も……」


 (主人公、寝返りを打って反対側を向く)

 SE:布ずれの音


 (ヒロイン声、左から、密着、ささやき)

「こっちのお耳も、たっくさん可愛がってあげるからね……♡」

「ぺろっ♡ あむ……♡ ふふ、かわぃ♡」

「ぺろ、ぺろ……♡ はぁ♡ はぁ♡ れろっ♡」

「んっ……すき……♡ すきだよ……♡ だいすき……♡」

「ちゅっ♡ ねえ、こっち向いて……?」


 (ヒロイン、主人公にキスをする)

「……ちゅ♡」


 (ヒロイン声、正面から、密着、ささやき)

「あ、は……♡ 間違えて唇なめちゃった……♡」


 (照れた感じで)

「あ、う……うん。そだね、これは、キス……だね……」

「……もっと、する?」


 (ヒロイン声、正面から、密着)

「それじゃ、改めて……」

「……ちゅ♡」

「えへへ……なんだか、恥ずかしいな……」

「でも、わたし、いますごく幸せ……」

「キミも?」

「うれしい……♡」


 SE:布ずれの音

 (ヒロイン声、左から、密着、ささやき)

「もっといっぱい、気持ち良くなろ……♡」


 SE:暖炉で薪が燃える音






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