新たな脅威  10

扉の汚れを拭く、上から下にコの字で隙間なく拭いていく。幸い、ルーヤさんも手伝ってくれてるしすぐ終わるだろう。


ルーヤ「相変わらず空気を読まないのは変わっていないようだね、お姉ちゃん…」

マーヤ「い、言い方がキツイあんたもそのままね…」


水を雑巾に浸し、程よい水気まで絞る。小学校の時、絞らないでやって床をビシャビシャにしたな〜。


ルーヤ「勝手に出て行って…人として最低じゃない?」

マーヤ「う、うるさいわね。あんな田舎なんか出て行きたいにきまってるじゃない!」


掃除で心を無に…あぁ諸行無常。


ルーヤ、マーヤ「「ちょっとリュウトさん!」」

ルーヤ「どう思いますか!」

マーヤ「言い方酷くないですか!」


俺「…ハイ…」

二人に板挟みになる 


おっかぁが女の子の喧嘩には関わるなと言っていた、一度選択肢を間違えば、掃討射撃を受けると。


俺「もうすぐ終わりますし、場所変えません?」


ルーヤ「お姉ちゃんが」

マーヤ「ルーヤが」


ルーヤ、マーヤ「知らない場所でお願いします!」怒


俺「ハイ…」

…諸行無常の響きあり

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