番外編 大規模クラウン"ノア"入団試験 十二

ユウコ「…で、こうなったと」


俺「はい…」




恐らく詐欺グループの四人に、駆け出しっぽい女の子二人、それに俺達の計8人だ。パーティ定員が4名なので"2つ"のパーティで行くと言う事だろう。多分俺達と一緒のパーティだと、死んだ時や行方不明になった際に色々と面倒になるからだ。どんな決まりでも抜けはある…悪人だけにはなりたくないな。




詐欺?A「それじゃあ行こうか!」


ダンジョン入口に入る、何気にこのダンジョンに入るのは初めてだ。しかし凄いな!ダンジョンの中にも町がある!名前は…覚えてないが凄い規模だ。あっ!ノアの紋章を持っている人もいるぞ!


詐欺?B「実は…俺達穴場スポットを知ってるんだが…そこに行かないかい?」


詐欺?C「そこに行きゃあ素材ガッポガッポよ!」


売り文句に誘い文句、監察すればするほどめちゃめちゃ怪しいな。



ユウコ「…リュウトのその格好久しぶりやんね」


確かに久しぶりに俺の相棒を背負ったな、少し膨らんでいるがその理由は後に分かる。そのために…


俺「ユウコ」


ユウコ「?」


俺「こっち」


ユウコ「どうしたん?(小声)」


俺「ゴニョゴニョ」


ユウコ「…了解」


ニヤリと笑うユウコと俺。少々奴らには痛い目を見てもらう。




詐欺?C「着いたぞ!」


細い道を通り抜け、着いたのは洞窟。途中明らかに人の手が加えられた形跡があった、それに引っ掻き傷の様なものもあったし…恐らく"あれ"をしてるな。


詐欺Aが先導し女の子二人→俺達→詐欺B、Cの順で入る。中は薄暗く、右に崖があり正面に道が続いてる。


詐欺?A「少し歩いたからな、一回休憩しよう。」


詐欺?D「ほらほら!荷物置いた!」


仕方ない、ここはあいつらに従うか。全員が荷物荷物を置いた瞬間だ。隣にいた奴が腹に蹴りを入れてきた。そのままゴロゴロと転がる俺、崖に落ちそうになったが辛うじて崖に手を掛ける。




女の子A「いや!」


女の子B「な、ちょ」


馬乗りになられる女の子二人


もう片方の手も掛けようとすると詐欺Dに蹴られた。


犯罪者D「あ〜あ、アイツはお前の女か?残念だな〜、アイツは俺達の奴隷になってもらうぜ。聞こえてるか?ド・レ・イ。ヒヒッヒアーハッハッ!愉快愉快!他人の屈辱にまみれる顔は最高だ!」


気色悪ぃ、コイツ勃起してやがる。


女の子Bが顔を殴られる


女の子B「嫌、嫌ぁ゙」

女の子A「リューナ!」


取り敢えずこれで、証拠は大丈夫だな


ユウコ「リュウト!」


犯罪者Bが俺の荷物に当たり中身がこぼれる。


犯罪者B「何だ?これ」




審判の時だ




俺「了解」



冒険者裏話

報酬はクエストの難易度の比例しており、S〜Eに分けられます。また難易度のS~Aも冒険者ランクに比例しております。


S→伝説

A→一流

B→ベテラン

C→一人前

D→見習い

E→仮免

大体こんなイメージです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る