ロードタウン 六

ゴードン「新たな強化個体たぁ、大事じゃなぁ」


マリー「確かに地形図作成の際に違和感はありました。普段出ない魔物が出てきていましたし。」


レネ「なるなる」


確かに俺も違和感は感じでいた、恐らくそれは魔物間の勢力図の変化のせいだろう。


そして、俺達が作成した地形図は"人間"のテリトリーだ、つまり俺達は2階層を平定した訳ではない。




そもそも3階層自体、三大クラウンの連合班で一度到達しているだけだ。




レイン「今回は東西南北で4つ班に分けて作成する、我が班が担当するのは…西だ。」


ゴードン「ほぅ」


レイン「期間は3週間を想定してる。リュウト、物資の管理は任せる」


俺「分かった」




レイン「明日の日没に町を出る、各自準備を怠るな。それと詳細を買いた紙を配るからそれに目を通しておくように。それでは解散」


各自準備に取り掛かる、3週間か。


まぁまぁな量がいるな…




出すか…?あれを…!


俺「レイン」


レイン「?」


俺「少し付き合ってくれ」


レイン「なんだい?荷物でも持たされるのかな?」




〜食物市場〜


俺「水はこれ位で…」


レイン「リュウト?」


俺「保存食もいるか…」


レイン「リュウトさん?」


俺「…なんでしょうか?」


レイン「多くないかな?」


俺とレインは両肩に荷物がパンパンだ、4人で3週間。


この量にもなる訳だ。


俺「いつもこんなもんさ」


レイン「いやでもリュウトは荷物持ちだからそうゆうスキルでもあるんじゃないか?」


俺「いや〜、レインには班長として荷物管理の大変さを分かってホシクテナー!」


レイン「そうなのか…」




この子この世界で、どうやって生きて来たんだ…?


なんか心が痛くなったぞ

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