ロードタウン 五

〜住宅街〜


ひゃー、ここら辺の家は大きいな〜。


様々な家が立ち並ぶ住宅街、その中でも成功者しか家を持つ事が出来ない一等地だ。


何を定義に一等地とするか…それは三大クラウン支部が建っているからだ。




クラウンの周辺は安全が保証されていると思ってもいい、それに商業系のクラウンも多く立ち並ぶ、自然と人が寄って来るんだ。




そんな一等地に宅を持つレネさん、レネさん自体三大クラウン所属の一流だが、それ以外にも理由はある。




俺「レネさ〜ん」


ドアに取り付けられてる鈴を振る、バタバタと誰か出てきた。


?「すいません、お待たせしてます…レネ〜お仲間の人が迎えに来てくれましたよ〜!」


そうなんだよ、あの人夫がいるんだよ!


しかもこの人自体、四大商業系クラウン所属の凄い人だ。




身長はあまり高くないが低いという訳でもない。


顔は童顔…ちょっとショタっぽい。


リアム「レネさん口にソースが付いてますよ!あぁ、まだ寝癖でボサボサじゃないですかぁ!」


そう言いながら中に入る、こうゆうドタバタは毎朝だ、リアムさんも大変だな。




ドタバタと出てきた 


リアム「すいません、皆さんお待たせしました」


レネ「めんご」


リアム「じゃあ、レネ。いってらっしゃい」


レネ「……」


レネさんがリアムさんに近づく


レネ「ん」


リアム「…え?」


レネ「ん!」




全員で顔を背ける、レインは訳が分からず直視していたから顔を手で捻った。


何かと何が重なる音が微かに聞こえた。




レネ「いってくる」


リアム「はい…いってらっしゃい…」


赤面するリアムさん、うん…結婚っていいな!




レイン「???」


まだ分かってない人がいるな…




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


〜クラウン談義室〜


レイン「よし、じゃあ今回僕達が受けた依頼を言うよ」


レネさんも合流した事だし、談義室へ戻ってきた。




レイン「今回僕達が受けたのは、2階層の生態分布図の再作成だ。」


マリー「2階層に何か異常でもあったんでしょうか?」


レイン「恐らく…新たな強化個体の前兆がある。」


強化個体…あまりの致死率の高さと死者数の多さから冒険者からこう言われている。




three nights




3つの夜と

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