ロードタウン 三
視界が暗くなり、手の熱を感じる。珍しいな、オフはいつも寝ているのに。
俺「珍しいな、こんな時間に起きてるなんて」
俺と同じクラウンで同郷…幼馴染である、少し焼けた肌に、ブラウンの髪と目。
サンサンとした笑顔を常時展開している女の子。
俺「ユウコ」
ユウコ「おぉ!当たりや!」
ユウコも朝から元気だな
俺「こんな時間にユウコが起きてるなんて…今日は槍でも降ってくるかもな…」
ユウコ「そんな訳無かろうもん!」
槍じゃなくて、チョップが降ってきた。
ユウコ「いや〜、昨日早く寝てしまったちゃんね〜」
全く…知人に会うと分かっていたら、髪型ぐらい整えたものなんだか…
ユウコ「一緒に食べてよか?」
俺「あぁ、勿論」
丁度札も上がったし、さっさと取ってこよう。
小走りで取りにいく
俺「ありがとうございます」
おばちゃん「はーい、ゆっくりお食べ〜」
汁物をこぼさないよう、バランスを取りながら席へ戻る。
お茶を注いでユウコは待っててくれた、小さい手間をいとわずやってくれるのは本当にありがたい。
俺「サンキュー」
ユウコ「よかよか、はよ食うばい」
こうやって誰かと食べるのも悪くない、気がしれた仲なら尚更だ
俺、ユウコ「「いただきます」」
暫くの間、ご飯を食べる。
スマホもテレビもない、この世界の娯楽は前の世界に比べて非常に少なかった。
ユウコ「美味かね!」
俺「本当にな」
だから飯という娯楽の比重は重くなり、食という文化は前の世界に劣らないほど発展している。
俺「今日も1日頑張るか」
明日は何を食おうかな?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
…………
俺「ユウコ…」
ビクッとするユウコ、ふっ…相変わらずだな…
俺「野菜を俺のとこに移そうすんな」
いつになったら食える様になるんだよ!
コソコソ話
回復職以外の人で女性は少ないです。理由としては、肉体強化系のスキルに対して男性は親和性が高い傾向にあるからです。
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