ロードタウン二

俺「ギルドビスさんこんにちは」


熱気が襲うこの中でギルビスさんは涼しい顔をしている。馴れとは恐ろしいものだ。


ギルドビス「今日はどういったご要件でしょうか」

白髪になった髪の隙間から、鋭い眼光を向けてくる。


執事っぽい見た目とは裏腹に、胸板は厚い。



俺「靴の新調と改良の依頼を」


ギルドビス「かしこまりました、改良にいたしましての変更点をいかがなさいますか?」


俺「そうですね…踵についている鉄板を何も付いてないのから、凹凸がある型にして、つま先の方の鉄板を1mm厚くしてください。」


ギルドビス「かしこまりました、2日後には出来上がりますのでまたいらして下さい」


俺「はい」


ギルドビス「では、クラウンカードを」




 大規模クラウンでは、手に入れた魔物の素材や、依頼達成報酬などは納めなければいけない。だが、装備代や食事代などや、各前線基地や町の住むところを提供してくれる。大規模クラウン様々だ。




ギルドビス「照合完了いたしました。」


俺「ありがとうございした。」


ギルドビス「またのご来店をお待ちしております」




さて、やるべき事は終わったし、何をしようか。とりあえず、公衆浴場に行って…足りない備蓄を揃えて…後はあたりも暗くなってきたし寝るかぁ〜。明日も早い。体調管理は冒険者の基礎中の基礎だ。




〜次の日〜


朝のまどろみの中で目を覚ます。冒険者をある程度やっていたら、起きようと思った時間位に目を覚めるようになってしまった。

メリットかはたまたデメリットか…とりあえず昨日汲んでおいた水で顔を洗う。


鏡を見ながら少し髪型を整える。鏡でのビジュは最高なのにカメラで見るとえっ!俺こんな顔!?となるあの謎の現象を思い出しながら歯を磨き、準備完了だ。 


 少し歩くがクラウン食堂で朝食を済ますとしよう。家を出ると、もう人の行き来がある。まだ薄暗い時間、夜と朝の過度期の時間だ。

 故に魔物を狩りやすい。まだこのダンジョンに来たばかりの頃はよくやった。懐かしいな〜。


ぐぅぅ〜


腹が減ってきたな、今日は気分もいいし走って行くか。




〜クラウン食堂〜


俺「おはようございま〜す」


?「はい、おはよう」


食堂のおばちゃんは朝早くから凄いな〜。感謝感謝。


おばちゃん「今日は何にするかい?」


俺「そうだな〜、定食のcで!」


おばちゃん「5番の札が上がったら来てね〜」


さて、出来るまで茶でもしばこうかね。差し込み朝日、朝の透きとおった空気は格別だ。早起きはダルいのだが、起きてみると悪い気はしない。眠い事を除いて…


?「だ〜れや」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る