第二話:1560年(永禄3年) 放浪の少年
桶狭間の戦いを見届け、俺は決心した。「この戦国の世で生き残る」と。
しかし俺にはまだ、この時代で生き残る術はない。幸い、スリップ特典か金は多いが。
とは言ってもどこかの町に、まずは行かなくてはならない。
そのため、この頃は難攻不落の城である小田原城の城下に向かおうと思った。
先ほども言ったが、無駄に所持金は多いので旅の間はどうとでもなりそうだった。
また、服装はこの頃の服になっていたので、どこに行ってもあまり目立つことは無さそうであった。
その為、道中でまず岡崎への行き方を教えてもらい、そこから数日かけて、やっとの思いで小田原に到着した。
そこで当分の間拠点とする家を買い、さて仕事をどうしようかと思ったが、たまたま町の茶屋で働かせてもらえろことになったので仕事の方の問題も解決した。
とは言ってもいつ族がきてもかまわぬ様にと剣術を学び、自衛はできるようになった。
いつまでもここにいてはつまらないので、金がある程度貯まったタイミングで小田原を出発し、全国放浪の旅にでることにした。
小田原から仙台まで旅をし、また少し金を貯めたら今度は一乗谷へ、その次は…という様に旅を続け、約1年後には京の都へと辿り着いた。
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