第17幕

糸の切れた操り人形が、首を垂れたまま、私を見て笑っている。

まるで、誰も居ない実験室のようだ。

そこで一人、空想科学実験を繰り返しては、失敗も同じ数だけ繰り返している。

そんなlacklusterな日々を繰り返しては、garden of penitenceで、絶えず頭を垂れている。


どこかで笛吹き男の歌が聞こえてくる。

その歌を聞き取ろうとする前に、声は消えていった。


願わくば、あの月の裏側に行ってみたい。

そんな月面旅行を夢見ては、今夜も現実から逃げるように眠る。



操り人形

空想科学実験

lackluster

garden of penitence

笛吹き男の歌

月面旅行

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る