第9幕

水平線から、太陽が顔を出す。

灯台の上から眺める朝日に混じって、陽気な舵取りの歌が聞こえてくる。

どこに向かうかも分からないまま、君色musicを奏で、その水平線を目指していく。

どうやら、今日は快晴らしい。

晴れのち君が良いと、昔の言葉を思い出し、一人苦笑いを浮かべた。

あの日のSmileを真似してみようと思えども、到底思い出せるはずもなく、作り笑いばかりが思いつく。

I'm stage actressと言いながら、一人だけの舞台に立ち、negative sickという歌を歌っている。



舵取りの歌

君色music

晴れのち君

Smile

I'm stage actress

negative sick

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る