第8幕
願わくば、eternal dreamerになりたいと願う。
忘却の砦 沈黙の詩という城壁に立てこもり、朝日が来るのを恐れている。
夜空を切り裂いて流れるmeteor swarmを眺め、近付いてくる新世界を、何となく待っている。
繰り返す日常を辿りながら、夕闇に浮かぶ小さな公園に立ち寄る。
手を繋ぎながら歩く親子を眺めながら、片隅に置かれたシーソーに乗る。
向こう側に乗る人が居ないシーソーは、傾く事無く止まったままである。
まるで、あの日に忘れてきてしまった夢のようだ。
そんな事を思いながら、軽く地面を蹴る。
思い出を乗せた夢シーソーは、僅かに揺れながら、小さく傾いた。
□
eternal dreamer
忘却の砦 沈黙の詩
meteor swarm
新世界
夢シーソー
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