第7話 【2nd Stage Start】


  【実加 Coin 537】

 コイン537が強調して表示され、強化やアイテムの購入が出来る画面が出てくる。

 タイムリミットは常に減っていく。

 じっくり考えている時間はなく、ノーマルショットパワーLv1→L2の強化にCoin200を使用する。


 【実加 Coin 337】

 【ノーマルショットパワーLv2】


 強化したノーマルショットパワーLv2が表示される。

 ノーマルショットパワーLv3にするには、500コインが必要で、コインが不足している。


 ノーマルショットインターバルLv1を強化するのに200コイン消費。

 次は、これにする。


 【実加Coin 137】

 【ノーマルショットパワーLv1】

 【ノーマルショットインターバルlv2】


  ノーマルショットインターバルもLv3にするには、パワーと同様500コインが必要になる。

 

 【ボム購入 100C】


 ボムの購入には100コイン必要と表示されている。

 ここで、ボムの購入に100コイン使うかどうか。

 

 考えてみたが、カウントダウンが近づき、私はボムの購入を見送り、137コインを残したまま、強化と購入フェイズを終える。


 【強化・購入フェイズは終了しました】


 「そうだ」

 「次の強化に回そうとして、ボムを買わないとしたら」

 「それも誤った選択肢だよ」


 清五郎が、またも助言してくる。

 ちくしょうだわ。

 助言するなら、もっと早くに助言しなさいよ。


 【2nd Stage Start】


 私も清五郎も同時に2面スタートのアナウンスが流れる。


 しかし、清五郎は先のステージのボーナスタイムで稼いでいる。

 強化に足りない端数コインでボムを買うべきかどうかも、清五郎はこのゲームのコツを知っているようだ。

 私は、不利じゃないでしょうか。


 体力は、1面から回復はされてるが、全回復しているわけではない。

 ならば、ダメージを私より多くくらっていた清五郎は、2面開始でも、ライフが少ないはず。

 その、残ライフの差でしか、私が清五郎に勝っている要素はない。

 なんとか、その残ライフを生かし、清五郎に勝つわ。

 そうよ。

 対戦相手がこのゲームの経験者だろうと。

 対戦相手が貴方の行動は過ちだといっても。

 私は勝つのよ。


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