第5話 入浴中だよっ! お母さん!

ちゃっぽん(SE)


トントン(SE)


「お湯加減どうー? ちょうどいい? それならよかった。カゴにパジャマとタオル入れとくからね……ん?」


ガチャ(ドアを開ける音)(SE)


「ちょっと! あまりにも湯船はいるの早すぎない!? きちんと頭と身体を洗ってから湯船はいったの! 後で洗う! だーめ! きちんと洗ってから入らないと浴槽のお湯が汚れちゃうでしょう! あとに入る人の事も考えて入らないと! え? そりゃあそうよお母さんも後で入るからね……あ? そうだ、きちんと身体洗ってるかどうか確認するために一緒に入ろうか?」


ブクブクッ(SE)


「あらっ、お母さんとお風呂入るのはもう恥ずかしいお年頃かしら? よーくわかったならきちんと頭と身体洗ってから湯船に入るようにしなさい」


ザバーッ(SE)


「きゃーーーーーー!」


ガチャン(ドアを閉める音)(SE)


「たたたた、立ち上がるなら先に言ってよね! おおおおお母さんだからはははは恥ずかしくないけど! びびっびっくりしちゃったじゃない!」


「うぅ……え? やっぱり一緒にお風呂に入りたい……ききききっ今日は止めておくわ! あ! まだお掃除が残ってたんだったわ!」


「ふー……本当のお母さんってこんな時は一緒にお風呂に入るのかな……でも……うぅん……水着買っとこうかな……」


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