第37話

クミは、シャワーが 終わった後、裸のまま洗面所の柱に両手を上にして手首と柱はタオルで縛られていた。 まだ小さい体は、柱から逃げようと踠きバタバタしている。

夏姉が、お手製の鞭を 取りに部屋に戻ってきた。

「ゆり、 夕飯の用意お願いね」と私に言うと、指先で鞭をしならせながら、ミクに 近づき「夕飯後は、靴を汚したミクにも、お仕置きだからね。このママの鞭でバチンよっ」と、近くのテーブルの上を叩いて見せた。 そしてそのまま洗面所に 入って行った。

クミの泣き声と、叩く音は台所に聞こえてくる。ミクは、 怖さのあまり押入れに隠れてしまって出てこないし……最悪だぁ… スープを作っていても味が決まらないし…

40分もした頃、2人が 部屋に入ってきた。


いつものことだけど、真っ赤なお尻を出したまま、丸椅子に座り「いただきます」になる。

「 また押入れに隠れてるの?」

「うん、駄目だって言ったけど、言うこと聞かなくて、ごめん」

「クミ!お尻動かさないっ!お行儀悪い!」 即座に赤い尻に鞭が飛ばされる。「痛っ!」 でも、それ以上の声は出さない。 涙を浮かべながらモグモグ食べる。ちゃんとしないと、お仕置きのやり直しをされる事を知っているから。


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